平成25年10月29日(火曜)10時00分~12時00分
アスティとくしま1階 第2会議室
⇒事務局から、先行事例においては、工事中若しくは上部工が完成した以降も継続的に河口干潟に飛来している状況であり、年次的な個体数の変化は自然的な変動であると説明した。
⇒事務局から、第1回環境部会の中で、シギ科・チドリ科は捕食者等の外敵に対して、上空から襲われることを意識しており、回避行動としてより上空を飛翔する傾向にあるという意見があったことを報告し、橋梁形式の検討の方向性としては、桁橋を採用していきたいことを説明した。
⇒事務局から、第1回環境部会の中で、希少生物が多く生息するホットスポットが存在する場合、その様な場所に橋脚を設置しない方が良いという意見があったことを報告し、渡河部周辺の環境は先行事例と事前調査の底生生物調査の結果から多様性がある空間といえるが、自然のゆらぎによる地形変動が大きく、ホットスポットと言える場所が見いだせないと考えていることを説明した。
⇒事務局から、第1回検討会の中で、吉野川の東端の河口部で事業が実施されることから、吉野川の景観の開放性に関する評価が求められたことを報告し、本部会で提示した橋梁形式の桁高、橋脚数を踏まえて、3案ともに差別化できないことから中間と評価したことを説明した。
⇒事務局から、付属物は主に支承のことを示しており、橋脚数が多くなることで、点検による維持管理が増えることを説明した。
二酸化炭素の排出量削減の観点から、構造物の形式を決める上であまり二酸化炭素を排出しない方法とするのが好ましい。また、浚渫に伴う施工重機から多く排出されることや、コンクリート桁橋となる場合、コンクリート材料に廃棄物を使用できることなど踏まえると環境面から、第2案が優位と考えられる。