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ニュースリリース

NEXCO西日本管内の建設中区間の進捗状況

平成25年8月28日
西日本高速道路株式会社

地域間の交流・連携を促進し、経済活動の発展や地域福祉の向上に寄与するため、NEXCO西日本では、計画的かつ着実に道路ネットワークの整備に取り組んでいます。

1.高速ネットワークの整備

高速道路ネットワークの整備は、自動車交通の混雑緩和や地域間の交流・連携の強化につながります。高速道路機構と締結した協定に基づき、高速ネットワークの整備促進に努めています。

(1)開通予定

高速道路の開通予定※1
完成予定年度 区間 延長 延長計※5 開通延長率※6
平成25年 東九州道 苅田北九州空港~行橋 9km 9km 5%
平成26年 徳島道 徳島~徳島JCT~鳴門JCT 11km 38km 28%
東九州道 行橋~豊津 7km
東九州道 日向~都農※2 20km
平成28年 新名神 城陽JCT~八幡JCT 4km 32km 46%
東九州道 椎田南~宇佐※3 28km
平成30年 新名神 高槻JCT~神戸JCT※4 40km 40km
(60km)
70%
高松道 鳴門~高松市境(四車線化) (52km)
長崎道 長崎芒塚~長崎多良見(四車線化) (8km)
平成31年 四国横断道 徳島東~徳島JCT 4km 4km 72%
平成32年 播磨道 播磨新宮~山崎JCT 12km 12km
(15km)
79%
舞鶴若狭道 福知山~綾部(四車線化) (10km)
舞鶴若狭道 綾部PA~舞鶴西(四車線化) (5km)
平成33年 湯浅御坊道路 御坊~有田(四車線化) (19km) (19km) 79%
平成35年 新名神 大津JCT~城陽JCT 25km 35km 100%
新名神 八幡JCT~高槻JCT 10km
170km
(94km)
   

(注)事業中区間のIC・JCT名称は仮称

※1
高速道路機構との協定に基づく
※2
会社努力目標は平成25年
※3
会社努力目標は平成26年
※4
会社努力目標は平成28年
※5
( )内は四車線化の延長
※6
開通延長率は四車線化を除く
新設区間の全延長に対する開通延長の比率

 

(2)主な区間の進捗状況

  1. 新名神高速道路

    城陽~八幡間は、平成25年3月に工事着手率100%となり、現在、主に橋脚工事を行っており、工事を全面展開しているところです。

    高槻~神戸間は、平成25年8月に工事着手率100%となり、平成25年1月には、初めての橋梁上部工が完成するなど工事を全面展開しているところです。

    また、平成24年4月に事業許可を得た大津~城陽、八幡~高槻間は、用地取得に向け、各種調査や設計を進めています。

  2. 四国横断自動車道

    徳島~徳島JCT~鳴門JCT間は、工事を全面展開しているところであり、開通に向け、既に舗装工事を発注しているところです。

    また、徳島東~徳島JCT は、平成25年8月に「吉野川渡河部」の環境保全について、専門家から必要な指導、助言を得るための「四国横断自動車道 吉野川渡河部の環境保全に関する検討会」を開催するなど各種調査や設計を進めています。

  3. 東九州自動車道

    苅田北九州空港~行橋、日向~都農間は、工事を全面展開しているところであり、開通に向け、舗装工事に着手しているところです。

    行橋~豊津、椎田南~宇佐間は、工事を全面展開しているところであり、開通に向け、既に舗装工事を発注しているところです。

2.新名神高速道路の着実な建設

新名神高速道路は、1963年に開通し、今年7月16日で50周年を迎えた栗東IC~尼崎IC開通以来、日本の産業と社会を支え続けてきた名神高速道路などとともに、高速道路ネットワークの多重化を実現し、日本の大動脈として高速道路の信頼性を格段に高めるために計画されました。

この「新名神」を「未来につなぐ信頼の道」とするべく、早期の全線開通に向け、整備を進めています。

(1)最近のトピックス

  1. 高槻~神戸間の工事着手率100%

    平成25年8月に、高槻~神戸間(延長40.5km)の最後の土木工事である原萩谷トンネル西工事を発注し、全線で工事に着手いたしました。

    高槻~神戸間の工事着手率100%

  2. 兵庫県内初のトンネル掘削を開始

    高槻~神戸間には、上下線で20本(上下線各約16.5km・総延長約33km)のトンネルを施工する計画となっています。

    平成25年8月26日に、兵庫県内初となるトンネル掘削を猪渕トンネル(上り線延長193m)において、神戸側から開始いたしました。

    なお、大阪府内では、平成25年1月15日から、箕面トンネル(延長上り線4,994m、下り線4,979m)を高槻側から掘削中であり、神戸側からも9月中旬頃掘削開始予定です。

    猪渕トンネル(上り線)掘削状況

(2)主な工事の進捗状況

  1. 八幡ジャンクション工事(城陽~八幡間)

    新名神高速道路と第二京阪道路が接続する八幡JCTの盛土造成や橋脚工事等を行っています。

    50基の橋脚を施工することとなっており、現在13基が完成しているところです。

    八幡ジャンクション工事(城陽~八幡間)
    八幡ジャンクション工事(城陽~八幡間)
  2. 下音羽工事(高槻~神戸間)

    一級河川下音羽川を横過する橋脚工事等を行っています。

    急峻な箇所や河川区域内に橋脚を施工することから、高さ約35m、延長約900m、総鋼重約6,200tの仮設桟台から大型クレーンを使用し、工事を進めています。

    下音羽工事(高槻~神戸間)
    下音羽工事(高槻~神戸間)
  3. 箕面トンネル東工事(高槻~神戸間)

    箕面トンネル(延長上り線4,994m、下り線4,979m)は、現在事業化されている新東名・新名神における最も延長が長いトンネルです。高槻、神戸の両側から施工する計画となっています。そのうち、高槻側からの施工を担当する工事です。

    上り線は、平成25年2月9日から掘削を開始し、8月26日現在で252m、下り線は、平成25年1月15日から掘削を開始し、8月26日現在で368mまで掘削が完了しています。

    箕面トンネル東工事(高槻~神戸間)
    箕面トンネル東工事(高槻~神戸間)
  4. 神戸ジャンクション工事(高槻~神戸間)

    新名神高速道路と中国自動車道が接続する神戸JCTの盛土造成や橋脚工事等を行っています。

    中国自動車道との接続工事のため、中国自動車道や神戸ジャンクションのランプを迂回路に切り替えながら工事を行っています。5回の迂回路への切り替えを計画していますが、現在は1回目の切り替えとして中国自動車道下り線を切り替えています。

    10月7日から10月26日までの中国道集中工事に合わせて、2回目の切り替えとして、中国自動車道上り線を迂回路への切り替えと、神戸ジャンクションBランプ(中国道(上り線)吉川方面から山陽道方面へ走行するランプ)を切り替える工事を行います。

    新名神高速道路完成イメージ図

    現況
工事完了後(迂回路運用開始)