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ニュースリリース

ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測 【全国版】
― 今年は例年以上に長い渋滞が多く発生、渋滞予測時間帯を避けたご旅行を ―

平成21年4月10日
西日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社
財団法人日本道路交通情報センター

  NEXCO西日本/中日本/東日本高速道路株式会社と財団法人日本道路交通情報センターは、ゴールデンウィーク期間[平成21年4月25日(土曜)~5月6日(水曜)の12日間]の高速道路における交通集中による渋滞発生の傾向と、30km以上の渋滞が予測される場所や通過所要時間などについてとりまとめました。

今年は例年以上に長い渋滞が多く発生すると予測していますので、渋滞予測情報をご活用いただき、お客さまの出発時間を渋滞発生が予測される時間帯の前後にずらすなど、ゆとりのある旅行計画づくりにお役立てください。

なお、休日特別割引による影響として、2度の休日で確認された交通量の増加の実績を踏まえて渋滞の予測を行っておりますが、ご利用動向が例年と異なることが予想され、例年は渋滞が発生しない箇所でも渋滞が発生する場合がありますので、ご注意ください。

また、混雑対策については、交通量の増加実績を踏まえて、次に示すような取り組みを例年のゴールデンウィーク以上に実施していく予定です。

・渋滞後尾への追突注意喚起対策
・サービスエリア等での駐車場整理員の配置
・仮設トイレの設置
・上り坂等での速度低下注意喚起対策  など

1.渋滞予測について

渋滞発生の傾向

休日特別割引による交通量の増加率が、NEXCO西日本と東日本は大都市部で約1割程度、地方部で約3割程度、NEXCO中日本は全線で約2割程度であったことから、これらを踏まえた渋滞予測を行いました。
昨年のゴールデンウィーク期間は、ピーク時10km以上の渋滞が214回発生しましたが、今年は372回(昨年の1.7倍)発生すると予測しております。(昨年実績は事故等の影響を含んだデータ。)
特に、30km以上の長い渋滞を、東北道、関越道、東名高速、中央道、名神高速、東名阪道、西名阪道、中国道、九州道で合計56回予測しており、昨年のゴールデンウィーク期間(28回)と比較して倍増する見込みです。渋滞通過には長時間を要しますので、渋滞予測情報をご覧いただき、渋滞発生を予測している時間帯をできるだけ避けたドライブをお願いいたします。
(日別の渋滞発生回数、特に長い渋滞予測データについては、以下をご覧ください。)

ピーク時10km以上と予測した渋滞の日別発生回数

下り方面の予想される渋滞回数
上り方面の予想される渋滞回数

平成20年、平成19年ゴールデンウィークのピーク時10km以上の渋滞回数

  今年(平成21年)の
渋滞予測回数
(1)
昨年(平成20年)の
渋滞発生回数
(2)
一昨年(平成19年)の
渋滞発生回数
(3)
対前年比較
(1)/(2)
対一昨年比較
(1)/(3)
ピーク時の
渋滞長
10km
以上
30km
以上
10km
以上
30km
以上
10km
以上
30km
以上
10km
以上
30km
以上
10km
以上
30km
以上
合計 372回 56回 214回 28回 253回 20回 174% 200% 147% 280%
下り 164回 33回 91回 16回 125回 12回 180% 206% 131% 275%
上り 208回 23回 123回 12回 128回 8回 169% 192% 163% 288%
※10km以上は30km以上のデータも含む。
※各年とも4月25日から5月6日(12日間)で比較している。
※平成20年、平成19年の渋滞には事故、故障車等による影響も含む。

特に長い渋滞の発生予測

区分 道路名 ピーク日時(予測) 渋滞発生箇所 渋滞長 昨年
ピーク時
渋滞長
下り 九州自動車道 5月2日(土曜)10時頃 久留米インターチェンジ付近 
(福岡県久留米市)
約60km 約51km
関越自動車道 5月2日(土曜)7時頃 花園インターチェンジ付近 
(埼玉県深谷市)
約55km 約57km
中国自動車道 5月2日(土曜)10時頃 宝塚東トンネル付近
(兵庫県宝塚市)
約55km 約38km
中央自動車道 5月1日(金曜)21時頃
5月2日(土曜)5時頃
5月3日(日曜)6時頃
相模湖インターチェンジ付近 
(神奈川県相模原市)
約45km 約43km
上り 東北自動車道 5月5日(火曜)16時頃 矢板インターチェンジ付近
(栃木県矢板市)
約45km 約35km
中央自動車道 5月5日(火曜)17時頃 小仏トンネル付近
(東京都八王子市)
約45km 約35km
中央自動車道 5月2日(土曜)10時頃
5月3日(日曜)10時頃
恵那インターチェンジ付近
(岐阜県恵那市)
約40km 約30km
東北自動車道 5月4日(月曜)17時頃 矢板インターチェンジ付近
(栃木県矢板市)
約40km 約35km
東名阪自動車道 5月4日(月曜)16時頃
5月5日(火曜)17時頃
四日市インターチェンジ付近
(三重県四日市市)
約40km 約35km
東北自動車道 5月5日(火曜)15時頃 福島トンネル付近
(福島県福島市)
約40km 約4km
※上記箇所の他、ピーク時30kmの渋滞を下り線で27箇所、上り線で15箇所において予測しています。
※昨年ピーク時の渋滞長には、事故、故障車等の影響を含んだものも含まれている。

