地域と連携した活性化への取り組みが始まっています
― 高知県大豊町での事例紹介 ―
平成23年2月28日
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、高速道路の資産価値を高める新たな事業の創造に取り組んでいます。高知県長岡郡大豊町では、地域と連携し、観光促進や交流人口の増加に寄与する取り組みを開始しています。
こうした取組みにより、NEXCO西日本グループは地域発展へ貢献するとともに、高速道路の価値向上を目指しています。
1.大豊町の概要
高知県長岡郡大豊町は、県土の東北端、四国山地の中央部に位置し、一級河川吉野川が町のほぼ中央部を流れ、総面積約315平方キロメートルを有する石鎚山系と剣山山系に囲まれた、平均標高450mの町です。
森林や吉野川など豊かな自然に恵まれ、キャンプやカヌー、ラフティングなどが楽しめるアウトドア派には絶好の自然豊かな町です。一方で、人口約4,900人(平成23年2月現在)、65才以上がその半数以上を占めています。
2.NEXCO西日本グループ会社(西日本高速道路エンジニアリング四国(株)(香川県高松市、代表取締役社長:濱野光司))の取り組み
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公共施設の指定管理者に指定 (平成22年12月15日)
ゆとりすとパークおおとよ、道の駅大杉の管理者
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大豊町総合支援促進事業に基づく協定を締結 (平成22年10月25日)
三者協定による休耕地を利用したアグリ事業
3.期待できる効果
地域活性化と高速道路価値の向上
(地域の効果)
- 高速道路グループ会社による安定的な運営(SAPAの営業実績・施設等維持管理手法・広報効果等)と交流人口の拡大
- 休耕地の有効活用及び新たな雇用機会の創出
(NEXCO西日本グループの効果)
- NEXCO西日本グループの資産・人材等を活用した地域活性化への貢献とネットワークとしての高速道路価値の向上
- グループネットワークを生かした自家産品等の販売
- 施設等運営管理に際する高速道路保守に関わる人材の活用
- 施設運営及び農業技術等のノウハウ蓄積による経験値の向上
ゆとりすとパークおおとよ
四国山脈の山並みを背景に広がるさわやかな緑の高原上に出現した、カラフルで香り豊かな憩いとくつろぎの楽園。
入場口のゲートをくぐると植物園とプレイロットがあり、その上方にハーバルハウスと植物園温室が隣接している。その上には芝生広場、オートキャンプ場、コテージがあります。
道の駅 大杉(大杉観光センター)
道の駅大杉は大豊町のインフォメーションセンターの役割を担っており、観光・物産・道路情報を提供しています。隣接して、樹齢3000年といわれる杉の大杉や大杉と深い縁に結ばれた美空ひばりさんの歌碑や遺影碑などがあります。
ゆとりすとベリー農園
大豊町総合支援窓口スキームに基づく相互協力に関する協定書を大豊町・地権者・NEXCOエンジニアリング四国の三者間で締結しています。エンジニアリング四国は、約3千m2の農地を借地し、ブルーベリー栽培に取り組んでいます。農園の名称については、大豊町立大豊町中学校の生徒の皆さまからの名称募集により決定しました。
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