ニュースリリース

　NEXCO西日本（大阪市北区、代表取締役会長CEO：石田　孝）と西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社（大阪市中央区、代表取締役会長CEO：石田　孝、以下「NEXCO西日本SHD」）は、この度、四国地域でも森林再生事業に取組むこととなり、パートナーとしての基本事項の合意が確認されたことから、下記のとおり協定締結式を行いますので、お知らせします。

　NEXCO西日本グループでは、企業の社会的責任（Corporate Social Responsibility）の遂行をすべての事業活動における共通の目標とし、グループの経営方針・中期経営計画においては、環境保全への取組みを掲げ、CO₂削減の取組みを推進することとしており、既に高速道路ののり面樹林化などを進め、高速道路区域外にもその活動を広げているところです。

　その活動の一環として森林再生事業にパートナー企業を含めて総数約1万1千人のNEXCO西日本グループ社員が随時参加して、西日本全域で森林の持つCO₂吸収効果により地球温暖化防止を推進し、森林組合関係者をはじめ地域社会との交流により地域活性化にも寄与、さらに社員の環境保全に対する意識向上を図る取組みを行っています。関西地域においては、和歌山県の森林再生支援制度「企業の森」に参画し、平成20年4月から植樹活動を開始しました。

　今回の取組み対象地は、四国の水瓶である「早明浦(さめうら)ダム」の上流に位置し、対象地の森林を整備することにより、水源涵養機能の向上も期待されます。なお、これらの取組みには森林再生支援を通じて、地域社会とグループを「つなぐ」、健全な環境を子供たちに「つなぐ」、地域社会とグループをともに持続的発展へと「つなぐ」との思いを込めて「NEXCO西日本つなぎの森」と命名しています。

　高知県の「環境先進企業との協働の森づくり事業」（通称「協働の森」）は、企業が市町村（森林組合等）に協賛金を拠出することで、その間伐・植樹等の森林整備活動を支援し、持続可能な森林の再生を目指すものです。高知県はコーディネーター（仲人）となって企業と市町村の橋渡しと総合調整を行います。その他、間伐等に社員自らが参加する体験型環境研修を実施することで、社員の環境保全意識の向上と、企業と地域の交流を進めることができます。（平成20年6月24日現在27の団体が参画）