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特集3:地域社会の活性化

特集3:地域社会の活性化/西日本エリアの魅力をさらに高めるために地域との協働を推進しています

私たちの取り組み
  • 1. 地域の観光キャンペーンと協働しながら、おトクな「周遊エリア乗り放題ドライブパス」を実施しています
  • 2. 日本を訪れる外国人観光客向けの情報発信・サービスを強化しています
  • 3. SA・PAのレストランで、地域の食材を活かしたメニューを開発しています
  • 4. 地域の観光資源や特産品をPRするイベントスペースを展開しています
  • 5. 配送時間の短縮、定時性向上により地方の農水産品のシェア拡大に貢献しています
  • 6. 利便性の向上によって企業の立地が進み雇用の拡大や人口の増加につながっています

課題

本格的な人口減少時代を迎え
地域の活力を生み出す施策が
求められています

とりわけ地方都市では、人口の減少による経済活動の停滞が懸念されています。農林水産業、製造業、サービス業、医療などあらゆる分野で、人や物をつなぎ活力を高める施策が求められています。

各地域別人口変移予想(万人)

グラフ:各地域別人口変移予想

出典:国土交通省 国土審議会政策部会長期展望委員会
「『国土の長期展望』中間とりまとめ 概要」

1地域の観光キャンペーンと協働しながら
おトクな「周遊エリア乗り放題ドライブパス」を実施しています

地域の観光イベントにあわせ、指定された周遊エリアの通行料金が定額になる「周遊エリア乗り放題ドライブパス」を実施しています。

2015年度は5件のドライブパスを企画・実施し、中でも大分・宮崎両県と連携し実施した「大分・宮崎ドライブパス2015」は、当社としては初めて1万件を超えるご利用をいただきました。

さらに2016年度は、地域との連携による企画に加え、熊本地震による影響を受けている九州の観光を支援するために「九州観光周遊ドライブパス」を発売しました。販売開始2カ月で申込件数10万件を突破し、これまでの実績を大幅に更新するなど、大変ご好評をいただいています。

2015年度の周遊エリア乗り放題ドライブパス

  利用件数
大分・宮崎ドライブパス2015 10,600件
ぶらり中国ドライブパス2015 7,600件
四国まるごとドライブパス!2015 5,400件
Kyushu Expressway Pass 2015 5,400件
京都縦貫道全通記念 周遊ドライブパス 4,000件
周遊エリア乗り放題ドライブパスの利用件数2015年度:33,300件
写真:おトクな周遊ドライブパスで、観光需要を喚起おトクな周遊ドライブパスで、観光需要を喚起
お国じまんカードラリー/応募数:6,900件、ごじまんスポット137カ所(いずれも2015年度)
写真:カードを集めると賞品があたるカードラリーカードを集めると賞品が
あたるカードラリー
写真:西日本の名所でもらえる「GO!JIMANカード」西日本の名所でもらえる
「GO!JIMANカード」

写真:東九州広域観光推進協議会 会長 宮崎県商工観光労働部観光経済交流局長 武田 宗仁 様東九州広域観光推進協議会 会長
宮崎県商工観光労働部観光経済交流局長
武田 宗仁

社外コメント

東九州自動車道の開通で大分・宮崎への
アクセスが向上し、観光客が大幅に増加しました

2015年3月の東九州自動車道の大分市~宮崎市間開通を地域観光の促進につなげようと、大分県と宮崎県とで連携しメディアでの宣伝やPRイベント等を行ってきました。両県合同のPRキャラバン隊を結成し、北九州や中国・四国からの観光客をメインターゲットにテレビ、ラジオ、雑誌、インターネットなど31の媒体で両県の魅力を紹介しました。

PRにあたっては、NEXCO西日本から同年7月に発売された「大分・宮崎ドライブパス2015」が大きな助けになりました。周辺県の発着エリアからの1往復分と両県の高速道路の乗り放題が定額料金となり、お得に高速道路をご利用いただけます。ご利用になったお客さまからは乗り放題や価格設定が好評で、期間中、両県の国内客の宿泊者数はすべての月で対前年比増を記録し、高速道路開通の効果をよりいっそう実感しました。

2日本を訪れる外国人観光客向けの情報発信・サービスを強化しています

SA・PAで配布する「高速道路ガイドマップ」の外国語版や、外国語版ウェブサイトを作成するなど(いずれも英語・中国語・韓国語の3カ国語で作成)、訪日外国人向けの情報発信を強化しています。また、外部委託の通訳センターを介することで、電話でのお客さまセンターへの問い合わせについても応対できる体制を整備しています。

また、関西国際空港に近い阪和自動車道 岸和田SA(上り線・下り線)などを免税店化したり、訪日外国人のニーズが大きいFree Wi-Fi新規ウィンドウを開きますを149のSA・PAに導入するなどサービスの強化にも努めています。

このほか、九州地区では外国人向けの周遊エリア乗り放題ドライブパス“Kyushu Expressway Pass 2015”を発売し、5千件以上の利用がありました。

外国人向け周遊エリア乗り放題ドライブパスの利用件数2015年度:5,400件
写真:英語、中国語、韓国語でガイドマップを発行英語、中国語、韓国語で
ガイドマップを発行
写真:外国人専用のドライブパスを企画外国人専用の
ドライブパスを企画
写真:関西国際空港に近い阪和道岸和田SA(上り線・下り線)では、免税店コーナーを設置関西国際空港に近い阪和道
岸和田SA(上り線・下り線)
では、免税店コーナーを設置

