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特集2:高速道路網の整備

特集2:高速道路網の整備/安全・低コスト・早期開通を追求しながら国民生活を支える社会インフラの整備を推進

私たちの取り組み
  • 1. 東九州自動車道の開通によるアクセス改善で救急搬送の短縮化が図られています
  • 2. 工法を工夫することで安全性と施工性を上げコスト縮減と早期開通を目指しています
  • 3. 環境や地域社会に配慮しながら高速道路の建設工事を進めています
  • 4. 日本の新しい大動脈、新名神高速道路の開通で人とモノの流れを変えていきます
新規事業中区間総延長:95km
写真:新名神 武庫川橋(兵庫県神戸市、2016年5月時点)新名神 武庫川橋
(兵庫県神戸市、2016年5月時点)
写真:四国横断道 吉野川大橋(下部工工事)四国横断道 吉野川大橋
(下部工工事)
事業中の四車線化等改築区間総延長:107km
写真:高松道 大坂トンネル(入口)高松道 大坂トンネル(入口)
写真:高松道 大谷川橋 PC上部工高松道 大谷川橋 PC上部工
太陽光パネルの設置箇所2015年までの5カ年:13カ所
写真:IC料金所屋上の太陽光パネル設置風景IC料金所屋上の
太陽光パネル設置風景
写真:大分道 山田SA(エコエリア山田)大分道 山田SA(エコエリア山田)

高速道路ネットワークの整備状況

課題

慢性的な渋滞の緩和や災害発生時の緊急避難経路等として
ネットワークの多重化が急務になっています。

写真:渋滞が頻発している中国自動車道(宝塚西トンネル付近)渋滞が頻発している中国自動車道
(宝塚西トンネル付近)

写真:熊本地震によるのり面崩壊で通行止めになった大分自動車道(由布岳PA付近)熊本地震によるのり面新規ウィンドウを開きます崩壊で
通行止めになった大分自動車道
(由布岳PA付近)

1東九州自動車道の開通によるアクセス改善で救急搬送の短縮化が図られています

2014年3月に開通した東九州自動車道(延岡市~宮崎市)では、宮崎大学医学部附属病院が2014年4月からドクターカーの運用を始め、年間101件の出動実績のうち約20件で東九州自動車道が利用されています。ドクターカーはドクターヘリが出勤できない天候や時間帯でも医師を乗せて救急現場に派遣される車両で、ICで救急車と合流して処置を行いながら病院へ搬送することで、多くの患者さんの救命に貢献しています。

高速道路の広域ネットワークの形成によるアクセス向上は、一般国道を利用した場合と比較した救急搬送時間の短縮によって救急医療活動への貢献も果たしています。

東九州自動車道での救急搬送時間の短縮

図:東九州自動車道での救急搬送時間の短縮

写真:ドクターカードクターカー

2工法を工夫することで安全性と施工性を上げ
コスト縮減と早期開通を目指しています

高速道路の整備にあたり、安全を最優先にコストを抑えた工法により、できるだけ短い工期での建設を心掛けています。

具体的には、道路構造の見直しや新技術・新工法の拡大、資機材の調達を工夫することにより、安全性の向上と工事の省力化に加え、施工時だけでなく維持・管理費の軽減を図ることによってトータルコスト削減を図っています。

新工法の採用例(新名神 武庫川橋)

橋桁新規ウィンドウを開きます
  • コンクリート箱桁橋の側面部に蝶型の薄型パネルを使用( バタフライウェブ新規ウィンドウを開きます構造)
  • 従来工法に比べ10%の軽量化を実現
  • パネルは工場で製作するため、現場での施工作業を軽減
橋脚
  • 橋脚にプレキャスト部材を使用し、現場作業の省力化、工期短縮、品質向上を実現
橋脚(基礎)
  • 基礎部分に、自然への影響と施工後のメンテナンス費用を低減する「竹割り型土留め工法」を採用

図:新工法の採用例(新名神 武庫川橋)

写真:橋桁の側面部に用いる蝶型の薄型パネル(バタフライウェブ)橋桁の側面部に用いる蝶型の
薄型パネル(バタフライウェブ)

写真:施工中の竹割り型土留め工施工中の竹割り型土留め工

3環境や地域社会に配慮しながら高速道路の建設工事を進めています

高速道路の計画路線は、市街化された住宅地から都市近郊の農地、山林と多岐にわたっています。建設工事の実施にあたっては関係機関と協議を重ね、地域の皆さまに丁寧に説明を行うとともに、周辺の環境保全にも十分に配慮して進めています。

