令和2年12月23日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本関西支社(大阪府茨木市、支社長:永田 順宏)は、 2020年4月16日にE24京奈道路が開通して20周年を迎えたことから、整備効果を取りまとめましたので、お知らせいたします。
E24京奈道路は、1988年の城陽IC~田辺西ICの開通を皮切りに整備が進められ、2000年4月16日の山田川IC~木津ICの開通により全線が開通しました。
E24京奈道路は、E1A新名神高速道路やE89第二京阪道路と一体となって、沿線地域にある世界遺産などの観光資源や、関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)の高度な研究開発拠点などの地域の資源を結び、近畿の経済・文化・暮らしを支えています。
E24京奈道路は、けいはんな学研都市内の5つの文化学術研究地区を南北に結んでいます。
E24京奈道路の開通後、学研都市の施設数や研究者・職員数が大幅に増加。
沿線自治体における工業製品の出荷額や従業員数は、京都府全域と比較し高水準で推移。
また、大規模商業施設の出店により、小売業販売額が約1.9倍、従業員数が約1.4倍に増加。
けいはんな学研都市と京都駅をE24京奈道路経由で結ぶ直通バスが運行され、利便性が向上。
沿線3市町(京田辺市・精華町・木津川市)では、E24京奈道路が地区内に開通した1991年から人口が約2.4倍に増加。特に、5つの文化学術研究地区では人口が約10倍に増加。
E24京奈道路は、木津川氾濫時に浸水が想定される国道24号の代替路として機能します。
E24京奈道路は京都と奈良の世界遺産を結んでおり、周遊観光の移動時間が短縮しました。
E24京奈道路に接続し、奈良市と大和郡山市を結ぶE24大和北道路の事業を進めています。
E24大和北道路の整備により国道24号の渋滞が緩和され、交通円滑化が期待されます。