3SA・PAのレストランで、地域の食材を活かしたメニューを開発しています

写真:コンテストの審査風景コンテストの審査風景

郷土料理や地域の食材を活かしたメニューの開発に力を入れています。2015年度はNEXCO3会社(NEXCO西日本・中日本・東日本)の創立10周年を記念し、3社共同で「SA・PAメニューコンテスト全国大会」を初めて開催しました。NEXCO西日本エリアでは、山陽自動車道 下松SA(上り線)のエントリーメニュー「~やまぐち味百景~」が準グランプリを受賞しました。

今後も、その土地ならではの魅力を持つ新しいメニューの開発に取り組んでいきます。

当社管内からコンテストに参加したメニュー:81品
写真:(左上)準グランプリ 山陽道 下松SA(上り線)「~やまぐち味百景~」 (右上)審査委員特別賞 長崎道 川登SA(上り線)「九州三都大名椀御膳」 (左下)優秀賞 米子道 蒜山高原SA(上り線)「~ひるぜんからの贈り物~ひるぜん白蕎麦御膳」 (右下)優秀賞 舞鶴若狭道 西紀SA(上り線)「農都篠山今昔味わい御膳」

(左上)準グランプリ 山陽道 下松SA(上り線)「~やまぐち味百景~」 (右上)審査委員特別賞 長崎道 川登SA(上り線)「九州三都大名椀御膳」 (左下)優秀賞 米子道 蒜山高原SA(上り線)「~ひるぜんからの贈り物~ひるぜん白蕎麦御膳」 (右下)優秀賞 舞鶴若狭道 西紀SA(上り線)「農都篠山今昔味わい御膳」

写真:イーグル興業(株)下松SA(上り線)料理長 藤江 輝彦 様イーグル興業(株)
下松SA(上り線)
料理長
藤江 輝彦

社外コメント

山口県の雄大な自然と伝統を
食を通して県外のお客さまに伝えていきます

当レストランでは、遠方からのお客さまに食を通じて山口県の魅力を伝えようと、日頃から地元の食材を使った海鮮丼や煮魚、定食などを提供しております。メニューコンテストには、山口の豊富な食材や豊かな食文化を全国のお客さまに知っていただきたいと思い参加しました。大根と豆腐を煮た郷土料理「けんちょう」や、瀬戸内海の小魚ヘイタロウが丸ごと食べられる「平太郎のバジルオイル漬」などを盛り込んだ「~やまぐち味百景~」は、スタッフが家庭で親しんでいる料理をヒントに仕立てたものです。準グランプリを受賞し、多くのお客さまにご来店いただいておりますが、賞の名に恥じないよう、これからもリーズナブルで美味しいメニューを考えていきたいと思っています。

4地域の観光資源や特産品をPRするイベントスペースを展開しています

自治体などが主催する観光PRや特産品の試行販売など、地域のプロモーションの場としてSA・PAの店舗前面などのスペースを提供しています。2015年度は当社管内のSA等で66回のイベントが開催されました。
今後もこうした取り組みを継続することで、地域発展に寄与していきます。

自治体などがイベントを実施したSA・PA:31カ所 66回(のべ893日)
写真:九州道基山PAでのイベントの様子2015年11月九州道基山PAでのイベントの様子
2015年11月
写真:九州道桜島SAでのイベントの様子2015年10月九州道桜島SAでのイベントの様子
2015年10月

5配送時間の短縮、定時性向上により
地方の農水産品のシェア拡大に貢献しています

九州・四国地方では、東九州自動車道や四国地方の高速道路ネットワーク整備により、農水産物の配送時間が短縮されています。これに伴い大阪などの消費地に迅速かつ確実に鮮度の高い魚や野菜を届けることができ、市場のシェア拡大につながっています。

高知県産ナスの取扱量:約4倍(1986年→2012年)/出典:大阪市中央卸売市場年報
写真:高知県産ナスの取扱量
大分県産養殖ブリの取扱量:約2.3倍(2007年→2012年)/出典:大阪府市場取扱品流通状況調査
写真:大分県産養殖ブリの取扱量

社外コメント/地元農水産業者の声

  • 市場の開始前に届かないと価格が下がるため、出荷においては時間短縮と定時性確保が重要だが、東九州自動車道開通により、所要時間が短縮されたほか、一般道の渋滞を回避でき定時制が向上した。
  • 鮮度の高い魚を市場開始前に確実に届けられるようになったことは、商売上のメリットが大きい。
  • 高速道路ネットワークの整備により、配送時間短縮による品質の維持、配送ルートの自由度向上、バイヤー来訪の増加、ドライバーの疲労軽減などさまざまな効果がある。消費地の要求に対応した出荷が可能となり、タイムリーな品ぞろえと出荷量を把握し、適正な価格で販売することができるようになった。

6利便性の向上によって企業の立地が進み
雇用の拡大や人口の増加につながっています

工業団地の集積状況

図:工業団地の集積状況出雲市内には188.9haの工業団地が集積し、
うち138.2ha(73.2%)がICから5km圏内に立地

島根県出雲市では山陰自動車道の開通を機に、斐川ICの近くに「出雲斐川中央工業団地」が造成されています。出雲縁結び空港、山陰自動車道の双方に近い利便性が評価され、斐川IC周辺では年間の工場の新・増設件数が道路工事着工前の約2倍に増加しています。

こうした企業進出による雇用拡大を受け、島根県全体で人口減少が続く中、旧斐川町の人口は増加しています。

島根県における工場の新設・増設件数:約2倍(工事着手前→ 工事着手後)/出典:島根県提供資料
写真:島根県における工場の新設・増設件数