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お知らせ

第3回 四国横断自動車道 吉野川渡河部の環境保全に関する検討会(議事要旨)

1.日時

平成26年3月25日(火曜)14時00分~16時00分

2.場所 

アスティとくしま1階 第2会議室

3.出席者

出席委員:
山中座長、中野部会長、鎌田副部会長、成行部会長、長尾副部会長、大田委員、桑江委員、上月委員、真田委員、橋本委員、浜野委員、森本委員
オブザーバー:
国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 調査第二課長 森課長(代理出席)
徳島県 県土整備部 道路局 小林局長
事業者(事務局): 西日本高速道路株式会社 四国支社 建設事業部

松室部長
建設課 大木課長
徳島工事事務所 大内所長
徳島工事事務所 徳島東工事区 登倉工事長

4.議題

1)開会
2)事業者挨拶
3)議事ならびに説明事項
  1. 環境保全対策(原案)の確認
  2. 頂いたご意見の整理
    • 事務局から資料1「 頂いたご意見の整理(389KB) PDFファイルを開きます 」を説明。

      環境保全対策(原案)に関して頂いたご意見について、整理した内容等の報告を行った。

    以下に、委員からの意見等をまとめる。

    • 委員から、環境モニタリング調査の実施により、何らかの影響があると判断された場合のミティゲーションのあり方について、議論していくかどうかといったことも含めて回答しておいた方が良いとの意見があった。

      ⇒事務局より、今後の環境部会や検討会にて議論していきたいと説明した。

    • 委員から、「景観の消失への懸念」に関するご意見の回答には、「自然との調和が保たれるように配慮してきた」と表現されているが、もう少し具体的には「吉野川の広大な景観を阻害しないような橋梁形式を選択した」とのことであるとの説明があった。
  3. 環境保全対策(原案)へのご意見に対する見解(案)とその対応

    以下に、頂いたご意見の内容に関する、委員の意見をまとめる。

    【対策1「環境保全に配慮した橋梁形式の採用」に対するご意見】
    (人の気配、車の移動、ヘッドライトの明かりによる鳥類への影響について)

    • 渡河橋上の人の気配で生じる鳥類への影響に関して、どれだけ近寄ったら鳥が逃げる行動をとるかといったような鳥類種ごとの安全範囲に関する研究は多く、その研究結果から判断すると今回の渡河橋は、河口干潟との距離が数百m離れており、鳥類種の安全範囲より外に位置するものと考えられる。

      ※渡河橋は自動車専用道であり基本的に人の立ち入りはない施設

    • 渡河橋上の交通騒音による鳥類への影響に関して、車の移動によるスピード、騒音などがどの程度になれば鳥類が逃げる行動をとるかといった調査事例がなく、分かっていない。ただし、鳥類の行動は、自然環境において車が猛スピードや大きな騒音を出して走行すれば逃げ、車がゆっくり走行した場合、人が歩いているより逃げにくいことは事実としてある。一方、吉野川渡河部の渡河橋上の環境において、車の走行している状況と走行していない状況を比べた場合、車の走行が鳥類の行動に与える影響は少ないと考えている。
    • 渡河橋上の自動車のヘッドライトによる明かりに関して、自然環境の中で人工的な照明により鳥類が集まるか、逃げるかといった研究は行われており、今回の渡河橋上を走行する自動車のヘッドライトについては、シギ・チドリ類のねぐらや干潟の生息地に当たるような角度、方向ではないため、影響は考えなくてもよい。

    【対策3「環境モニタリング調査の実施」に対するご意見】
    (「鳥類調査はホウロクシギの渡りピークの3月に行う必要がある」といったご意見について)

    • シギ・チドリ類全体に与える影響を評価するといった観点において、ホウロクシギのみに着目した鳥類調査を実施した場合、全体像を見失うことになり指標種として適切でない。また、ホウロクシギに着目した調査を行う場合、これまでのオフィシャルなデータから、ホウロクシギの渡りのピークが3月にあるかどうかは判断できない。
    • 仮に、吉野川の環境を代表する種は大型のホウロクシギであり、橋梁整備の影響を評価するための指標種とすべきとの判断があった場合、ホウロクシギの渡りピーク時に着目した調査をすることもあり得るかもしれない。しかし、ホウロクシギの渡りのピークを把握するためには毎日調査を実施することが必要であるが実質困難である。鳥類調査に関しては、一般の方々による観察の精度が比較的高いものであることから、地元の方々からの観察データも提供して頂いて、一緒にそのデータに基づき議論することも大事と考えられる。

    ※説明資料の修正事項

    • 説明資料のp.21の検討会の見解(案)で示されている、「これまでの環境部会において、過去の知見から、これらに起因する鳥類の減少は考えにくいとの見解が示されております。」の文章中の「過去の知見」とは結論つけがたいので「他の事例」に修正した方がよいのとの意見があった。
  4. 平成26年度の検討会の予定
    • 委員から、環境モニタリング調査の進め方について、調査結果に基づき調査計画を改善していくようなPDCAサイクルとスケジュール(早めの報告と検討が繰り返されるようなスキーム)を計画しておいたほうがよいとの意見があった。

      ⇒事務局より、環境モニタリング調査の事前調査については、中間報告を行う予定をしており、そのタイミングにて必要に応じ、工事中調査の計画見直し検討を行っていく考えを説明した。

    • 委員から、浚渫土を処理する場所等に関する議論をいつ頃行うか、また、事前調査の結果により適切な処理場所が決まった場合には、その時点で修正が可能なのか、との質問があった。

      ⇒事務局より、浚渫土の処理方法等は、平成26年度に橋梁設計を実施する中で施工計画を検討し、河川管理者との協議で決定するが、必要に応じて協議の修正を行い対応していくこと説明した。

    • 委員から、平成26年度に実施する橋梁設計に反映するため、景観の基本方針(重要な視点場の設定、コンセプトなど)については、平成26年8月に予定している検討会で議論したほうが望ましいとの意見があった。

5.閉会

配付資料

  • 資料1 説明資料
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