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ニュースリリース

台風21号による高速道路の被災状況及びNEXCO西日本の取り組み

平成30年9月26日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:酒井 和広)は、今回の台風21号による高速道路の被災状況とNEXCO西日本の取り組みをとりまとめました。

これまで、被災により通行止めとなった区間の早期の通行再開に向け、国土交通省をはじめ、関係機関の支援をいただきながら24時間体制で応急復旧工事を行ってきました。

台風の影響でタンカー船が衝突した関西国際空港連絡橋について、来年のゴールデンウィークまでに連絡橋を完全復旧することを目標に作業を進めていきます。

台風21号の気象概要

  • 台風21号は、9月4日12時頃に非常に強い勢力で徳島県南部に上陸し、同日14時頃に兵庫県神戸市に再上陸、近畿地方を縦断しました。高知県室戸市室戸岬では最大風速48.2m、最大瞬間風速55.3m、大阪府田尻町関空島(関西空港)では最大風速46.5m、最大瞬間風速58.1mとなるなど、四国や近畿地方では猛烈な風が吹き、猛烈な雨が降ったほか、顕著な高潮となったところがありました。
  • 風の影響が大きく和歌山では観測史上1位となる57.4m/sの最大瞬間風速を観測。また、大阪でも1961年以来57年ぶりの45m/s超となる47.4m/sを観測するなど、台風の東側に入ったエリアを中心に、広い範囲で25m/sを超える暴風を観測しました。
  • 高速道路本線上でも、大阪府の吹田ICで44.7m/s、滋賀県の甲賀土山ICで34.7m/s、和歌山県の和歌山ICでも39.1m/sの最大瞬間風速を記録するなど、非常に強い風が各地で吹き荒れたことにより、9月4日(火曜)15時には通行止め延長が最大約575kmに達しました。
    これはNEXCO西日本で管理する高速道路の約16%にあたります(関西支社管内では、最大通行止め延長が約435km、管内高速道路の約48%が通行止めとなりました)。

上陸頃の台風位置と勢力

上陸頃の台風位置と勢力

最大瞬間風速(m/s) (9月4日9時~16時)

最大瞬間風速(m/s) (9月4日9時~16時)

台風21号に伴うおもな被害状況

事象 件数
倒木 36
遮音壁 35
標識 11
のり面 5
車両横転事故 15

台風21号に伴うおもな被害箇所・通行止め状況

9/4 15時通行止め状況

  • 名神高速道路

(1)(茨木IC~高槻IC)

茨木IC~高槻IC

  • 新名神高速道路

(2)(高槻JCT~茨木千提寺IC)

高槻JCT~茨木千提寺IC

  • 京滋バイパス

(3)(久御山JCT~巨椋IC)

久御山JCT~巨椋IC

  • 近畿道

(4)(摂津北IC~吹田JCT) (5)(東大阪南IC付近)

摂津北IC~吹田JCT
東大阪南IC付近

  • 阪和道

(6)(岸和田和泉IC~貝塚IC)

岸和田和泉IC~貝塚IC

(6)(堺IC~岸和田和泉IC)

堺IC~岸和田和泉IC

(6)(岸和田和泉IC付近)

岸和田和泉IC付近

  • 徳島道

(7)(脇町IC~美馬IC)

脇町IC~美馬IC

  • 湯浅御坊道路

(8)(広川IC付近) (9)(川辺IC~御坊IC)

広川IC付近
川辺IC~御坊IC