平成24年3月26日
阪神高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
阪神高速道路株式会社と西日本高速道路株式会社は、安全・安心・快適な道路サービスを提供し続けるため、両社協力して、第二神明道路 伊川谷~阪神高速3号神戸線 湊川間において大規模補修工事を行います。
平成24年5月29日(火曜)午前0時~平成24年6月6日(水曜)午前6時 (8昼夜連続)
※通行止めは、午前4時から開始
第二神明道路 伊川谷~阪神高速3号神戸線 湊川 上下線 16.1km
(神戸市西区伊川谷町別府~同市長田区苅藻通付近)
午後8時~翌日の午前6時(8夜間)
午後8時~翌日の午前6時 (2夜間)
高機能舗装の打替え 約36,000m2
降雨時の排水をスムーズに行い、また、走行車両のタイヤと路面との摩擦音を軽減する高機能舗装を打替えします。
伸縮継手埋設箇所の改良 46レーン
車両走行時の騒音・振動の軽減対策として施工している伸縮継手埋設部(ノージョイント部)の構造を改良し、舗装を滑らかに連続化することにより、走行性の向上を図ります。
伸縮継手補修工事 218レーン
舗装と伸縮継手の平坦性を確保するために、舗装敷設後に伸縮継手の据え付けを行い、施工精度の向上をはかり車両走行時の騒音・振動を軽減させます。
再帰反射視線誘導標の設置
連続的に設置した帯状の視線誘導標を地覆部に設置することで、通常点灯(ロービーム)の走行時においても高輝度反射の効果が発揮され、カーブ区間における視認性が大幅に向上します。
ポストコーンの設置・取替
各出入口の分合流部において、全反射型のポストコーンを設置・取替を行うことで、分合流部における視認性が向上します。
高機能舗装による舗装補修 約37,000m2
降雨時の排水をスムーズに行い、また、走行車両のタイヤと路面との摩擦音を軽減する高機能舗装を打替えします。
遮音壁の新設・嵩上げ 470m
遮音壁未設置区間における新設及び既設遮音壁の嵩上げにより、車両走行時の騒音を低減させます。
防護柵の補強 約2,000m
防護柵の突破による重大事故を防止するため、防護柵を強化タイプに取り替え、安全性の向上を図ります。
今回の大規模補修工事において、阪神高速道路上で行う舗装・伸縮継手補修等を通常の車線規制工事で実施した場合、工事日数が約90日必要となります。これらの工事には、大きな音が発生するため、沿道の皆さまへの影響を考慮すると夜間に行うことができません。また、車線規制による交通流への影響が大きくなるため、平日に工事を行うこともできません。したがって、これらの工事は、比較的交通量の少ない土曜・日曜・祝日の昼間に実施せざるをえず、工事期間を試算すると約12ヶ月かかることとなります。
しかし、集中的に終日通行止めによる工事とすることにより、8日間の工事期間でこれらの工事を実施することができます。
また、第二神明道路において、今回の終日車線規制等により工事を実施することにより、年間200件(約6割程度)の規制回数を減らすことができます。
阪神高速3号神戸線 月見山-湊川間の平常日におけるご利用交通量は、1日約8.2万台となっています。通行止めを実施するにあたり、過去の実績によれば、事前広報などの効果により約20%の交通が車利用を取りやめると見込まれるものの、約6.6万台の交通が他の高速道路、阪神高速道路の他の路線及び一般道路へう回するものと予測されます。
路線 | 区間 | 増加交通量(断面計) |
---|---|---|
7号北神戸線 | 藍那~箕谷 | 11,900台/日増 |
31号神戸山手線 | 妙法寺~神戸長田 | 22,600台/日増 |
山陽自動車道 | 三木JCT~神戸北IC | 4,200台/日増 |
中国自動車道 | 吉川IC~吉川JCT | 400台/日増 |
地点No | 路線名 | 交差点名 | (断面) | 増加交通量(断面計) |
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1 | 国道2号 | メリケン波止場前 | (西側) | 5,200台/日増 |
2 | 国道2号 | 東川崎 | (西側) | 8,000台/日増 |
3 | 国道2号 | 七宮 | (西側) | 9,300台/日増 |
4 | 国道2号 | 浜崎通 | (西側) | 9,500台/日増 |
5 | 国道2号 | 東尻池 | (西側) | 12,300台/日増 |
6 | 国道2号 | 大橋9 | (西側) | 16,400台/日増 |
7 | 国道2号 | 若宮橋 | (東側) | 16,400台/日増 |
8 | 国道2号 | 海浜公園前 | (東側) | 12,500台/日増 |
