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技術・ノウハウを活用したさまざまな施策

音による交通規制中注意喚起技術の展開

グループの技術を活用し、高速道路の安全・安心を提供しています

西日本高速道路総合サービス沖縄(株)では、2013年7月に沖縄自動車道で発生した交通規制中の事故を受け、規制箇所に近づいてくる車両に対して、従来の標識などによる注意喚起に加え、音で注意喚起する超音波による指向性注意喚起システム「USIMPACT」を開発しました。

超音波は人間の耳には聞こえない高い周波数の音で、特定の方向に向かって遠くまで伝わる特性があります。USIMPACTは、交通規制をしている箇所の手前に設置し、音声を超音波に変えて車線の一定範囲に向けて照射します。照射範囲の車線にさしかかった車両に超音波がぶつかると、波形が変わって運転手の耳に聞こえる音に戻る仕組みになっています。

開発後も試行錯誤を繰り返し、2017年度に行われた沖縄自動車道の橋梁床版取り替え工事の2か月間連続した交通規制において、このUSIMPACTを使用し運転手へ注意喚起を行ったところ、車両侵入事故は発生せず、一定の効果が得られました。

 引き続き開発したシステムの分析・検証を行いながら改良を重ねていき、沖縄から全国の高速道路規制作業の安全・安心を提供していきます。

写真:USIMPACT イメージ図

USIMPACT イメージ図

写真:USIMPACT 運用の様子

USIMPACT 運用の様子

高速道路管理のノウハウを活かした業務受託

地方自治体等が管理する道路で、交通管理や構造物・設備の管理・保守・点検を受託しています

2017年度は、2016年度に引き続き公社が管理する橋梁の点検および検討業務について受注しました。また、高速道路を橋でまたぐ跨道橋(OV)新規ウィンドウを開きます についても、管理する地方自治体から点検等を受注しています。

2018年度も、これらの業務の継続受注とともに新規路線の受注を目指し、高速道路管理で培ったノウハウや技術を活かした業務を提案・実施していきます。

写真:ETC保守業務

ETC 新規ウィンドウを開きます保守業務

▼道路管理に関する主な業務受託

有料道路 業務内容

南阪奈有料道路

大阪府道路公社管理区間

土木維持管理(土木清掃・雪氷対策・維持修繕)、
施設保守業務、ETC保守業務、料金収受業務
堺泉北有料道路 ETC保守業務

京都縦貫自動車道

京都府道路公社管理区間

ETC保守業務
ながさき出島道路 トンネル側壁清掃、トンネル排水施設清掃
広島高速道路 トンネル点検
一般道路 区間 業務内容
小郡萩道路
(一般国道490号)
美祢東JCT~絵堂IC 道路の包括維持管理
山口宇部道路
(県道6号山口宇部線)
朝田IC~宇部東IC 道路の包括維持管理
広島中央フライトロード
(県道73号広島空港線、
県道49号本郷大和線)
河内IC~大和南IC 交通管理に関する業務
松江だんだん道路
(一般国道485号松江第五大橋道路)
松江JCT~川津IC 交通管理に関する業務
県道大見吉津仁尾線 三豊鳥坂IC ICの維持管理

一般自動車道の運営事業への参画

維持管理ノウハウを活かした事業を実施しています

NEXCO西日本グループの芦有ドライブウェイ(株)では、道路の維持管理に豊富なノウハウを持つNEXCO西日本と維持管理協定を締結し、路面清掃やトンネル側壁清掃にNEXCO西日本の保有車両を使うなど、業務の効率化を図っています。

トンネル側壁の清掃では、延長約1kmを1日足らずで効率的に実施し、同様に道路の路面清掃では、約10㎞全線を年間5回実施しています。

また、有馬温泉及び六甲山観光施設との連携を図り、芦有ドライブウェイの認知度向上と利用促進に努めています。

写真:芦有ドライブウェイ四季折々の風景

芦有ドライブウェイ四季折々の風景

環境技術で社会に貢献

ウルトラファインバブルを活用した環境技術をさまざまな事業分野に展開しています

ウルトラファインバブルは1μm【1/1000mm】以下の超微細気泡のことで、水の洗浄効果を向上させる環境技術です。NEXCO西日本グループではこのウルトラファインバブルを生成した水によるトイレ清掃、構造物の塩分洗浄、浄化槽汚泥減容化を実施しています。

ウルトラファインバブル水をトイレ床面に噴霧してモップ拭きするだけの作業で、従来の放水とデッキブラシ清掃に比べると、格段に人と環境にやさしい清掃となっています。現在、NEXCO西日本管内の休憩施設の約90%にウルトラファインバブル清掃を導入しています。また、高速道路だけでなく、スーパーやホテルなど環境を重視した施設清掃に活用が広がっています。

写真:トイレ床面清掃状況

トイレ床面清掃状況

写真:トイレ床面清掃状況

ウルトラファインバブル水を高圧で吹き付けることにより、従来の通常水に比べ付着した塩分を効率的に除去することができ、作業効率・安全性も向上しています。構造物・機械類の老朽化対策として、高速道路だけでなく塩害に悩む様々な施設設備での活用が期待されています。

写真:桁端部塩分洗浄状況

桁端部塩分洗浄状況

写真:雪氷車両洗浄システム

雪氷車両洗浄システム

ウルトラファインバブルとオゾンを活用した技術により、SA・PAに設置されている浄化槽で発生する余剰汚泥の減容化が可能となり、ランニングコストの削減につながります。

写真:浄化槽汚泥減容化ユニット

浄化槽汚泥減容化ユニット

ウルトラファインバブルは、鮮度保持や生物の成長促進といった効果が期待できるため、農水産業分野でも活用が進んでいます。(株)Ligaricはウルトラファインバブル生成装置の提供を通じて地域産業振興にも一役買っています。

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グループの資産・人材を活用した地域貢献

高知県大豊町の観光施設で指定管理者事業、農業事業を行っています

NEXCO西日本グループの資産や人材を活用した取り組みの一環として、西日本高速道路エンジニアリング四国(株)では、2011年度より高知県大豊町の拠点観光施設「ゆとりすとパークおおとよ」および「道の駅大杉」の指定管理者として、施設管理と農業事業を展開しています。

また、高知大学と連携し、「ウルトラファインバブル水」(超微細な気泡を含んだ水)を用いたブルーベリーの育成促進実験や、地域と連携したイベントの企画運営や農作業を通した地域協働実習場としての活用にも取り組んでいます。

写真:高知大学生が企画運営したブルーベリー収穫祭の様子

高知大学生が企画運営したブルーベリー収穫祭の様子

写真:高松市南新町出張販売の様子

高松市南新町出張販売の様子

出張販売の拡充による大豊町の知名度向上を目的に、高松市や松山市など県外にも積極的に出店しました。

写真:道の駅「大杉」(店舗改修前)

道の駅「大杉」(店舗改修前)

写真:道の駅「大杉」(店舗改修後)

道の駅「大杉」(店舗改修後)

道の駅店舗改装にあわせ、販売商品に大豊町で栽培生産されている農作物を使った商品を加えました。

写真:高知大学学生の実習(椎茸の仮伏せ)の様子

高知大学学生の実習(椎茸の仮伏せ)の様子

写真:ゆとりすとベリー農園のビニールハウス

ゆとりすとベリー農園のビニールハウス

高知大学地域協働学部と連携し、接客や農作業を通して、地域協働実習の場を提供しました。