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ニュースリリース

通行止めに伴う料金調整の未反映について

平成30年10月26日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:酒井和広)は、平成30年8月31日に発生したE2山陽自動車道(徳山西インターチェンジ(IC)から防府西IC間:下り線)の事故通行止め及び平成30年9月5日に発生したE27舞鶴若狭自動車道(舞鶴東ICから大飯高浜IC間:下り線)の事故通行止めに関し、通行止めに伴う料金調整が反映できていなかったことが判明しました。

対象となる全てのお客さまに、当社において返金の手続きを進めます。

お客さまにご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。

1.事案の概要

平成30年8月31日(金曜)15時1分から17時58分に発生したE2山陽自動車道(徳山西ICから防府西IC間:下り線)の事故通行止め及び平成30年9月5日(水曜)3時50分から13時45分に発生したE27舞鶴若狭自動車道(舞鶴東ICから大飯高浜IC間:下り線)の事故通行止めに関し、通行止めのため流出した後に乗り継いだ全てのETC車でご利用のお客さまに対する料金調整を行わずに請求していました。

E2山陽自動車道 流出IC 防府東IC、徳山西IC、徳山東IC
再流入IC 防府西IC、山口南IC、宇部JCT~埴生IC、E2A中国自動車道 鹿野IC~美祢西IC
E27舞鶴若狭自動車道 流出IC 舞鶴東IC、舞鶴西IC
再流入IC 大飯高浜IC~小浜IC

2.発生原因

料金調整の対象IC情報のデータ入力漏れ

3.影響台数

約2,000台

4.料金調整について

当社において、対象となる全てのお客さまに対し、料金調整後の料金との差額の返金手続きを進めます。(お客さまからのお申し出は不要です。)

なお、返金等については、順次カード会社等を通じて返金させていただきます。返金まで多少お時間がかかる場合があり、ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようお願いします。

5.再発防止策

データ入力におけるチェック体制を一層強化し、チェック内容の再徹底を行うなど、再発防止に努めます。

(参考)通行止めに伴う料金調整について

高速道路の通行料金は、一定距離以上を連続してご利用いただいた場合には料金の割引を行う「長距離逓減制」を適用しています。

このため、通行止めにより一旦高速道路を降りた場合にはこの長距離逓減が途絶えてしまい、最初の通行と再度乗り継いだ通行の料金の合計額が、直通の通行料金よりも割高になってしまう場合があります。

このような場合、以下の計算式により料金調整を行っております。

料金調整計算式(D料金所の料金):ADの料金-(BDの料金-CDの料金)-ABの料金

料金所1箇所通過の例

(走行例)普通車 ETC車

例1)
E2山陽道 広島ICから流入、徳山西ICで通行止めにより一旦流出、一般道路を経由して、再度E2山陽道 防府西ICから流入、E3九州道 福岡ICで流出した場合

調整前請求) 6,900円 ⇒ 調整後請求) 6,050円 差額) 850円

例2)
E27舞鶴若狭道 福知山ICから流入、舞鶴東ICで通行止めにより一旦流出、一般道路を経由して、再度E27舞鶴若狭道 大飯高浜ICから流入、小浜ICで流出した場合

調整前請求) 1,820円 ⇒ 調整後請求) 1,660円 差額) 160円