令和2年3月25日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:酒井 和広)は、公共工事の品質確保の促進に関する法律を始めとする入札関係法令に基づき、契約制度の導入などの取り組みを行ってまいりましたが、依然、入札不調の発生が続く状況に鑑み、入札不調対策のさらなる取組みを行うこととしましたのでお知らせします。
事業の多様化とその規模の拡大や技術者不足等により、平成27年度から入札不調が上昇しており、令和2年1月末時点には20.5%となっています。
協議合意方式は、これまで契約制限価格が4億円未満までの工事に適用していましたが、令和2年4月1日以降に手続きを行う工事については、WTO政府調達基準額※2未満までの工事に適用可能とします。
不落札協議は、これまで一定の条件を満たす工事に適用していましたが、令和2年4月1日以降に手続きを行う工事については、全ての工事に適用可能とします。
これらの入札不調対策により、次の効果が期待され、入札者の負担軽減に寄与するものと考えています
工事の総合評価落札方式の入札に当っては、価格評価をしていますが、その際、価格評価基準額を設定し、入札額がこれと同額の場合、価格評価点が満点(100点)となる一方で、この金額を下回ると一律0点としています。
しかし、価格評価基準額を中央公共工事契約制度運用連絡協議会(以下、公契連という。)が定める低入札基準価格より低く設定しているために、低入札基準価格を下回る低入札価格帯での契約が依然として多く見られます。
このため、低入札基準価格を下回って契約締結する工事の発生の低減を目的として、価格評価基準額を、現行の低入札基準価格まで引き上げることとします。
なお、この変更により、価格評価基準額は、平均的に契約制限価格に対して88%程度であったものが92%程度に上昇する見込みです。
技術評価点と価格評価点を加算した総合評価点が最も高いものを落札者とする方式です。
(1)技術評価点:技術力に応じて付与される評価点で、技術提案書の審査点
(2)価格評価点:入札価格に対する評価点で、入札率(入札額/契約制限価格)により決定
2025年4月23日
2025年4月18日