みち、ひと・・・未来へ。NEXCO西日本
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令和3年度

関西支社管内
優良事業所の表彰

工事中無事故などによる
優良表彰を全59件が
受賞されました

NEXCO西日本関西支社(大阪府茨木市、支社長:永田 順宏)では、令和3年11月15日(月)に茨木市福祉文化会館(オークシアター)において、安全管理及び品質管理が特に優良であるとして、令和3年度の『優良事業所(工事受注者)』を表彰しました。

本表彰は、その功績を表彰することにより、工事による災害を防止し、安全な施工を図るとともに、質の高い道路構造物を構築するために、現場管理及び品質管理における技術の向上を目的としています。優良表彰を受賞された会社さまに、受賞の感想や会社独自の取り組みに関して伺います。

INTERVIEW 1

受賞者様の画像

氏 名 福里 智之 さま

部門

保全

受注者名

キンキ道路株式会社

工事名

滋賀高速道路事務所管内
伸縮装置取替工事(令和元年度)

Q.1

当該工事の特徴的な作業の中から、
最も印象深い事柄をお聞かせください。

A.
名神集中工事と京滋バイパス通行止め工事にて橋梁用伸縮装置取替工を約270m行い、トラブルもなく無事故無災害で完工できたのは、とても嬉しかったです。私は仕事をやり易くする環境を整え、備える事を基本としています(段取り8割)ので、工事が始まるまでに他工事さま、周辺住民のみなさま、協力会社さまとのコミュニケーションを十分行い、何度も現場周辺に行き小さくても事故の可能性があればそれを潰す努力を惜しまなかった事が無事故無災害に繋がったと思っています。
Q.2

当該工事での安全の取り組みについて、
どのような点が評価されたと思いますか。

A.
まず初めに高速道路を利用されるお客さまに対して、どのようにすれば現場付近を安全に通行して頂けるかを考え撤去時の飛散防止柵設置はもちろんですが、夜間走行時に一目で分かるようにLEDチューブライトを巻き付け工事範囲の明確化を行い、現場では作業環境改善のために作業員の腕にLED付腕章を付けてもらい位置を明確化し、「整理整頓」・「安全最優先」のスローガンを現場に掲げ作業員の安全への意識を高めた事が評価されたと思います。
Q.3

御社の労働災害を防止するための特徴的な取り組みを教えてください。

A.
弊社は安全に特化して業務を行う安全衛生部を設けています。 PDCAサイクルをもとに安全衛生計画を作成し、パトロール、安全教育など、労働災害防止のための取り組みを行なっています。特徴的な点は情報の共有方法や、働き方に合わせた安全教育を行なっている点です。社内イントラネットでパトロール結果や事故速報を共有し、新型コロナ対策と働き方改革を掛け合わせ、WEBでの安全協議会、教育動画を作成し発信しています。
Q.4

受賞の感想および今後に向けての抱負など一言お願いします。

A.
このたびは、優良事業所表彰を頂き誠にありがとうございます。このような大きな賞を頂けたのも、NEXCO関西支社滋賀事務所職員の皆さまと施工管理員の皆さまからのサポートや協力会社さまの安全への意識向上や協力が無ければ頂く事はありませんでした。また、コロナ禍の中で職員・協力業者に感染者も出ず無事故無災害で終えられた事を本当に嬉しく思います。今後ともこの受賞を励みとし、社員一丸となって安心・安全な施工に努めて参ります。

INTERVIEW 2

受賞者様の画像

氏 名 田口 和男 さま
(受賞者)
氏 名 山重 伸仁 さま
(インタビュー回答者)

部門

保全

受注者名

株式会社NIPPO 関西支店

工事名

和歌山高速道路事務所管内
舗装補修工事(平成30年度)

Q.1

当該工事の特徴的な作業の中から、
最も印象深い事柄をお聞かせください。

A.
本工事は、長期(840日)に亘り、車線規制や夜間通行止規制を行い、土工部および橋梁部の舗装補修を行う工事でした。最も印象深い事柄は、境谷橋の床版補修工事です。夏季交通混雑期に影響を与えることのないよう、6月1日から約1ヶ月間、同時に上下線を昼夜連続規制することにより、事前調査にて把握した、損傷度合いを超えた床版を、ポイントオブノーリターン(回帰不可能点)にて、分単位での工程管理を実施することにより、計画した箇所を予定通り修繕することができました。
Q.2

当該工事での安全の取り組みについて、どのような点が評価されたと思いますか。

A.
本工事は、約89㎞に亘り、夜間通行止め区間、時間帯厳選区間、昼夜連続区間等の時間制約と泉佐野から南紀田辺までの区間において、工事個所毎に違うルールを、いかに従事者全員に周知することができるかが、安全の取組において最大の課題でした。初めのうちは、発注者から指導を受けることもありましたが、その過程で、従事者全員が共通意識を持ち、支店と現場が一体となり、統制と日々の改善を実施できたことが評価されたと思います。
Q.3

