令和8年(2026年)熊本地震に関するNEXCO西日本の取り組みについて
NEXCO西日本では、令和8年(2026年)熊本地震により被災した高速道路について、NEXCO西日本グループが一体となり復旧作業を行い、早期開放に取り組みました。
令和8年熊本地震の概要及び通行止め状況
地震概要
| 検知時刻 (最初に地震を検知した時刻) |
7月28日(火)16時27分 |
|---|---|
| 発生時刻 (地震が発生した時刻) |
7月28日(火)16時27分 |
| マグニチュード | 7.1(暫定値) |
| 発生場所 | 熊本県熊本地方 深さ16km(暫定値) |
| 発震機構 | 北北西-南南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型で、地殻内で発生した地震 |
| 震度 | 最大震度7 熊本県の宇城市・氷川町で震度7を観測したほか、中部地方から九州地方にかけて震度6強~1を観測 |
| 地震活動の状況 (8月25日10時00分時点) |
今回の地震発生後、震度1以上を観測した地震が710回発生 (震度5弱:5回、震度4:23回、震度3:70回、震度2:171回、震度1:441回) |
| 長周期地震動の観測状況 | 熊本県熊本で長周期地震動階級4を観測 |
気象庁「令和8年熊本地震」について(第10報)より
高速道路沿線の計測震度
| 観測地点 | 計測震度 |
|---|---|
| 御船IC | 6.1(震度6強) |
| 松橋IC | 6.1(震度6強) |
| 八代IC | 6.1(震度6強) |
| 益城熊本空港IC | 5.8(震度6弱) |
| 熊本IC | 5.7(震度6弱) |
| 人吉IC | 5.5(震度6弱) |
| 小林IC | 5.1(震度5強) |
※計測震度5.0以上(震度5強以上)で通行止めを実施。
※通行止め解除以降、九州道 益城熊本空港IC~人吉IC、九州中央道 嘉島JCT~小池高山IC及び南九州道 八代JCT~日奈久ICについて、計測震度4.5以上(震度5弱以上)を通行止め基準として設定しました(暫定値)。
通行止め範囲と各地の計測震度
通行止め解除状況
令和8年熊本地震では、川田橋、妙見第一橋、片野川橋に重大な損傷が発生しました。地図上の橋梁名を選択すると、各橋梁の被災状況及び復旧内容をご覧いただけます。
復旧までのタイムライン
発災直後から被災状況の把握と応急復旧を進め、緊急車両の通行を段階的に確保しました。その後、8月14日に九州自動車道、8月18日に南九州自動車道の通行止めを解除しました。
発災から通行止め解除まで
復旧対応の様子
-
被災状況 -
有識者・業界団体との合同現地確認 -
復旧作業(舗装) -
復旧作業(橋梁) -
九州道 応急復旧完了 -
南九州道 応急復旧完了 -
8月14日 九州道通行止め解除の様子
災害対策本部と復旧体制
令和8年熊本地震災害対策本部状況
復旧体制
復旧施工協力会社 19社 (五十音順)
橋梁
- 川田橋(下)
- (株)駒井ハルテック/(株)名村造船所
- 片野川橋(下)
- 川田建設(株)
- 妙見第一橋(上)
- (株)IHIインフラシステム/エム・エムブリッジ(株)
- 妙見第一橋(下)
- 川田工業(株)/日本鉄塔工業(株)
土木・舗装
- (株)愛亀/大林道路(株)/奥村組土木興業(株)
- (株)ガイアート/鹿島道路(株)/ショーボンド建設(株)
- 戸田建設(株)/日特建設(株)/日本道路(株)/松尾建設(株)
施設設備
- KDDI(株)
- 三ツ矢建設工業(株)
高速道路本線の応急復旧状況
松橋IC~八代IC 舗装・ジョイント応急復旧工程
-
発災
変状確認
舗装
発災直後 ジョイント
発災直後 -
段差修正開始
舗装の段差修正
段差修正作業 -
松橋IC~宮原SA 緊急車両通行可能
段差修正完了
段差修正後(緊急車両通行可能) -
一般車両通行可能 本復旧工事へ
応急復旧
舗装
応急復旧作業 ジョイント
応急復旧作業
応急復旧(一般車両通行可能)
応急復旧(一般車両通行可能)
松橋IC~人吉IC 通信ケーブル応急復旧工程
-
発災
状況調査・点検
発災直後(通信ケーブル) -
応急復旧作業開始
仮設ケーブルの敷設
仮設ケーブル入線
仮設配管敷設 -
一般車両通行可能 本復旧工事へ
通信機能の応急復旧
通信ケーブル接続作業
応急復旧(一般車両通行可能)
日奈久IC 情報板撤去作業
関連施設復旧状況
宮原SA 応急復旧工程
-
発災
状況調査・点検

