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お知らせ

第9回 新名神高速道路 鵜殿ヨシ原の環境保全に関する検討会(議事要旨)

1.日時

平成29年5月17日(水曜)15時30分~16時45分

2.場所 

新大阪丸ビル別館 2階 2-3会議室

3.出席者

出席委員:
鎌田委員、小山委員、中瀬委員、西垣委員、布谷委員、服部委員
オブザーバー:
鵜殿のヨシ原保存会 平城副会長、西村副会長
上牧実行組合 伊藤組合長、木村書記
(欠席 宮内庁式部職楽部 東儀首席楽長)
(欠席 国土交通省 近畿地方整備局 淀川河川事務所 桑島所長)
(欠席 高槻市 産業環境部 土井部長)
(欠席 雅楽師、皇學館大学特別招聘教授 東儀秀樹氏)
事業者(事務局): 西日本高速道路株式会社
執行役員 村尾関西支社長
関西支社 桃井環境担当部長
関西支社建設事業部 三好建設第二課長
関西支社新名神大阪東事務所 諸富所長

4.議題

1)開会
2)事業者挨拶
3)出席者の紹介
4)議事ならびに説明事項

1.第8回 検討会議事要旨の確認

2.植物ワーキング(以下、「植物WG」)からの説明

植物WG事務局から、鵜殿ヨシ原の環境に関するモニタリング計画(案)について説明を行った。

鵜殿ヨシ原の環境に関するモニタリング計画(案)について  資料2(10,134KB) PDFファイルを開きます
  • 第7回検討会および第8回検討会で提示した、「鵜殿ヨシ原区間の橋梁計画」と「篳篥用ヨシ採取エリアに配慮した施工計画(案)」および、第8回検討会での各委員のご意見を踏まえ、篳篥用ヨシを主体とした「鵜殿ヨシ原の環境に関するモニタリング(案)」について説明を行った。
    今後のモニタリング体制としては、新たなワーキンググループを設置して、専門的なご意見をいただくことを提案。
  • 今後のスケジュールとして、新たなワーキングループを平成29年12月頃に開催し、以降、毎年6月頃の定期開催を予定していることについて説明。
・各委員からは、以下のご意見および提案があった。
  • モニタリングの目的に関する明確な記載が無いため、これまでの調査内容とのつながりを報告書に記載してから、モニタリングに取り組んでいただきたい。
  • 地下水流動の確認ついては、橋梁工事から離れた場所での地下水位調査を継続していただきたい。
  • モニタリングとは関係しないが、現在つる性植物群落である箇所の施工ヤード等の植生の復旧にあたっては、今回の検討会での成果を活かしたヨシ原の再生を希望する。
  • 異常気象時の出水等の不測の事態が発生した際に、土砂堆積厚さ等の現況調査を早急に実施できる体制も検討していただきたい。
  • 施工段階の配慮事項である導水路通水機能の確保の観点から、工事期間中においても、導水路の揚水ポンプまでの安全な通路確保をお願いしたい。
  • 資料の植物に関する表現について、学術的に適切な表現を使用されたい。
・植物WG事務局からは、以下のとおり回答した。
  • 報告書に、モニタリング内容とこれまでの調査内容とのつながりについて、わかるよう整理し記載してまいりたい。
  • 地下水流動の確認については、橋梁工事から離れた場所での地下水位調査を継続してまいりたい。
  • 施工ヤードと資材ヤードの植生復旧にあたっては、ご意見を踏まえて、関係する河川管理者と協議調整してまいりたい。
  • 突発的な調査対応についても、体制を整えてまいりたい。
  • 揚水ポンプまでの通路については、安全性を十分に確保し対応してまいりたい。
  • 学術的に適切な表現に修正することで対応してまいりたい。  資料2(再考)(10,208KB) PDFファイルを開きます
3.検討会事務局からの説明

検討会事務局から、検討会規約の変更と新たなワーキンググループの規約制定について説明を行った。

検討会の規約変更およびモニタリングワーキンググループの規約制定について  資料3-1(169KB) PDFファイルを開きます 資料3-2(127KB) PDFファイルを開きます
  • 検討会の継続的な実施を可能とするため、構成員の変更を可能とする規約変更について提案。
  • 新たなワーキンググループ「名称:鵜殿ヨシ原の篳篥用ヨシに関するモニタリングワーキンググループ」(以下、「モニタリングWG」という)の設置規約、およびモニタリングWGの構成員について提案。
  • モニタリングの結果については、モニタリングWG構成員の確認を経て、ウェブサイト等で公表することについて提案。
・各委員からは、規約の変更およびモニタリングWGの規約に関して了承いただいた。
4.その他 報告事項(事務局より)
  • 今後の検討会は、モニタリングWGの評価あるいは検証を踏まえて適宜、開催する他、工事の進捗状況を踏まえ開催を予定。
  • 「鵜殿ヨシ原における植物調査に関する報告書」のとりまとめを完了したため、植物WGを閉会する旨を説明。なお、得られた成果については、今回の委員の意見を反映した上で、ウェブサイトや学会発表等を通じて公表する旨を説明。
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