平成27年4月27日(月曜)14時00分~16時00分
アスティとくしま2階 研修室1・2
※以下に、今後の検討事項をまとめる。
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒これに対し事務局より、事前説明の中で鳥類の専門家から、シギ・チドリ類は2m~3mの低いところを飛翔しており、余り影響がないと考えられるとのご意見があったことを報告した。
⇒これに対し事務局より、今回の検討会で橋梁形式のディテールが決まれば、今後、ヘッドライトの影響について検討していきたいと考えている。また、橋梁は東側にRを描くカーブであるため、河口干潟に光が向きにくい環境であることを踏まえて検討していきたいとの説明があった。
⇒これに対し事務局より、事前説明の中で鳥類の専門家から、基本的に猛禽類は周囲を360度見渡せるような場所を好む傾向にあるが、吉野川河口付近のマンションのベランダに猛禽類が居たという事例もあることから、それらの場所を利用する可能性が考えられる。標識に関しては、類似の事例などを調査し、鳥よけを設けるなどの工夫を考えた方が良い。また銀杏型の天端に関しては、何らかの鳥類がとまって糞をすることで汚れる可能性があること、周辺に猛禽類の餌が増えれば、そこにとまる可能性があるとのご意見があったことを報告した。
⇒事務局より、平成26年8月の大出水の影響で渡河部周辺に浅場が広がっており、極力浚渫が生じない施工方法を検討してきた。杭打ち施工時にはどうしても浚渫が生じるが、下部工のコンクリートを打設する際に、浚渫が広大になるコンプリートプラント船を用いず、補助桁を用いることで浚渫が少なくできると考えているとの説明があった。
⇒事務局より、環境保全対策の1つとして、下部工施工時には汚濁拡散の防止のためのシルトフェンスを設置する。またコンクリート施工後に生物に対して害が出るような防護材を用いることは考えていないとの説明があった。
⇒事務局より、吉野川河口付近ではスジアオノリ等のブランド化した産業があることから、橋面の雨水を排水路によって両岸に導くことで、川の中に直接落とさないようにしているとの説明があった。
⇒事務局より、剛結構造に関しては、温度変化によるコンクリートの伸縮量や、杭、橋脚の耐力等を検討した結果、6基しか剛結ができなかったと説明があった。
※以下に、今後の検討事項をまとめる。
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒事務局より、下部工のディテールについては、大きな変更はないと考える。しかし、今後、工事の受注者が決定し、上部工の詳細設計を行う中で上部工自体が軽くなるなどの要因で剛結構造の連結数が増える、全体がスリムになる等の可能性は考えられるとの説明があった。
⇒事務局より、夜間の鳥類調査はデータが取れるかどうか、どのようなデータになるのか分からず、試験的にスタートするものであるため、得られたデータのご意見に基づいて、どう使っていくか検討していきたいとの説明があった。
⇒事務局より、上部工での対応が遮光板程度であれば下部工施工後も対応が可能との説明があった。