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お知らせ

第4回 四国横断自動車道 吉野川渡河部の環境保全に関する検討会(議事要旨)

1.日時

平成26年8月27日(水曜)14時00分~16時00分

2.場所 

アスティとくしま1階 第3会議室

3.出席者

出席委員:
山中座長、中野部会長、成行部会長、長尾副部会長、橋本委員、浜野委員、森本委員
オブザーバー:
国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 秋山副所長
徳島県 県土整備部 道路局 久住局長(代理出席 谷川係長)
事業者(事務局): 西日本高速道路株式会社 四国支社 建設事業部

松室部長
建設課 大木課長
徳島工事事務所 大内所長
徳島工事事務所 徳島東工事区 坂東工事長

4.議題

(1)開会
(2)事業者挨拶
(3)議事ならびに説明事項
  1. 環境モニタリング調査計画の決定
    • 事務局から資料1「環境モニタリング調査計画の決定(279KB) PDFファイルを開きます 」を説明。

      第3回環境部会で策定した環境モニタリング調査の調査計画(案)について、原案どおり承認された。

      以下に、環境部会の委員から説明のあった部会の検討状況を示す。

    • 環境部会の委員から、下部工着工時期まで余り時間がなく、事前調査が短期間であることを踏まえ、最善となる調査方法を環境部会で検討してきた。
      具体には、環境モニタリングの進め方として、ある程度まとまった期間の調査データをもとに部会の議論を行っていくのが望ましい形であるが、今回の事前調査が短期間である中で十分な議論を確保していくために、調査データがでてくる時期にあわせて部会開催するなど、早め早めの議論していく形にしたとの説明があった。
  2. 吉野川河口域の生物観察データの活用について
    • 環境部会の委員から、一般の方々がお持ちのデータが環境モニタリングに生かすことができれば事前調査を補えるデータになると期待しているが、データの精度や調査方法の問題又は客観性の確保などを踏まえつつ、専門家の立場から、データ活用の見極め、データの精査等について検討させていただきたきたいとの説明があった。
    • 環境部会の委員から、一般の方々から提供いただいくデータは、多種多様なデータがでてくることが予想される。それらを統一し、利用しやすいデータに取りまとめることが大切との意見があった。
    • 座長から、事前調査と一般の方々の生物観察データの公開方法について質問があった。

      ⇒環境部会の委員から、調査結果の生データだけでは簡単に利用(分析)ができないため、ある程度活用できるような形に加工して公表することになると考えられる。データを活用できるようにどの程度まで加工するかは、専門家の判断によるところがあり、今後、環境部会の中で議論が必要な事項との説明があった。

  3. 橋梁設計方針について
    • 事務局から資料1「 橋梁設計の方針(115KB) PDFファイルを開きます 」を説明。

      橋梁設計方針について確認された。

      以下に、橋梁部会の委員からあった質問や意見を示す。

    • 橋梁部会の委員から、耐震性向上として支承構造と剛結構造の2つの検討が示されているが、メリット、デメリットを踏まえて、どのような観点で検討するのか質問があった。

      ⇒事務局から、支承構造よりも剛結構造にした方が地震の揺れへの抵抗に強く、落橋の可能性が小さいことから、構造上可能であれば剛結構造を目指して検討していきたいとの説明があった。

    • 橋梁部会の委員から、橋梁の設計方針にライフサイクルコストに関するコンセプトを示す方が良いとの意見があった。

      ⇒事務局から、橋梁設計ではライフサイクルコストは非常に重要な要素であり、上下部工の結合部や排水構造等も含めてライフサイクルコストを考慮した設計を行うとの説明があった。

    • 橋梁部会の委員から、渡河橋の縦断構造は中央部が高く両側に下がる構造かとの質問があった。

      ⇒事務局から、中央部から両岸に向け0.3%の下り勾配で計画しているとの説明があった。

    • 橋梁部会の委員から、耐久性を向上させる目的で鉄筋のコンクリートかぶり厚さを70mmとしているが、高耐久性のコンクリートを用いることでかぶり厚さを45mmとしても良いと考えられるとの意見があった。
    • 座長から、景観へかけることができるコストを考慮したうえで、どのような景観に重点を置き議論していくのか明確にするべきとの意見があった。

      ⇒事務局から、視点場からの景観に重点を置き、広く住民に受け入れられるような構造を目指したうえで、景観とコストのバランスをとりながら検討していきたいとの説明があった。

  4. 今後の進め方
    • 事務局から資料1「 今後の進め方(131KB) PDFファイルを開きます 」を説明。

      今後の進め方について内容を確認いただき、提案どおり了承された。

5.閉会

配付資料

  • 資料1 説明資料
  • 橋梁設計の方針
  • 資料2 参考資料
  • 各調査の実施内容
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