御社の労働災害を防止するための特徴的な取り組みを教えてください。

A.
新規に入場する全ての従事者に、本工事の特徴や規制内の入退場手順、現場内で取り組んでいる安全対策等を記載した、「安全のしおり」を用いて現場入場教育を行いました。また、この「安全のしおり」は皆が現場で携帯できるようポケットサイズで製作し、常に携帯させ、都度確認しながら従事者の安全に対する意識の平準化を図り、現場内から加害者、被害者を絶対に出さないという強い意志の共有構築を心がけました。
Q.4

受賞の感想および今後に向けての抱負など一言お願いします。

A.
この度、約2年半の工事期間を無事故・無災害で完了することができました。これもひとえに、和歌山高速道路事務所の皆さま方をはじめ、発注者のご指導のもと、工事に参画していただいた施工業者さまの協力によるものと、改めて感謝申し上げます。今後ともこの受賞を励みに、更なる意識向上のもと、安全で高品質な工事を行えるように努めてまいります。本当にありがとうございました。

INTERVIEW 3

受賞者様の画像

氏 名 内藤 豊 さま

部門

施設

受注者名

株式会社KANSOテクノス

工事名

名神高速道路
吹田SA他1箇所休憩施設改修工事

Q.1

当該工事の特徴的な作業の中から、
最も印象深い事柄をお聞かせください。

A.
サービスエリア内のトイレの内部改修を中心とした工事でした。工事完了後は多くのお客さまの目にふれることになるため、NEXCO西日本の担当者を交えた毎週の定例会議にて、製品の使いやすさや、内装の色調のバランスなど意匠面にもこだわって、毎回長時間に渡って議論をしていたことが印象深く記憶にあります。工事完了後に、お客さまから「綺麗になったね。」と声掛け頂いたことは、とてもうれしく思いました。
Q.2

当該工事での安全の取り組みについて、
どのような点が評価されたと思いますか。

A.
改修工事が中心であることから、工事範囲以外の既存建物や設備との取合い調整が大変でした。経年劣化で老朽化した設備に損傷を与えないように、NEXCO西日本の担当者と納得のいくまで事前に協議を行って、十分な計画のうえで作業を行いました。本線とレストラン棟に挟まれた、非常に狭い場所での設備基礎の解体では、低振動・低騒音・ガラの飛散のない解体工法を当社から提案し採用頂きました。そういった安全面・環境面からより良い工法を積極的に検討・提案していく姿勢を評価して頂いたと思います。
Q.3

御社の労働災害を防止するための特徴的な取り組みを教えてください。

A.
建設現場ではQCDSという言葉をよく耳にしますが、当社では順番を変えてSQDCとすることで、安全が最優先であることを常に意識して、絶対に災害をおこさないという強い意志をもって日々現場管理を行っております。また、過去にあった災害を教訓に、「災害防止15訓」を作成し、日々の朝礼や災害防止協議会などを通して各協力会社に周知し、同種の災害を絶対に繰り返さないという意気込みで日々の安全管理を行っております。

※QCDS
Q:Quality(品質), C:Cost(価格),
D:Delivery(工期), S:Safety(安全)
Q.4

受賞の感想および今後に向けての
抱負など一言お願いします。

A.
このような表彰をいただき大変うれしく思います。 一緒に現場で汗を流した発注者ならびに協力会社の方々のご協力があっての受賞と考えております。今回の受賞に恥じないように、今後ともさらに安全管理の向上に努めたいと思います。

INTERVIEW 4

受賞者様の画像

氏 名 成子 高啓 さま

部門

施設

受注者名

公成建設株式会社

工事名

城陽警察署移転新築工事

Q.1

当該工事の特徴的な作業の中から、
最も印象深い事柄をお聞かせください。

A.
今回の工事は警察署という特殊な建物として構造が印象的でした。一般的なRC造の建築物に比べて1フロアの階高が4.5m~6.15mと高く一部エリアでは狭小かつ複雑な平面プランも加わり躯体施工に難易度を感じました。コンクリートの打設については奥に細長い敷地と建物の配置・コンクリートの数量により1フロアのコンクリート打設を4~5回に分けて行うことが必要となり工程を圧迫しました。この件を含め工事全体をNEXCO・協力業者さまのご協力を頂き無事完成することが出来ました。
Q.2

当該工事での安全の取り組みについて、
どのような点が評価されたと思いますか。

A.
当作業所では元請職員・協力業者・立場の垣根無しに声かけ運動を行いお互いの信頼と一体感を高め、作業所全体での安全意識の向上と災害の未然防止に努めました。また、音声警報装置の積極的な使用で注意喚起を行うなど各作業員へ直接届き気付いてもらう取組を行ったことを評価して頂いたと思います。
Q.3

安全管理に限らず、工事従事者(下請業者)との接し方で
心掛けている点など
あればお聞かせください。

A.
自然体での声掛け・会話を通じて信頼関係を築くことが円滑な現場運営を可能にすると考えています。雑談の中から工程・安全衛生・品質管理等へのヒントが聞ければそれを拾いあげ、提案があれば検討し採用することで各作業員が自分も参加していると感じてもらえると思います。それにより一層の一体感と意識向上を持ってもらえるように心掛けています。
Q.4

