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ニュースリリース

調査等業務における総合評価落札方式の見直しについて

平成25年1月9日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚由成)は、平成25年2月1日以降入札公告を行う調査等業務を対象に総合評価落札方式を見直すこととしましたのでお知らせします。

弊社は平成21年1月、技術力の確保とともにダンピング受注など不適切な低入札を排除することを目的として、価格評価点が契約制限価格の75%(価格評価基準額)でピークとなりそれ以下では低減する総合評価落札方式を導入しました。

しかしながら、低入札の排除が十分でなく、価格評価基準額未満の落札の割合が大きくなっている状況です。調査等業務については完了時に成績評定を実施しているところですが、落札率が低くなるに従い成績評定が低くなる傾向にあり、特に75%を下回るとその傾向は顕著であり、品質の確保に支障が生じることが懸念されます。

これを踏まえ、技術力を確保し、低入札の排除をさらに確実にするため、価格評価式を見直すとともに技術評価点と価格評価点の重みを変更します。

また、調査等業務については、平成24年7月に企業会計手法と整合性を図った新たな積算手法を導入しておりますが、今回併せてこれに適合した価格評価基準額の算出方法へと変更します。

制度の変更概要

1)価格評価式の変更

  1. 価格評価基準額(H0)未満の場合は、価格点の勾配を急こう配とし、入札率50%で価格点0点としていたものを、入札率65%で0点とする。
  2. 価格評価基準額(H0)以上の場合は、工事の場合と同様に価格評価式を2次放物線とする。

価格評価式の変更

2)技術点と価格点の重みの見直し

技術点を簡易型・標準型ともに、従来の2倍とします。

価格評価点:技術評価点

現行
簡易型 標準型
100点:100点 100点:200点
改正
簡易型 標準型
100点:100点×2=200点 100点:200点×2=400点

3)価格評価基準額の見直し

価格評価基準額を国土交通省が設定する低入札価格調査基準と同一とし業種毎に以下のとおり設定。

業種区分 価格評価基準額 (H0) ※国土交通省の低入札価格調査基準相当 算出の一例
測量 直接測量費の額 + 測量調査費の額 + 諸経費の額に10分の4を乗じて得た額 78%
建築関係
設計業務
直接人件費の額 + 特別経費の額 + 技術料等経費の額に10分の6を乗じて得た額 + 諸経費の額に10分の6を乗じて得た額 76%
土木系
設計業務
直接人件費の額 + 直接経費の額 + その他原価の額に10分の9を乗じて得た額 + 一般管理費等の額に10分の3を乗じて得た額 77%
地質調査業務 直接調査費の額 + 間接調査費の額に10分の9を乗じて得た額 + 解析等調査業務費の額に10分の7.5を乗じて得た額 + 諸経費の額に10分の4を乗じて得た額 81%
補償業務 直接人件費の額 + 直接経費の額 + その他原価の額に 10分の9を乗じて得た額 + 一般管理費等の額に10分の3を乗じて得た額 78%