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災害に強い組織・連携ネットワークの構築

高速道路への国民の信頼に応えるため、「想定を超えた広範囲の激甚災害新規ウィンドウを開きますにも対応できる仕組み」を構築します。発災時には速やかに高速道路機能を回復し、被災地域の救急・復旧・復興に貢献します。防災対策をより実効性の高いものへ逐次見直し、不断の努力を続けていきます。

防災体制

道路機能の迅速な回復に努めています

高速道路の早期復旧にあたっては、情報の収集・発信拠点となる「災害対策本部」を災害規模に応じて設置し、本部を中心にグループ会社も含め指揮統制の取れた体制を構築することが重要です。そこで、訓練等によって得られた課題についての対策を講じるなど、災害対応計画を継続的に見直しています。2015年3月には、防災体制発令基準の修正や災害対策基本法改正に伴う車両移動等に対する実施業務を追記するなどの見直しを行いました。

2016年度は、熊本地震により高速道路に甚大な被害が発生し、復旧工事を鋭意進めてきたところですが、地震発生時の対応のあり方について、課題の抽出及び解決に向けた方針策定を行い、災害対応計画への反映も進めております。

南海トラフ巨大地震への対策強化

被害想定に基づき、被害想定箇所への資機材等の備蓄を強化しました

東日本大震災の教訓を踏まえ、津波被害が想定される地区では、事務所や料金所、休憩施設(SA・PA)への非常用自家発電設備の燃料備蓄を7日間分に増やす計画を策定し、2014年度までに112カ所すべてへの備蓄を完了しました。また、一時退避されたお客さまに対する食糧、水、衛生用品などの防災備蓄について、震度5強が想定される休憩施設232カ所に対して、2014年度までに226カ所、2015年度、2016年度に2カ所への配備を完了しました。

2017年度は、残り4カ所への防災備蓄品の配備完了をめざすとともに、大規模地震発生時における状況把握点検の支障となる道路段差を解消するための資機材を全事務所へ整備していきます。

▼休憩施設(SA・PA)に備蓄する資機材の一覧

種別 備蓄する資機材 備蓄する施設数(箇所数) 箇所あたりの備蓄量
最低限の衛生用品・食糧・水 携帯トイレ 234 240~3200枚
トイレ利用キット 234 2~3セット
毛布 234 40~500人分
おむつ 234 70~540枚
生理用品 234 48~384枚
ゴミ袋 234 40~540枚
非常食 151 120~1080食
飲料水 151 240~2136食
ライフライン新規ウィンドウを開きますの寸断を想定 備蓄倉庫 234 1台
発電器 234 1台
投光機 234 1台
コードリール 234 1台
石油ストーブ 234 1台
燃料缶詰 234 ガソリン:4缶
軽油:4缶
建物被害 大型テント 11 1張
救出工具キット 87 1セット

施設の規模(駐車ます数)により備蓄量を決定しているため、エリアにより備蓄量は異なります

▼備蓄する資機材の例

写真:備蓄する資機材の例

地域・他機関との連携

包括協定新規ウィンドウを開きます・災害協力協定・連携協定に基づく連携強化を図っています

地域住民の安全・安心の向上を図るため、地震など大規模災害時の相互協力を定めた災害協力協定新規ウィンドウを開きますを、2012年5月末までに西日本の全24府県と締結しています。

また、大規模災害時の迅速な緊急交通路確保と連携した被災地支援を目的に、陸上自衛隊と連携協定新規ウィンドウを開きますを締結するとともに、具体的な連携内容の調整、合同訓練等に取り組んでいます。加えて、2016年10月に独立行政法人国立病院機構災害医療センター及び同法人大阪医療センターとNEXCO3会社において、災害発生時における被災地医療活動の連携強化を図る目的で協定を締結するなど、災害時に備えた連携強化も進めています。

▼自治体と協定を結んだ一時避難場所

年月 自治体 一時避難場所
2011年8月 徳島県・徳島市 徳島道 徳島IC~鳴門JCT
2012年4月 西都市・新富町 東九州道 西都IC付近
2012年7月 高鍋町 東九州道 高鍋IC~都農IC
2012年7月 須崎市 高知道 須崎東料金所
2012年9月 観音寺市 高松道 豊浜SA
2012年9月 日向市 東九州道 日向IC~都農IC
2012年11月 門川町 東九州道 門川IC
2013年11月 金武町 沖縄道 伊芸SA
2014年2月 徳島市 徳島道 徳島IC
2014年2月 徳島県・徳島市・鳴門市・
松茂町・北島町
徳島道 徳島IC~鳴門JCT
2014年9月 みなべ町 阪和道 みなべIC
2015年3月 鳴門市・松茂町 徳島道 松茂PA

