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災害に強い高速道路づくり

斜面災害検知技術の研究開発

無線センサを活用した斜面災害検知技術(newron)の実用化を進めています

高速道路上で発生している地盤災害の中でも突出して多いのが、降雨による斜面の崩壊です。

そこで当社では、設置・撤去・メンテナンスが容易な無線センサで斜面の含水量や地下水位などをモニタリングするシステム(newron)の開発と、斜面の崩壊メカニズムの解明に取り組んでいます。両者の実現により、対策を実施すべき箇所の抽出、崩壊の予測や降雨による通行止め解除判断の精度向上が期待されます。

2017年度は、継続して管内11カ所で土壌水分や地表面変位を観測し、降雨や土質条件の違いが地盤の安定・不安定化に与える影響について分析を行いました。

2018年度も引き続き斜面防災の高度化を推進していきます。

図:●●●●●

高速道路リニューアルプロジェクトで活用できる盛土補強工法を開発しました

豪雨および地震に対する盛土の安定対策工として、高速道路リニューアルプロジェクトでの活用を目指し、NEXCO西日本コンサルタンツ(株)と西日本高速道路メンテナンス九州(株)と共同で、排水効果に加え盛土補強効果を同時に得る工法として「排水機能を有するスパイラル羽根付き鋼管による盛土補強工法(SDPR工法)」を開発しました。

本工法は、排水パイプに鋼管を用い、スパイラル形状の羽根を取り付けることで、従来は別々に行っていた排水対策(水位の低下)と安定対策(すべり抵抗の増加)を同時に施工できるため、施工の省力化、工期短縮および工事費削減が期待できます。

これまで様々な地盤調査(材料試験)や実地試験により設計条件や施工条件の検討を行っており、また九州大学との共同研究において、豪雨時における地下水位について浸透流解析を実施して有効性も確認しています。今後は、盛土の大規模修繕にSDPR工法を活用して、高速道路リニューアルプロジェクトを進めていきます。

▼概要図

図:SDPR工法

写真:SDPR工法の施工状況

SDPR工法の施工状況

写真:スパイラル羽根付き鋼管

スパイラル羽根付き鋼管