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ニュースリリース

休憩施設の店舗建替におけるお客さまサービス向上の取り組み
― 曳家による移動型店舗改築の試行について ―

平成30年2月28日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚 由成)は、店舗建替工事期間中のお客さまサービスの低下を改善するため、曳家を活用した建替工事の試行を E10宮崎自動車道 山之口サービスエリア(SA)にて実施します。

今回の試行は、仮設店舗による営業を無くし、オールタイムフルサービスによるお客さまサービスの向上を目指しており、休憩施設の店舗建替においては初めての試みとなります。

1.今回の取り組み

休憩施設の店舗建替は、これまで仮設店舗を設置してサービス継続に努めておりますが、本設の店舗に比べると提供できるサービス内容は制限されてしまいます。

今回試行する工法は、仮設店舗を設置することなく、工事期間中も従前と同様のサービス提供が継続できるよう、新たな取り組みにチャレンジするものです。

NEXCO西日本では今後も、今回実施する曳家工法を含め、お客さまサービス向上に資する工事計画のイノベーションに取り組んでまいります。

2.工事の概要

曳家イメージ

今回の試行は、「曳家」と呼ばれる「建築物を解体せずに別の場所へ移動する建築工法」を活用したもので、既設店舗の隣接地に新設店舗を建築後直ぐに営業を切替え、既設店舗を解体した跡地に、新設店舗の「曳家」を行い工事完成させるものです。

【仮設店舗設置の場合】 仮設店舗の設置 ⇒ 既設店舗の解体 ⇒ 新設店舗の建築 ⇒ 仮設店舗の解体

仮設店舗設置の場合

【今回の試行】 新設店舗の建築 ⇒ 既設店舗の解体 ⇒ 新設店舗の移築(曳家)

今回の試行

※上記の工程は一例であり、建物の規模・現地条件により変更が生じます。

仮設店舗設置による建替イメージ

現状

既設店舗の営業を継続したまま、仮設店舗を建築

仮設店舗に営業を切替、既設店舗を解体

新設店舗を建築

新設店舗完成後、仮設店舗を解体

曳家工法による建替イメージ

現状

既設店舗の営業を継続したまま、新設店舗を建築

新設店舗に営業を切替、既設店舗を解体

基礎工事完了後、新設店舗を移設(曳家)

3.工事予定箇所

平成30年度に、E10宮崎自動車道 山之口SA(上下線)にて試行を実施します。

E10宮崎自動車道 山之口SA(上下線)
営業施設新築 鉄骨造 平屋建て 165m2 2棟
(既存営業施設 鉄骨造 平屋建て 152m2 2棟)

宮崎自動車道 山之口SA

宮崎自動車道 山之口SA