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ニュースリリース

新名神高速道路高槻第二JCT橋梁架設工事における架設時の状況と今後の対応について

平成27年6月24日
西日本高速道路株式会社

平成27年6月16日から17日にかけてNEXCO西日本関西支社(大阪府茨木市、支社長:村尾光弘)が行っておりました新名神高速道路 高槻第二ジャンクション(JCT)(仮称)の橋梁架設工事が遅延し、名神集中工事夜間通行止めの解除が大幅に遅れる事象が発生しました。また、その際の情報提供が十分なものではありませんでした。高速道路をご利用のお客さま、通行止め解除の遅延による影響でご迷惑をお掛けした皆さまに心よりお詫び申し上げます。

これまで架設工事が遅延した原因について調査を進めてまいりました。現段階で確認できた架設時の状況と今後の対応についてお知らせいたします。

1.工事の概要

架設場所:
新名神高速道路 高槻第二JCT Cランプ橋(CP1橋脚~CP2橋脚間)

(所在地:大阪府高槻市美しが丘)

架設方法:
台車移動による一括架設

今回、名神本線脇ヤードで約580tの鋼桁の組み立てを行い、台車に搭載して移動し、架設を行いましたが、下記の原因により遅延しました。

⇒夜間通行止めの遅延時間

(予定)
6月16日(火曜)午後8時から17日(水曜) 午前6時
(実際)
6月16日(火曜)午後8時から17日(水曜) 午前9時45分
(3時間45分の遅れ)

2.架設時の状況

  • 今回の架設は、既に両側に架設を完了している桁(既設桁)の間に、新たに桁(架設桁)を連結するものです。
  • 架設桁と既設桁とを連結するため、桁の表裏から添接板をあててボルト接合作業を行うものですが、この作業が遅れたものです。
  • 架設桁、既設桁及び添接板にあるボルト孔を、ジャッキを用いて架設桁の位置を微調整しつつ、孔を合わせてボルト挿入し締付けを行いましたが、ボルト孔のズレにより想定以上に時間を要しました。
  • その後、ジャッキによる孔のズレ調整が困難になったため、桁の接合を確実にするため、緊急的に既設桁に新たに孔をあけざるを得ず、さらに時間を要することとなり、大幅に作業が遅延したものです。
  • なお、現時点では、交通荷重とコンクリート床版の荷重もないため、現状のボルト本数にて、十分な安全性が確保されていることを確認しております。

3.今後の対応

  • 今後、孔のズレが生じた理由、ジャッキによる孔のズレ調整が困難となった理由等、原因究明と再発防止、今後の開通に向けた工事の対応方針等について、有識者のご意見を伺いつつ、調査・検討してまいります。
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