受賞の感想および今後に向けての
抱負など一言お願いします。

A.
この度、このような賞を頂き誠にありがとうございます。たいへん光栄に思います。NEXCO・協力業者さまのご協力・職員の努力のもとに頂けたものと考えます。今後もこの経験を活かし作業所一丸となって安全衛生・品質管理の向上に努めより充実した作業所環境を目指したいと思います。

INTERVIEW 5

受賞者様の画像

氏 名 小島 知恵美 さま

部門

建設

受注者名

青木あすなろ建設株式会社

工事名

舞鶴若狭自動車道 綾部工事

Q.1

当該工事の特徴的な作業の中から、
最も印象深い事柄をお聞かせください。

A.
当工事の特徴は、供用中のトンネルに新設トンネルを併設する工事です。離隔は、約85㎝の超近接施工になります。土被りが1.5D未満で、上部には国の史跡である私市円山古墳があります。そのため、供用線及び古墳に対しての安全な施工を求められていました。施工方法、計測管理、施工体制についてのトンネル委員会が開催されました。委員会及び関係者みなさまのご協力により、無事完成することができました。
Q.2

当該工事での安全の取り組みについて、
どのような点が評価されたと思いますか。

A.
当工事は、トンネル、橋梁下部、土工事と多種にわたる広範囲(延長6.6㎞)な四車線化工事でした。店社と作業所および高速道路事務所(安全連絡協議会)での安全衛生活動を推進しました。全工期(4年3カ月間)において無事故・無災害でしゅん功できたことを高く評価して頂いたと思います。
Q.3

安全管理に限らず、工事従事者(下請業者)との接し方で
心掛けている点など
あればお聞かせください。

A.
毎日の朝礼・KY活動は、元請職員および協力業者全員参加で実施しています。声を掛けやすい雰囲気作りを心掛けました。また、作業員一人ひとりとの現場コミュニケーションを大切にしました。
Q.4

受賞の感想および今後に向けての
抱負など一言お願いします。

A.
表彰の一報を受け、大変うれしく思いました。西日本高速道路㈱・関西支社、福知山高速道路事務所のみなさまに改めてお礼申し上げます。店社、作業所、協力業者一丸となり無事故・無災害を達成できました。また、地元のみなさまにも大変お世話になりました。今後もこの経験を活かし日々努力していきます。

INTERVIEW 6

受賞者様の画像

氏 名 奥村 貴弘 さま

部門

建設

受注者名

株式会社安部日鋼工業大阪支店

工事名

中国横断自動車道
角亀川第四橋(PC上部工)工事

Q.1

当該工事の特徴的な作業の中から、
最も印象深い事柄をお聞かせください。

A.
本工事では計3橋を施工し、1橋が支柱式支保工による施工、2橋が現場条件の変更により隣接する仮橋からクレーン2台と横取り装置を使用した架設工法にて施工を行いました。特に県道を跨ぐ区間の支柱式支保工の施工では、着手前に「架設ワーキング」を実施し、公衆災害の防止を最優先事項に掲げ、入念な施工計画、県道への飛来落下対策、支保工組立解体時に種々のフェールセーフの実施や職員を常時配置して計画に沿った各作業の指導や確認を行い、迂回路が確保出来ないため他工事と連携した片側交互通行規制を実施して作業を行い無事故無災害で工事を完了することが出来ました。
Q.2

当該工事での安全の取り組みについて、
どのような点が評価されたと思いますか。

A.
全ての作業が高所作業となるため、ヒューマンエラーを防ぐための安全対策の取り組みとして、県道近接箇所作業時の職員の常時配置、品質・出来形管理統一項目の現場掲示、外国人向けの安全啓蒙看板の製作・掲示、毎日行う日常作業手順書の活用、一人KY活動の実施、1日5回の指差呼称を実施し、安全に関するソフト面を充実させ安全意識向上に取り組んだ事が評価していただけたと思います。
Q.3

安全管理に限らず、工事従事者(下請業者)との接し方で
心掛けている点など
あればお聞かせください。

A.
朝礼から始まり、現場巡視、昼礼時の安全打ち合わせ等、日々のコミュニケーションは非常に大事だと感じています。こちらの考え方、また工事従事者である相手の考え方は声掛けや会話をすることで共有できます。工事においては、安全にかつ品質の良い構造物を造る思いは共通していますので、その思いが達成でき皆が同じ方向に向かって行動してもらえるように努めています。
Q.4

受賞の感想および今後に向けての
抱負など一言お願いします。

A.
今回優良表彰を頂けたことは、今までの現場での苦労や安全の取り組み、更には皆の安全及び品質への熱い思いを評価頂いたことと思いますので、職員並びに工事従事者一同大変うれしく思います。また、ご指導頂きましたNEXCO職員の皆さま、施工管理員の皆さまには大変感謝申し上げます。今後も日々の安全への取り組みを継続し、無事故無災害で工事の施工に努めて参ります。