2023年度の全線開通に向けて整備を進めている新名神高速道路の八幡JCT~高槻JCT間には、雅楽の楽器である篳篥(ひちりき)新規ウィンドウを開きますに用いられる貴重なヨシが採取され、動植物の生息地でもある淀川河川敷「鵜殿ヨシ原」があります。引き続き外部の専門家による検討委員会を活用し、環境保全と事業の両立を図りながら、建設工事を進めていきます。

2016年4月に、新名神高速道路の工事現場における橋梁が国道176号に落下した事故では、多くの皆さま方にご迷惑・ご不便、ご心配をおかけしましたが、国道176号の復旧工事が完了し、7月9日に通行止めが全面解除となりました。また、工事の安全が確認できたことから8月5日に工事を再開しました。

写真:地図訂正作業の現地調査地図訂正作業の現地調査

写真:鵜殿ヨシ原(川の右側一帯)鵜殿ヨシ原(川の右側一帯)

4日本の新しい大動脈、新名神高速道路の開通で人とモノの流れを変えていきます

名神高速道路は1963年の開通以来、日本の産業と社会を支えてきました。新名神高速道路はこの日本の大動脈を多重化し、新東名高速道路とともに三大都市圏を結び、移動時間の短縮化、重大事故や災害時の代替ルートの確保、車両通行の円滑化などの社会的使命があります。

そうした期待に応えられるよう、引き続き社外意見も取り入れながら事業を推進していきます。

事業中総延長79km(大津JCT~神戸JCT間)
新名神・新東名で最長の箕面トンネル4,997m(上り線)
全線開通予定2023年度(大津JCT~神戸JCT間)

地図

1. 新名神と中国道が接続する神戸JCT(2016年1月)

2. 箕面IC。箕面有料道路にも接続する

3. 箕面トンネル(2016年1月)

4. 新名神と名神が接続する高槻第二JCT

5. 新名神と京奈和道が接続する城陽JCT

6. 新名神大津スマートIC・SAの完成予想図

7. 大津JCTの完成予想図

写真1:新名神と中国道が接続する神戸JCT(2016年1月)

写真2:箕面IC。箕面有料道路にも接続する

写真3:箕面トンネル(2016年1月)

写真4:新名神と名神が接続する高槻第二JCT

写真5:新名神と京奈和道が接続する城陽JCT

写真6:新名神大津スマートIC・SAの完成予想図

写真7:大津JCTの完成予想図

事業評価監視委員会からの主な意見(2014年12月3日実施)
  • 新名神高速道路(近畿自動車道 名古屋神戸線)は国土軸の一部として広域的な高速道路ネットワークを形成し、リダンダンシー新規ウィンドウを開きます機能の強化や多量の物流を担うなど、当該道路の整備の必要性は非常に高い。
  • 中国自動車道や名神高速道路では多くの渋滞が発生している状況にあるが、新名神高速道路の整備により、それらの渋滞が大きく緩和されることが期待される。
  • 関西文化学研都市での研究材料を SPring-8新規ウィンドウを開きますがある播磨科学公園都市に運んで分析するなど、科学技術分野の発展のためにも新名神高速道路の早期整備が必要である。

※自然災害等に備え、あらかじめネットワークを多重化するなどして、一部区間の途絶が全体の機能不全につながらないようにすること

写真:新名神大津事務所 所長 赤松 邦康新名神大津事務所
所長
赤松 邦康

社員コメント NEXCO西日本

地域の皆さまと一体となって事業を推進しています

地域の皆さまおよび関係自治体の方々には、日頃から新名神高速道路事業へのご理解・ご支援をいただきありがとうございます。

当事務所は、大津JCTから滋賀・京都府県境までの12.2kmの建設事業を担当しております。現在、懸案事項であった地図訂正作業および幅杭打設もほぼ完了したことから、本格的に用地取得に着手し、あわせて本工事の事前準備として、工事用道路の整備にも取り掛かっているところです。特に新名神大津スマートIC新規ウィンドウを開きます・SAの利活用については、地域の皆さまや行政機関からの関心が高く、事業に対する期待を感じております。

そこで当事務所では、沿線の特産品やご当地グルメ、観光地やイベントに当事業の進捗状況を紹介した広報誌を発行するとともに、地元のイベントに積極的に参加し、高速道路事業のPR活動を行ってまいりました。これからも、皆さまのご期待に応えられるよう、安全に留意し、行政・地域と一体となって事業を進めてまいります。

※不動産登記や法務局の地図(公図と呼ばれるもの)と実際の土地の形状とを照合する現地調査を行い、地図を訂正する作業