平成30年2月28日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚 由成)は、店舗建替工事期間中のお客さまサービスの低下を改善するため、曳家を活用した建替工事の試行を E10宮崎自動車道 山之口サービスエリア(SA)にて実施します。
今回の試行は、仮設店舗による営業を無くし、オールタイムフルサービスによるお客さまサービスの向上を目指しており、休憩施設の店舗建替においては初めての試みとなります。
休憩施設の店舗建替は、これまで仮設店舗を設置してサービス継続に努めておりますが、本設の店舗に比べると提供できるサービス内容は制限されてしまいます。
今回試行する工法は、仮設店舗を設置することなく、工事期間中も従前と同様のサービス提供が継続できるよう、新たな取り組みにチャレンジするものです。
NEXCO西日本では今後も、今回実施する曳家工法を含め、お客さまサービス向上に資する工事計画のイノベーションに取り組んでまいります。
今回の試行は、「曳家」と呼ばれる「建築物を解体せずに別の場所へ移動する建築工法」を活用したもので、既設店舗の隣接地に新設店舗を建築後直ぐに営業を切替え、既設店舗を解体した跡地に、新設店舗の「曳家」を行い工事完成させるものです。
【仮設店舗設置の場合】 仮設店舗の設置 ⇒ 既設店舗の解体 ⇒ 新設店舗の建築 ⇒ 仮設店舗の解体
【今回の試行】 新設店舗の建築 ⇒ 既設店舗の解体 ⇒ 新設店舗の移築(曳家)
※上記の工程は一例であり、建物の規模・現地条件により変更が生じます。
仮設店舗設置による建替イメージ
曳家工法による建替イメージ
平成30年度に、E10宮崎自動車道 山之口SA(上下線)にて試行を実施します。