社外コメント

災害発生時の医療活動連携強化に取り組み高速道路事業を支えています。

医療資源の需給バランスが大きく崩れる災害発生時には、人・モノの適切な配置が最も重要です。そのためには、正確な情報を基にした指揮統制と資源を必要な場所に迅速に送り届けることが必要と考えています。

NEXCO西日本とはSA・PA、IC・JCTや高速道路事務所を使用したDMAT参集拠点及びロジスティクス拠点の設営、高速道路通行止め区間内の走行、緊急開口部の情報提供といった災害発生時の医療活動連携強化に取り組んでいます。実際に2016年3月に発生した山陽道八本松TN車両火災では、緊急開口部から救急搬送を行いました。

今後は、その他の連携として、高速道路での医療チーム車両の先導や高速道路上の給油場所での優先給油、復旧見込みの情報提供が必要と考えています。

写真:独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター 若井 聡智様独立行政法人
国立病院機構
大阪医療センター
若井 聡智

防災訓練

関係機関と連携し、実践的な訓練を実施しています

地震など自然災害の発生時や通常起こり得る交通事故等などを想定し、迅速かつ的確な対応ができるよう、グループ全体や関係機関と計画的に防災訓練や災害図上訓練(DIG)新規ウィンドウを開きます等を実施しています。

2016年度は、2015年度に引き続き関係機関と連携した実働訓練を実施しました。11月に実施した本社防災訓練では、本社災害対策本部の機能が喪失したと想定し、中国支社を代替本部として災害情報の収集・情報発信等の訓練を実施しました。

また、津波被害が想定される地域では、自治体や住民の皆さまと連携して、津波一時避難訓練を行っています。2016年度は沖縄自動車道や阪和自動車道の沿線地域で実施しました。

2017年度も引き続き、関係機関と連携した訓練を実施しながら、課題抽出および改善等に取り組み実効性のある体制の構築に取り組んでいきます。

▼2015年度総合防災訓練の参加関係機関

訓練 参加関係機関
災害対策本部訓練 陸上自衛隊、四国地方整備局、日本建設業協会
段差修正実働訓練 陸上自衛隊、警察、NEXCO西日本サービス四国、NEXCO西日本エンジニアリング四国、NEXCO西日本ファシリティーズ
通信連携訓練・緊急車両走行訓練 陸上自衛隊
休憩施設防災備蓄品組立及び救護訓練 NEXCO西日本サービスホールディングス、SA・PAテナント
トンネル内防火消防訓練 消防

▼2015年度津波一時避難訓練の実績

実施日 実施場所及び参加関係機関
2015年4月22日

高知自動車道 須崎市

住民は含まず、警察・NEXCO西日本・グループ会社で実施

2015年5月16日

徳島自動車道 北島町

住民のみの避難訓練

2015年5月24日 東九州自動車道 門川町
2015年5月31日 徳島自動車道 鳴門市
2015年7月15日 徳島自動車道 北島町
2015年9月6日 阪和自動車道 みなべ町
2015年10月25日 東九州自動車道 日向市
2015年11月5日 沖縄自動車道 金武町

総合防災訓練 段差修正訓練

写真:土のうによる段差修正

土のうによる段差修正

写真:修正した段差を走行する車両

修正した段差を走行する車両

総合防災訓練 負傷者救護訓練(岸和田SA)

写真:ドクターヘリによる負傷者搬送訓練

ドクターヘリによる負傷者搬送訓練

写真:訓練に参加したDMATチーム

訓練に参加したDMAT新規ウィンドウを開きますチーム

津波一時避難訓練(和歌山県みなべ町)

写真:津波一時避難訓練(和歌山県みなべ町)

写真:津波一時避難訓練(和歌山県みなべ町)

阪和自動車道 みなべ料金所での避難訓練の様子

津波一時避難訓練(徳島県北島町太郎八須地区)

写真:津波一時避難場所に移動する訓練参加者

津波一時避難場所に移動する訓練参加者

津波一時避難訓練(北島町)

写真:徳島自動車道 高架下に設置された避難タワーへの避難訓練の様子

徳島自動車道
高架下に設置された避難タワーへの避難訓練の様子

津波一時避難訓練(徳島県松茂町)

写真:徳島自動車道 松茂PAに移動する訓練参加者

徳島自動車道
松茂PAに移動する訓練参加者

津波一時避難訓練(徳島県鳴門市)

写真:徳島自動車道 松茂PAでの避難訓練の様子

徳島自動車道
松茂PAでの避難訓練の様子

トンネル内での防災訓練

写真:搬送訓練の様子

搬送訓練の様子

写真:訓練後の講評の様子

訓練後の講評の様子