▲ 

ニュースリリース

新たな日本の大動脈「新名神高速道路」開通から1年
新名神高速道路(亀山(かめやま)ジャンクション~草津田上(くさつたなかみ)インターチェンジ間)の交通状況と整備効果

平成21年4月3日
西日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
国土交通省近畿地方整備局
国土交通省中部地方整備局
平成20年2月23日に新名神高速道路の亀山ジャンクション(JCT)から草津田上インターチェンジ(IC)間(延長49.7km)が開通してから1年が経過しました。
この度、開通後1年間の交通状況と開通に伴う整備効果をとりまとめましたので、お知らせします。

交通状況

  • 新名神高速道路の1年間の平均交通量は約29,000台/日。
  • 新名神高速道路への交通転換により、東名・名神高速道路(豊田(とよた)JCT~草津JCT)では渋滞が減少し、定時性向上に寄与。
    • 一宮(いちのみや)JCT~草津JCTで、渋滞量は約8割の減(7,249→1,738km・hr)、渋滞回数は約7割の減(662→202回)
      ※渋滞量:渋滞の規模を示す指標([最大渋滞長]×[渋滞時間]/2)
  • 一方、新名神高速道路に接続する東名阪自動車道(四日市(よっかいち)JCT~亀山JCT)、名神高速道路(草津JCT~ 吹田(すいた)JCT)では、交通量の増加により渋滞がさらに悪化し、課題が顕在化。
    • 四日市JCT~亀山JCTで、渋滞量は約2.9倍の増(3,510→10,139km・hr)、渋滞回数は約2.7倍の増(231→614回)
    • 草津JCT~吹田JCTで、渋滞量は約1.4倍の増(5,452→7,429km・hr)、渋滞回数は約1.2倍の増(1,041→1,232回)

整備効果

  • 新名神高速道路は名神高速道路の利用と比べ、豊田JCTから草津JCT間の所要時間が約30分短縮(約2時間5分→約1時間35分)。
  • 新名神高速道路沿線の甲賀地域には、ここ6年間で滋賀県に進出した企業197社のうち、約4割にあたる79社が進出。また、沿線の大津市(おおつし)、栗東市(りっとうし)、甲賀市(こうかし)の地価(商業地)は、全国地方平均が下落傾向にあるなか平成19年以降、上昇転換。
  • 新名神高速道路を利用する高速バスは、開通後1年間で191便/日(片道)まで増加。
  • 新名神高速道路周辺の主な観光施設では、開通後10ヵ月間の入込客数が、前年同時期に比べ6%の増(150万人→159.6万人)。
  • 東名・名神高速道路の通行止めが長時間に及ぶ(開通後1年間で生じた13回の通行止めのうち、9回が5時間以上)などの際には、新名神が代替ルートとして機能。
  • 新名神高速道路を利用する企業へのアンケートでは、新名神利用の効果について「輸送時間が短縮」が約5割、「ドライバーのストレス・疲労が軽減」が約3割の回答(選択式・複数回答可)。
Get Adobe Reader

PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。