平成30年4月6日(金) 14時00分~16時00分
あわぎんホール5階 第6会議室
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒事業者より、「本事業では、平成26年9月からの鳥類調査を事前調査としている。実際の工事は平成28年2月から始まったため、それより前が工事前の調査になる。」との説明があった。
※補足メモ)平成25年9月~平成26年5月まで予備調査を実施している。
⇒事業者より、「緑の枠は浚渫範囲である。」との説明があった。
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒事業者より、「平成29年10月末に出水が2回程起きたことから、計画時の浚渫量よりも実際の浚渫量が増加しており、資料のP13に示した浚渫土量及び面積は実際に浚渫した量を示している。浚渫量は地形調査結果から計画していたが、実際の浚渫量は施工業者が浚渫前に測量を実施して決まったものである。」との説明があった。
⇒事業者より、「NEXCO の基準ではなく現場としての基準である。コンクリートのかぶりから一番近いところにくる最外縁の鉄筋は、塩害による腐食を防止するために樹脂でコーティングしており、最外縁に触れない鉄筋についてはコーティングしていない鉄筋を用いている。経済性も考慮している。」との説明があった。
※本項目について、以下の意見を踏まえて、今後も環境モニタリング調査を進めていくことで了承された。
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒事業者より、「第2渇水期に大規模な浚渫を実施したため、それに伴う新規加入と撹乱について説明をさせていただいた。ご意見を踏まえて引き続き検討していく。」との説明があった。
⇒事業者より、「ご意見を踏まえ、次回の検討会では、種数だけでなく個体数や湿重量も分かるような表現の仕方についても検討していく。」との説明があった。
⇒事業者より、「本事業では、環境モニタリング調査を決めたときより、事業の影響評価として鳥類のシギ・チドリ類を指標種として検討することを方針としている。出水期に夏鳥のシギ・チドリ類が飛来することや、シギ・チドリ類以外の鳥類への影響についても考えられるが、それらは9月の調査データを見ながら判断していくことになる。」との説明があった。
⇒事業者より、「BD-2は砂と泥が混在するバッファーゾーンとなっているため、底質が特に変化しやすい場所である。これに対してBD-3及びBD-4は常に泥が溜まった状況となっており、現段階のデータによると浚渫をしたことで泥から砂に変化したと考えられる。ただし、同時期の調査では、この浚渫した箇所周辺の調査地点で泥が多く確認されているため、最新のデータも含めて次回の検討会で報告する。」との説明があった。
⇒委員より、「浚渫箇所の調査地点では、浚渫した箇所が今後どのように変化していくのかを確認していく必要がある。基盤自体が変化すれば、生物も変化していくと考えられる。」との意見があった。
⇒事業者より、「採泥器を用いて、表層の砂泥を採取している。」との説明があった。
⇒委員より、「冬季の波浪などによって細粒分が流出し、同時に回りの細粒分が入ってくることである程度回復していくと考えられるが、回復しなければ長期的に細粒化する傾向が出るかもしれない。完全に地形が埋まるようなところでは、地形にくぼみがなければ馴染む気はする。」との意見があった。
⇒事業者より、「現在の調査では波が穏やかな日に調査を行っているものの、どのくらいの誤差が出ているのか分からないため、固定点を設けることで検証していくことを検討する。」との説明があった。
※本項目について、以下の意見を踏まえて、出水期施工の実施が了承された。
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒事業者より、「それら3つは、出水期であっても河川内に存置するということである。国土交通省と協議中であるが、治水上の安全を冒さないように、台風が接近した場合の撤去等について検討していく。」との説明があった。
⇒事業者より、「第2渇水期の様な大規模な汚濁拡散防止膜は設置せず、浚渫や井筒内を掘削する際には、その周辺に小規模に設置する。」との説明があった。
⇒事業者より、「出水期施工を実施することによって、準備工や片付け工が不要になり工事費用の削減となるが、工期に関しては、従来のスケジュール通りである。」との説明があった。
⇒事業者より、「橋脚基礎の井筒の上に設置している作業構台は、H.W.L.よりも上にあるため、基本的にそのままである。ハウスなどはしっかりと固縛し、持ち出せない物は飛ばされないようにする。」との説明があった。
⇒事業者より、「常に浚渫された状態を維持し、最終的に地形が戻るタイミングがずっと後になるため、デメリットとして書かせていただいた。」との説明があった。
⇒委員より、「台船が長期間いないか、出たり入ったりするぐらいの違いである。生物にとって、浚渫されて撹乱された状態が良いのか、地形が埋め戻り安定しているのが良いのか、どちらが良いのか分からない。」との意見があった。
※本項目について、環境モニタリング調査計画の変更が了承された。
※以下に、委員からあった主な意見等をまとめる。
⇒事業者より、「浚渫土砂は、小松島市の赤石岸壁に一度陸揚げしている。元の場所に戻すと生物への影響が生じるため、公共事業に流用することを予定している。浚渫土砂をマリンピア沖洲の人工海浜に利用するためには、浚渫土砂の管理者である徳島県の許可が必要である。」