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特集3:高速道路ネットワークの機能強化

特集3:高速道路ネットワークの機能強化

高速道路ネットワークの着実な整備

当社では、地域の発展と、暮らしや利便性の向上に貢献するため、より安全で使いやすい高速道路ネットワークを構築することを目的とし、新名神高速道路などを含む7道路72kmの区間の新設事業及び阪和自動車道など9道路120kmの区間の6車線化及び4車線化事業を行っています。

以下に代表的な3つの事業区間について紹介します。

新名神高速道路(大津~城陽、八幡京田辺~高槻)

1963年の栗東IC~尼崎ICの開通以来、日本の産業と社会を支え続けてきた名神高速道路の多重化をめざし、「未来につなぐ信頼の道」新名神高速道路の整備を進めています。現在大津JCT~城陽JCT・IC及び八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間は、用地取得及び工事に着手するなど地元の皆さまのご理解をいただきながら、着実に事業を進めています。

淀川橋 工事の様子淀川橋 工事の様子

播磨自動車道(播磨新宮~山崎)

播磨新宮IC〜山崎JCT間は、鳥取県と兵庫県、岡山県の南北の連携が強化されることに加え、中国自動車道と山陽自動車道の結びつきを強めることを目的とした延長約12kmの事業です。

現在、全線にわたり工事に着手しており、引き続き、地元の皆さまや関係行政との協議を進めながら、更に工事進捗を図っていきます。

中国自動車道と接続する山崎JCT工事の様子中国自動車道と接続する山崎JCT工事の様子

四国横断自動車道(徳島東~徳島)

徳島東IC~徳島JCT間は、高松道・徳島道および新直轄方式で整備されている阿南~徳島東IC間を結ぶ延長約4kmの事業です。

この整備により、四国東部における広域ネットワークが構築されることで、地域間交流の強化、沿線道路の渋滞緩和、災害時の代替機能の強化などが期待されています。

吉野川大橋 工事の様子吉野川大橋 工事の様子

吉野川渡河部の環境保全の取り組み

徳島東IC~徳島JCT間のうち、吉野川に架かる「吉野川渡河部」は、多種多様な希少生物が生息・生育し、渡り鳥のシギ・チドリ類が飛来する干潟があることから、環境保全の観点において重要な場所です。

このような自然豊かな「吉野川渡河部」の環境保全のため、専門家から必要な指導、助言を得るため検討会を設置し、環境保全に配慮しながら事業を進めています。

吉野川渡河部の様子吉野川渡河部の様子

吉野川河口域で見られる 希少生物の例 ハマシギ吉野川河口域で見られる
希少生物の例 ハマシギ

❹~⓰ その他主な事業中箇所

2019年度以降も新規区間の整備や4車線化等の改築事業を進めていくことで、広域的なネットワークの形成によるアクセスの向上や所要時間の短縮を実現し、観光誘客や地域産業の活性化、物流事業等の効率化、救急医療活動など社会サービスの効率化に貢献していきます。

主な事業中箇所

主な事業中箇所

更なるネットワーク強化の取り組み

4車線化完了前の状況/高松道(板野IC~引田IC)

4車線化完了後の状況/高松道(板野IC~引田IC)

更なるネットワーク強化の取り組み

NEXCO西日本では、暫定2車線区間における交通渋滞の解消や安全性の更なる向上を目的とし、渋滞や事故が多く発生している区間から順次、4車線化を進めています。2018年度は、舞鶴若狭自動車道及び高松自動車道の2区間計56.5kmを4車線化し、既存ネットワークの強化に取り組んでいます。

高松自動車道 4車線化工事の完了

高松自動車道は、2003年に全線が開通し、地域の発展と暮らしの向上に貢献してきました。その後、交通量が増加していく中で、暫定2車線区間において様々な課題が顕在化したため、2012年より4車線化工事に着手しました。そして2019年3月8日、工事が完了し、4車線での走行が可能となり、整備効果が現れています。

交通渋滞の解消

2019年GWは10連休となりましたが、5km以上の渋滞はなく、定時性が向上しています。

〈2019年GW期間中の交通量及び渋滞回数〉

2019年GW期間中の交通量交通量

2019年GW期間中の渋滞回数渋滞回数(5km以上)

安全性の更なる向上

中央分離帯が設置され、対向車線への飛び出し事故が防止されるとともに、渋滞が減少することにより、渋滞後尾での追突事故が減少することから、快適性や安全性が向上します。さらに、突発的な事象に起因する通行止めの減少が期待されます。

〈交通事故発生時に通行止めとなる割合〉

交通事後発生時に通行止めとなる割合

対向車線への飛び出し事後の減少

ジェイアール四国バス株式会社 新田 典寛 様

ジェイアール四国バス株式会社 新田 典寛 様

4車線化により、高松道がより便利になることに大いに期待しています

4車線化されることにより、危険が少なくなること、渋滞や工事による通行止めがなくなってもらえればと思っています。

年に数回、工事による通行止めがあり、通行止め時には一般道へ迂回運行をしており、約40分から1時間ほど遅れて運行していたため、それがなくなるとお客さまや乗務員の負担も少なくなると思います。

所要時間が短くなることで四国と関西がもっと身近に感じられるようになり、四国の魅力をもっと知ってもらえたらうれしいです。

新規事業化について

2019年3月、国土交通大臣から新規事業許可を受け、既存ネットワークの強化を目的とした新たな事業に取り組んでいきます。

具体的には、重要インフラの緊急点検を踏まえ、暫定2車線区間の機能強化による防災及び減災対策のため、広島呉道路の4車線化等を推進していきます。また、ダブル連結トラックやトラック隊列走行の実現を見据えて、物流の効率化等に資する新名神高速道路の6車線化も併せて進めていきます。

新名神六車線化施工箇所新名神6車線化施工箇所

物流の効率化・運転手不足の解消〈物流の効率化・運転手不足の解消〉