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新技術の導入・研究開発による業務の効率化

新技術による点検・補修

防食・防錆に有効な金属溶射を用いた補修を進めています

路面からの漏水が原因で腐食が起こりやすい鋼橋の橋桁新規ウィンドウを開きますの末端部の劣化を防止するため、「金属溶射技術」を開発し、補修に用いています。この技術は、溶融したアルミニウム・マグネシウム合金などを圧縮空気で吹き付けて金属被膜を形成するもので、防食・防錆に有効なだけでなく、橋桁の末端部のような狭い箇所でも施工が可能です。

また、このような狭小な橋桁部でも施工可能なブラストノズルの改良や、施工環境を改善するためのブラスト工法の開発も進めています。

写真:金属溶射作業の様子

金属溶射作業の様子

写真:金属溶射前

金属溶射前

写真:金属溶射後

金属溶射後

コンクリート壁面高解像度画像撮影システム(Auto CIMA System)

高解像度のデジタルカメラで橋梁床版の下面等を撮影し、撮影画像からひび割れを自動で判別、図化する技術です。近接目視が困難な高橋脚や長大橋であっても、遠方からの撮影で状態を確認することができます。

Auto CIMA System

Auto CIMA Systemを使った点検の様子

Auto CIMA Systemを使った点検の様子

  • ・0.2mm以上のひび割れを自動検出
  • ・変状の経年変化を定量的に把握

箱桁橋の内部等の狭くなっている箇所は小型ビデオカメラ(Walk CIMA)により対応

赤外線調査トータルサポートシステム(Jシステム)

コンクリートの浮き・剥離などの変状部分は、健全部分とコンクリートの表面温度が異なります。この温度差を赤外線カメラを用いて感知し、変状箇所を特定するシステムです。

本システムはコンクリート構造物の非破壊検査技術として国からも評価され※、今後の点検技術の高度化技術として注目されています。
「次世代社会インフラ用ロボット現場検証委員会橋梁維持管理部会」より、「試行的導入に向けた検証を推奨する」と最高位の評価を得ています。またNETISより、「活用促進技術」に指定されました。

写真:変状箇所特定のイメージ

変状箇所特定のイメージ

高耐久化技術の開発

腐食しない新材料を用いた超高耐久橋梁の実用化に向けた開発を進めています

高速道路橋は、経過年数に伴う老朽化だけでなく様々な要因で劣化していきます。主な劣化の原因として、橋梁に使われている鉄筋やPC鋼材などの鋼部材の腐食です。そこで、当社は三井住友建設株式会社と共同で鋼部材を一切用いず、腐食しないアラミドFRPロッドや高強度鋼繊維を使用した超高耐久橋梁(Dura-Bridge)や、超高耐久床版(Dura-Slab)を開発しました。

現在は高速道路本線工事への適用に向けて進めており、Dura-Bridgeは試行工事を実施中で、2019年度より桁架設を開始する予定です。

写真:現行のブレストレストコンクリートからDura-Bridgeの技術