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ニュースリリース

交通安全対策として、“DRIVE&LOVEプロジェクト”を始動します。
― 社会とのコミュニケーションを通じた100%安全安心の追求 ―

平成22年1月25日
西日本高速道路株式会社

「DRIVE&LOVE」プロジェクト

  NEXCO西日本(本社:大阪市北区、代表取締役会長CEO:石田 孝)は、“高速道路の100%の安全・安心の確保”が高速道路会社として最も重要な使命であり、一昨年より様々な方々のご意見をお聞きして、抜本的な安全啓発広報のあり方を検討してきました。その結果、このたび、新しい形の安全対策の取り組み「DRIVE&LOVE」プロジェクトを開始することとしました。

当プロジェクトは「社会とのコミュニケーションを通じて100%安全安心の追求」を目指すものです。交通事故の撲滅はNEXCO西日本単独ではなく社会全体で取り組むべき課題であることから、当プロジェクトはコンソーシアムを組織してプロジェクトに賛同する企業や団体、有識者や著名人、一般のドライバーの皆様に参画していただき、社会全体で安全対策に取り組もうとするものです。

1.背景

従来の交通安全対策はいわゆる3Eアプローチ(ハードの整備:工学/Engineering、安全教育/Education、法的取締り/Enforcement)が主体でしたが、交通事故の9割がドライバー側に何らかの安全運転義務違反があるという事実を考えると、標識や看板だけではなく、ドライバーの皆様の運転行動を改善することに主眼を置いた安全対策が不可欠であると考えています。
したがってNEXCO西日本では、4つ目のEとしてExpectationizm(期待主義)という概念に基づく交通安全対策を実施してまいります。これは安全運転することにインセンティブ(動機付け)を与えて事故を減らそうという取り組みであり、ドライバーの皆様が安全運転して「良かった」、「得をした」と感じ、安全運転にもっと興味を抱くような交通安全対策です。この取り組みを通じて、ドライバーの皆様が一層の安全運転に目覚めてもらえることを目指します。

2.「DRIVE&LOVE」プロジェクトの活動内容

当プロジェクトは、道路と車にかかわる企業のみならず広く一般企業、メディア、有識者、著名人等の参画を図りながらコンソーシアムを組織し、社会とのコミュニケーションを通じて、運転に対する安全意識を変えていこうという、新しい形の交通安全対策プロジェクトです。プロジェクトのオーガナイザーには、危険運転の撲滅とその被害者家族らの心の救済を目的とした映画 『0(ゼロ)からの風』の監督・プロデューサーである塩屋(しおや)俊(とし)氏をお迎えし、現在、塩屋氏と共に具体的な取り組みを検討中であり、2010年3月末(予定)に具体的な行動計画を発表する予定です。
なお、現在想定している活動概要は以下のとおりです。
(1)コンソーシアムのメンバー企業とタイアップした安全対策の実施
・居眠り運転防止・・・
飲料水メーカーとタイアップした“真夜中のコーヒー”サービス
・居眠り運転防止・・・
菓子メーカーとタイアップしたロゴ入り商品の販売・配布
・パンク防止・・・
タイヤメーカーとタイアップしたサービスエリア・パーキングエリアやインターチェンジでのタイヤ空気圧チェック
・職業ドライバーの事故防止・・・
運送会社との協働による事故対策検討
(2)広報活動の展開
・”100%安全安心サイト”の開設
・渋滞マップ、安全運転マップなどのお役立ちツールを掲載
・道路情報提供や標識表示方法の基本ルールを紹介
・重大事故発生時に、事故原因や対策工などを適宜掲載
・法的取締り事例、罰則等(速度違反・飲酒運転など)の掲載
・事故関係者(被害者や加害者など)の生活環境変化等の実態を掲載
・メディアを通じた広報活動
・ラジオCM等の活用による安全啓発活動の周知
・ポスター、チラシ、ステッカー作成・配布によるプロジェクトロゴの展開
(3)コミュニケーション活動の展開
・一般ドライバーのご参加による「DRIVE&LOVE」メッセージ募集・意見交換のサイトを開設
・車のプローブデータを用いた安全運転診断(一般ドライバーの皆様からモニターを募集し、日常の運転データを収集分析することにより、自身の運転技術や特性に気づいてもらう)
(4)チャリティーイベントなどを通じた交通遺児育成基金への募金
ほか

3.当面のスケジュール

1月26日
ホームページ(予告版)の開始≪http://drive-love.jp/新規ウィンドウを開きます
2月中下旬
プロジェクトラジオ予告PR開始
3月末(予定)
具体的な行動計画の発表
コンソーシアム立上げ、プロジェクト本格始動