NEXCO西日本が大学と包括的な連携推進に関する協定を締結
― 大阪大学に引き続き、京都大学・九州大学とも連携推進協定を締結 ―
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長CEO:石田 孝)では、将来を見据えた技術開発ならびにグローバルな視点を持つ高度技術者の育成を図り、高速道路事業の更なる効率化、新たな事業への展開、社会に貢献する企業を目指しています。これらのより一層の推進を図るため、今年7月に技術本部を新設し、石田会長自らが技術本部長に就任して、“技術力”が会社を成り立たせる「技術立社」を掲げて社内体制を強化しました。
このNEXCO西日本技術本部を核として、すでに活動している9つの技術開発プロジェクトなど技術開発のさらなる推進、展開を図るべく、NEXCO西日本・大学・企業・パートナー会社・NEXCO総合研究所との相互の連携をさらに強化し、より密な協働体制の確立を図ってまいりましたが、このたび大阪大学との包括協定締結(平成20年3月31日)に引き続き、京都大学(平成21年9月28日)及び九州大学(平成21年9月29日)とも、包括的な連携推進に関する協定を締結することになりました。これにより大学の基礎研究成果をNEXCO西日本ニーズへと社会活用を図る新たな取り組みとして、今後飛躍的な新規技術開発成果につながることを期待しているところです。
NEXCO西日本では、今後ともNEXCO西日本グループ外とも積極的な協働体制を構築して、高速道路の建設、維持管理、環境などに関わる新規技術開発の産学連携を推進していきます。
1.技術開発プロジェクト
NEXCO西日本では、パートナー会社と共同で9つのプロジェクトチームを設置し、予防保全や高耐久化などを基本とした技術開発に取り組んでいます。
2.産学協働による技術開発体制
NEXCO西日本グループ以外の大学や企業との連携を強化し、各開発エンジンの強み(役割)を活かした協働体制を構築しています。
3.NEXCO西日本と大学間の協定
大学との連携にあたり、各大学で取り組んでいる研究成果(シーズ)とNEXCO西日本の有する市場(ニーズ)のマッチングを図り、また地域性や特殊性を考慮し、各大学毎に下記に示すテーマに取り組む予定です。
大阪大学大学院
工学研究科 |
平成20年3月31日 |
- 蓄積した点検データを活用した床版コンクリート剥離・剥落の統計分析
- 安心に走行できる橋梁耐力の評価技術に関する研究
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京都大学大学院
工学研究科 |
平成21年9月28日 |
- 異常気象にともなう局地的集中豪雨に対応した防災技術の研究
- コンクリートの劣化に対応した対策技術の研究
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九州大学 |
平成21年9月29日
(予定) |
- 構造物の耐久性および耐震性の向上とその評価技術に関する研究
- 気象・環境条件に対応した高速道路の新技術に関する研究
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