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ニュースリリース

新名神高速道路 道場(どうじょう)工事の入札手続きの中止について

平成23年8月12日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、入札者から提出された書類に疑義が生じたため、平成23年7月11日に入札手続きの保留を継続していました「新名神高速道路 道場工事」について、外部の有識者を含めた「工事入札調査委員会」の調査結果を受けて、本日の取締役会決議により、入札手続きの公正性及び公平性を確保する観点から、その入札手続きを中止しましたのでお知らせします。
当社としましては、このような入札手続きを中止せざるを得ない事態が発生したことを重く受け止め、本日、「工事入札妨害再発防止委員会」を社内に設置し、今後、原因究明と再発防止対策の検討を実施し、それを踏まえた工事発注体制の一層の適正化に努めて参ります。

1.工事の概要

  • 工事件名
    新名神高速道路 道場工事
  • 発注機関
    西日本高速道路株式会社 関西支社
  • 経緯
    平成23年3月23日:
    入札公告
    平成23年6月29日:
    入札書提出期限
    平成23年6月30日:
    開札
    低入札調査等の入札書類の審査 入札手続きを保留
    平成23年7月11日:
    入札者からの提出書類に疑義が生じ、入札手続きの保留を継続
    平成23年7月11日:
    外部の有識者を含めた「工事入札調査委員会」を設置
    平成23年8月12日:
    入札手続きを中止

2.工事入札調査委員会による調査結果

  • 委員会の設置目的
    「道場工事」の入札手続き等の中で、入札妨害等に相当する不適切な行為が存在しなかったかどうかの事実関係の確認
  • 調査の方法
    「道場工事」の入札において提出された入札単価表等の分析により、事実関係を確認
  • 調査結果の概要
    1. 当社の入札に係る情報の流出の疑義
      「道場工事」の当社の入札に係る情報が流出した疑いがあること。
    2. 入札参加者の入札価格の疑義
      入札参加者の入札単価表及びその後提出された入札単価明細書等を詳細に吟味したところ、入札単価の裏付けとなる根拠に不自然な点が多く見られること。

3.入札手続きの中止について

  • 判断理由
    工事入札調査委員会の調査結果を受けて、取締役会決議により、工事発注手続きの公正性及び公平性を確保する観点から、「道場工事」の入札手続きを中止したもの。
  • 中止後の道場工事の取り扱い
    入札手続きを中止した「道場工事」については、準備が整い次第、適切な形態で、改めて工事の発注手続きを開始する予定です。

4.再発防止対策の検討

  • 本日、外部の有識者を含めた「工事入札妨害再発防止委員会」を社内に設置して、原因究明を行うと共に、再発防止対策の検討を実施します。
  • そして、その検討結果を踏まえて業務実施方法などの社内システムの改善を行い、工事発注体制のより一層の適正化に努めて参ります。