調査等業務における「総合評価落札方式」の見直しについて
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、調査等業務の品質確保並びにダンピング受注など不適切な低入札を排除することを目的として、平成21年2月1日から「価格評価」に「技術評価」を加えて総合的に評価する「総合評価落札方式」を、標準的な入札・契約方式として運用してまいりました。
このたび、本落札方式の契約実績の分析結果等を踏まえて、価格評価式及び技術評価点を見直すこととしましたのでお知らせします。
見直しの概要
現行の「総合評価落札方式」には、価格点満点(入札率70%)直近への価格集中傾向や技術点3位以下の落札割合(簡易型:25%、標準型:13%)の改善等の課題があることから、成果品の品質向上やコンサルタント業界の健全な発展の観点から、より技術力に優れた会社を適正な価格競争の範囲内で選定できるように以下のとおり見直します。
1.価格評価式の価格点満点を入札率70%から75%に変更。
国土交通省が、最新の業務コスト調査結果(プロポーザル方式や総合評価落札方式の導入拡大を背景に技術資料の作成などに要する間接経費の負担割合が増大している)に基づき、平成22年4月に「低入札価格調査基準価格」を約5%引上げたことから、これとの整合を図りました。(表-1)
〈表-1〉 国土交通省の「低入札価格調査基準価格(設計業務)」
直接人件費+直接経費+技術経費*0.5+諸経費*0.5 |
約69% |
直接人件費+直接経費+技術経費*0.6+諸経費*0.6 |
約75% |
※1) 当社の平均積算額に対する比率
2.価格点と技術点の割合を変更。
価格点満点直近での価格競争を緩和し、より技術力に優れた企業を選定するため価格点と技術点の割合(ウェイト)を、簡易型で1:1、標準型で1:2に変更します。(表-2)
〈表-2〉 評価点の割合(ウェイト)
価格点(満点) |
100点 |
100点 |
技術点(満点) |
50点 |
100点 |
評価値(満点) |
150点 |
200点 |
価格点(満点) |
100点 |
100点 |
技術点(満点) |
100点 |
200点 |
評価値(満点) |
200点 |
300点 |
3.適用
平成22年9月15日以降に入札公告する調査等業務から適用します。

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