店舗内の被災状況 
店舗出入口の被災状況 -
応急復旧作業開始
片付け・応急復旧

店舗内(片付け・清掃) 
応急復旧作業 -
店舗一部営業再開
店舗機能の復旧

応急復旧 
営業設営 -
フードコート・飲食専門店・テイクアウトコーナー営業再開 本復旧工事へ
飲食施設の営業再開

フードコート・飲食専門店・テイクアウトコーナー 
営業再開 ※レストランは営業休止中。
緑川PA 応急復旧工程
-
発災
状況調査・点検
店舗内 
発災直後 トイレ棟 
発災直後 -
損傷復旧作業開始
片付け・補修
店舗内 
店舗内(片付け・清掃) トイレ棟 
補修作業 -
営業再開
施設機能の復旧
店舗内 
営業再開 トイレ棟 
復旧
熊本高速道路事務所 被災及び復旧状況



その他の復旧活動
管理用出入口等を活用した車両の通行
各ICに加え、宮原SA及び坂本PAの管理用出入口等を活用することで、緊急車両通行区間を確保しました。


対面間欠運用による緊急車両通行
宮原SA~八代ICの川田橋応急復旧箇所では、一旦停止の通行制限を行い、緊急車両の通行を実施しました。


関係機関との連携・応援
緊急車両の通行




各支社・グループ会社からの応援


関係機関との連携


広報・お客さまへのご案内
7月29日 定例会見(発災翌日)
発災翌日の定例会見で、被災状況や復旧の見通しをお知らせしました。



ニュースリリース・連名公表
通行止めや復旧状況について継続的に情報を発信し、関係機関と連名で公表しました。



主なニュースリリースの内容
- 第1報~第6報 熊本県の地震による通行止め・災害状況等
- 第7報~第15報 令和8年熊本地震による通行止め・緊急車両の通行可能区間等
- 第16報~第18報 令和8年熊本地震による通行止め及び通行止め解除見込み区間等
国土交通省等との連名公表
- 迂回路案内
- 通行可能区間の見込み
- お盆期間中の交通混雑緩和への協力のお願い(※熊本県との3者)
- 主要幹線道路の通行開始(※熊本県との3者)
- 通行止め解除の見込み
- 九州自動車道の通行止め解除に伴う交通状況の変化
その他公表内容
- 災害派遣等従事車両の無料措置
- 陸上自衛隊とのヘリ映像による情報収集
- 川田橋他2橋の損傷
- 災害ボランティア車両の無料措置
- 妙見第一橋復旧検討委員会の設置・開催状況
- 地震の影響に伴うお盆期間の渋滞予測
- 令和8年熊本地震によるE3九州自動車道 川田橋の4車線復旧見込みについて
迂回広報・料金調整など
広域迂回のご案内
- 九州自動車道及び南九州自動車道の通行止めに伴い、東九州自動車道及び大分自動車道への広域迂回を案内しました。
- お盆期間(8月7日~16日の10日間)における東九州自動車道及び大分自動車道の渋滞予測をお知らせしました。また、広域迂回したETC車について、通常の九州自動車道経由より通行料金が高くならないよう料金調整を実施しました。
迂回料金調整(実施期間:令和8年8月7日(金)~8月16日(日))
例)E2 山陽自動車道 広島ICからE3 九州自動車道 鹿児島ICへ走行する場合(普通車)
| 走行経路 | 調整前料金 | 調整後料金 | |
|---|---|---|---|
| E3 九州自動車道 | 11,670円 | ― | ― |
| E10 東九州自動車道 (迂回ルート) |
14,690円 | 広島IC~佐伯本線料金所:9,010円 門川本線料金所~鹿児島IC:5,680円 |
11,670円 (▲3,020円) |
SA・PAの混雑対策
東九州自動車道や大分自動車道では、広域迂回に伴うSA・PAの混雑が予想されたため、注意喚起看板や仮設トイレを設置しました。


ファスナー合流の呼びかけ
- 通行止め端末のIC出口では走行車線に交通が集中するため、2車線を利用し、先頭で1台ずつ交互に合流する「ファスナー合流」への協力を呼びかけました。
- 8月14日に九州自動車道(松橋IC~えびのIC)の一般車両の通行を再開した後も、お盆期間の交通量増加を考慮し、8月16日まで料金調整を継続しました。