9 | 国道28号 | 長田 | (西側) | 5,400台/日増 |
10 | 神戸明石線 | 大田町 | (東側) | 5,400台/日増 |
11 | 神戸明石線 | 戸政町4 | (北側) | 6,600台/日増 |
12 | 神戸加古川姫路線 | 離宮公園前 | (北側) | 12,200台/日増 |
通行止めによる一般街路等及び阪神高速本線上の交通集中を回避すること等を目的として、通常の乗継ルートを含め、下記のとおり、う回ルートを設定します。
(東行)出口 | 入口 | |||
---|---|---|---|---|
3号神戸線 | 京橋東行、摩耶東行 | → | 5号湾岸線 | 六甲IS北、住吉浜 |
7号北神戸線 | 箕谷、箕谷(新神戸トンネル) | → | 3号神戸線 | 生田川、摩耶 |
5号湾岸線 | 六甲IS北、住吉浜 |
(西行)出口 | 入口 | |||
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3号神戸線 | 摩耶西行、生田川西行 | → | 7号北神戸線 | 箕谷、箕谷合併 |
5号湾岸線 | 住吉浜、六甲IS北 | → | 3号神戸線 | 摩耶西行、京橋西行 |
7号北神戸線 | 箕谷、箕谷合併 |
※太文字は、通常の乗継ルート(赤太文字はETC無線車限定)における出入口を表示
ETC無線通行でご利用の場合
現金でお支払いまたはETCカードを料金所で手渡しされる場合
※下記の料金所にて、全てのお客さまにお渡しします。ご利用に際しては有効時間(3時間)を設定します。
期間中、7号北神戸線伊川谷JCTを起終点として、31号山手線または上記う回ルート経由にて、3号神戸線及び5号湾岸線の各出入路間を走行するETC無線車両への課金につきましては、3号神戸線月見山(第二神明道路接続部)を起終点として走行されたものとみなす措置を行います。
31号神戸山手線湊川JCT-白川南間は危険物積載車両の通行が禁止又は制限されますのでご注意ください。(※神戸長田出入口閉鎖中は危険物積載車両の通行が禁止又は制限される区間が変更になっています。)
市民生活、経済活動への影響を最小限にするため、工事期間中はお車のご利用を極力控えていただき、電車・バス等の公共交通機関のご利用をお願いするとともに、以下の対策を講じます。
お客さまへの広報
ラジオ、テレビ、新聞、ポスター、チラシ、ポケットティッシュ、横断幕、広報誌、両社のインターネットホームページ等による広報
関係機関への協力要請
各道路管理者をはじめ、関係する地方公共団体へ工事抑制等の協力を要請します。
沿道の皆さまへ新聞の折り込みチラシ等により、ご理解とご協力をお願いします。
沿道の学校、幼稚園、病院、ホテル等へポスター・チラシにより、ご協力をお願いします。
各協会団体を通じ、会員企業への周知を依頼します。
飛行機・バス・タクシー・トラックの協会等に、期間中の対応についてご協力をお願いします。
道路交通への対策
道路情報板、道路情報ラジオ(1620kHz)、自動電話案内(阪神高速道路(株)提供:愛ウェイダイヤル078-321-1620(兵庫地区)/06-6577-1620(英語),西日本高速道路(株)提供:ハイウェイテレホンサービス/078-903-1620(神戸局),#8162(携帯短縮ダイヤル))、VICS等で情報を提供するとともに、日本道路交通情報センター等へも協力を要請します。
阪神高速道路の渋滞状況に応じて、一般道路の混雑状況も把握しながら、兵庫県警と協議の上、入口制御を実施します。
一般道路で混雑が予想される区間及びう回ルートにおいて、誘導案内看板を掲げ、交通の円滑化に努めます。また、違法駐車対策用看板を掲げ、違法駐車車両の排除にも努めます。
工事情報提供ダイヤル等の設置
大規模補修工事に関する各種お問い合わせや、工事期間中の最新の道路交通情報を提供するため、下記のお問い合わせ窓口を設けます。
阪神高速道路(株)では交通管制センターに専用電話を(フリーダイヤル0120-76-1620:6月6日(水曜)まで終日受け付け)設置します。工事期間中は沿道の皆さまへの窓口として、通行止め現地本部を設置します。
西日本高速道路(株)では、お客さまセンター(フリーダイヤル 0120-924863)及び第二神明道路管理事務所(078-708-5131:工事期間中は終日受付)にお問い合わせ窓口を設けます。
安全対策及び渋滞対策
渋滞の状況に応じて、その後尾での追突事故を防ぐため、渋滞情報の提供や注意喚起標識を配置し、警戒にあたります。
工事車両が規制内から出入する際の事故防止の為、ペースカーが走行します。
緊急車や事故車の誘導や規制材の点検のため、工事期間中、保安員が巡回します。