2.混雑対策

NEXCO各社では、本渋滞予測を踏まえ、渋滞後尾への追突注意喚起対策やサービスエリアやパーキングエリアでの駐車場整理員の配置、仮設トイレの設置、上り坂等での速度低下注意喚起対策などの混雑対策を行っていく予定です。
SA、PAでの駐車場整理員の配置
渋滞後尾追突注意喚起対策
仮設トイレ設置
上り坂での速度低下注意喚起対策

3.渋滞インフォメーション

お客さまに、旅行計画段階、旅行の出発前、走行中、休憩中など、いつでもどこからでも情報を入手していただけるよう、渋滞情報をインターネットなど各種の媒体を通じて提供しています。
(1)旅行計画に役立つ渋滞予測情報
  1. インターネット
    NEXCO各社のホームページで、渋滞予測個所や渋滞予測を見込んだ旅行時間予測情報が検索できます。
  2. リーフレット(渋滞予測ガイドなど)
    高速道路の各サービスエリアのインフォメーションや、各社の料金所事務室などでお配りしています。
  3. 携帯電話を用いたインターネット接続サービス
    携帯電話で渋滞予測個所や渋滞予測を見込んだ旅行時間予測情報をご覧いただけます。
    • NEXCO西日本:『ドライブポーター モバイル』(https://www.w-nexco.co.jp/mobile/)
    • NEXCO中日本:『高速日和モバイル版』
    • NEXCO東日本:『ドラぷらモバイル新規ウィンドウを開きます』(http://m.driveplaza.com/)
(2)お出かけ前に入手できる道路交通情報
  1. 日本道路交通情報センターの道路交通情報
    インターネット新規ウィンドウを開きますや電話で道路交通情報を入手できます。
  2. ハイウェイテレホン(電話番号は道路交通情報のお問い合わせ先(13KB)PDFファイルを開きますをご覧ください。)
    リアルタイムの主要道路の交通情報(5分更新)を24時間入手できます。
    なお、自動車走行中のドライバーの携帯電話の使用は禁止されています。
(3)走行中に入手できる道路交通情報

4.お客さまへの安全走行のお願い

高速道路を安全で快適にご利用していただくために、お客さまに次のことをお願いしています。
(1)走行中の故障トラブルを防ぐため、走行前に車の点検をお願いします
高速道路上での故障トラブルは、事故や渋滞の原因となります。故障トラブルの大半が、走行前の基本的な車両点検で防げるものです。特に、燃料、タイヤ、オイル、冷却水の点検を忘れずにお願いします。
(2) 後部座席でもシートベルトを着用しましょう
シートベルトは命綱、衝突時の身体への衝撃を和らげてくれます。平成20年6月より、運転席・助手席だけでなく、後部座席においてもシートベルトの着用が義務化されました。車に乗車したら、全席シートベルト着用をお願いします。
(3) ETCカードは確実に挿入してください
ETCカードの挿し忘れや不完全な挿入の状態でのご利用は、開閉バーの未作動の原因となり、非常に危険です。確実に車載器へETCカードを挿入したことを確認してご利用ください。
また、ETCカードにはクレジットカードと同様に有効期限があります。有効期限切れのETCカードでは開閉バーが開きませんのでご注意ください。
(4) ETCレーンは、十分に速度を落としてご利用ください
ETCレーンには、前の車と十分な車間距離をとった上で、時速20km以下に減速して進入し、ETCレーン内は徐行の上、安全に停止することができるような速度で、開閉バーが開いたことを確認してご通行ください。
(5) 渋滞末尾での追突事故に注意してください
渋滞発生時には、渋滞の車列の中や渋滞の末尾での追突事故が発生しやすくなります。わき見をせず安全運転を心がけ、渋滞に遭ったらハザードランプで後続車に合図するなど、追突事故の防止に心掛けてください。
(6) 適度な休憩を取って安全運転を
夜間運転や長時間運転は疲れやすくなります。サービスエリアなどを利用して適度な休憩をとり、安全運転を心掛けてください。
また、最近サービスエリアなどから進入方向を間違えるなど、高速道路本線を逆走して事故に至るケースが発生していますので十分に注意してください。
(7) 給油やトイレはお早目に
給油やトイレは、渋滞区間の手前などでなるべく早目にお済ませください。
(8) 万一、事故や故障が起こった場合、安全な場所にすみやかに避難を
高速道路上で人がはねられる事故が増えています。
交通事故や故障により停止した場合、道路上にとどまることは非常に危険です。ハザードランプや三角停止表示板、発炎筒などで後続車に危険を知らせたら、通行車両に十分注意し、すみやかにガードレールの外など安全な場所に避難してください。また、非常電話による通報もお願いします。
(9) 道路の異状は道路緊急ダイヤル『#9910』で通報を
車両の通行に支障となる道路の穴ぼこや落下物などの緊急事態を発見したら、お近くに非常電話がない場合、道路緊急ダイヤル「#9910」による通報をお願いします。
固定電話(NTT)、携帯電話(NTTドコモ、au、ソフトバンク)、PHS(ウィルコム)からの通報が可能です。
(10) 緊急地震速報が発令されたら
緊急地震速報が発令されてから、強い揺れが来るまでの時間は数秒から数十秒の時間があります。
高速道路上やサービスエリアなどで緊急地震速報を受信したときは、身を守るために以下のような行動をお願いします。
  • 自動車運転中にカーラジオ等で受信した場合は…
    • あわててスピードを落とさない
    • ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促す
    • 急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとす
    • 大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止
  • 人が大勢いる施設では…
    • 落ちついて行動
    • あわてて出口に走り出さない
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