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ニュースリリース

橋梁コンクリート内でのコンクリート締固め機先端部存置の判明について

平成20年10月21日
西日本高速道路株式会社
九州支社
NEXCO西日本九州支社(福岡市中央区、支社長:久保晶紀)が建設を進めています東九州自動車道(末吉財部~大隅)の高田川橋(こうだがわばし)において、コンクリート締固め機の先端部(金属製)がコンクリート内部に残ったまま施工を完了していることが判明しました。
NEXCO西日本九州支社といたしましては、橋梁構造に与える影響について検討し、対応策を講じてまいります。

1.橋梁概要

  1. 区間
    東九州自動車道(末吉財部~大隅)
  2. 工事名
    東九州自動車道 高田川橋(PC上部工)工事
  3. 場所
    鹿児島県曽於市大隅町大字岩川
  4. 橋梁形式
    PC3径間連続波形鋼板ウェブ箱桁橋(延長=244メートル)
  5. 工事期間
    平成18年3月16日~平成20年8月31日(完成済)

2.コンクリート締固め機の存置状況

  1. 存置箇所
    橋脚柱頭部隣接の波形鋼板裏打ちコンクリート部(平均厚さ370ミリメートル)
  2. コンクリート締固め機
    振動部(径×長さ):径43ミリメートル×約380ミリメートル
    材質:炭素鋼鋼材

3.確認の経緯

10月16~17日
10月16日に外部の方から通報があり、17日に当時の施工関係者に聴き取りを行い事実関係を確認。
10月18~20日
レーダー探査機・ファイバースコープを用いた現場調査を行い、コンクリート内にコンクリート締固め機先端部が存置されていることを確認。

4.今後の対応

コンクリート内に残されたコンクリート締固め機先端部は、短い棒状の金属でありコンクリート内に埋め込まれた状態で残っていても、構造上の安定性を損なうものではないと考えられます。
しかしながら、異物であることは事実であり、調査及び確認結果を基に、橋梁構造に与える影響について検討し、対応策を講じてまいります。
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