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ニュースリリース

暫定2車線の高速道路 区画柵の設置について

― 長大橋梁・トンネルにおける区画柵の試行設置箇所の拡大 ―

令和7年11月6日
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社

NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本は、重大事故につながりやすい暫定2車線区間での高速道路の正面衝突事故防止対策として、ラバーポールに代えて区画柵の設置、検証を進めております。

これまでに2018年6月15日に国土交通省が公表した「暫定二車線の高速道路のワイヤロープ設置方針について」及び2020年3月31日に公表した「暫定2車線の高速道路における新たなワイヤロープ設置方針について」を基に、土工部、中小橋梁※1について、ワイヤロープの設置を進め、2022年度末までに概成しました。

長大橋梁※2及びトンネルについては、2021年6月8日の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第5回)」を経て、2021年10月よりセンターパイプ、センターブロックを試行的に設置し、検証を開始しました。

この度、2025年8月5日の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会(第8回)」において、試行設置の拡大( 別添1 (722KB) PDFファイルを開きます )が決定されたことを踏まえ、以下の箇所についてセンターパイプ・センターブロックを順次設置していくこととしましたのでお知らせします。引続き正面衝突事故防止対策としての有効性、適用性の検証を進め、暫定2車線区間における交通安全対策に取り組んでまいります。

※1 中小橋梁:橋梁延長50m未満の橋梁  ※2 長大橋梁:橋梁延長50m以上の橋梁

区画柵試行設置箇所 

区画柵の試行設置対象として、全国15路線、延べ約17km※3を更に追加します( 別添2 (747KB) PDFファイルを開きます )。2025年度から順次設置を進め、概ね2年以内※4を目途に設置完了を目指します。

会社名

路線数

設置種別

設置箇所数

設置延長※3

NEXCO

東日本

4路線

長大橋梁

9箇所

約2.6㎞

トンネル

2箇所

約3.8㎞

小計

11箇所

約6.4㎞

NEXCO

中日本

2路線

トンネル

2箇所

約3.8㎞

小計

2箇所

約3.8㎞

NEXCO

西日本

9路線

長大橋梁

12箇所

約3.8㎞

トンネル

3箇所

約2.7㎞

小計

15箇所

約6.5㎞

合計

15路線

長大橋梁

21箇所

約6.4㎞

トンネル

7箇所

約10.3㎞

※3 構造物延長であり、実際に設置する延長とは異なります

※4 夜間工事通行止の実施状況及び工事の契約状況等により、設置完了時期が遅れる場合がございます

≪区画柵とは≫

以下の技術的性能が確認された技術であり、「道路上の柵又は駒止め」の一つとして、建築限界内において設置可能

・ 高速道路の暫定2車線区間に限っては、「防護柵」に準じた安全性が確保される

・ 車両の安全かつ、円滑な通行の確保に資するものであり通行の障害とならない

区画柵

ワイヤロープ 【左:土工部、右:中小橋梁】

区画柵

センターパイプ

区画柵

センターブロック

≪参考≫

・ 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討会
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/front_accident/index.html 新規ウィンドウを開きます