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ニュースリリース

ETCのご利用をより快適にします

平成23年11月30日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、ETCをご利用されるお客さまへのサービス向上を目指し、平成13年度より導入されているETC設備の更新を平成23年度から約5ヵ年で行います。今回、入口ETCレーンの複数設置、ETCカード未挿入時のリカバリー機能の追加等を行い、ETCのご利用環境をより快適にしてまいります。

1.整備概要

整備概要
【整備概要】
 
整備数量(レーン数)
全レーン数
(一般レーン含む)
設備更新
新規追加
入口
346
291
637
764
出口
336
104
440
1056
均一
91
56
147
362
合計
773
451
1,224
2,182

2.お客さまへのサービス向上を目的とした取組み

(1)入口ETCレーンを複数設置し確実なETCサービスの提供

入口ETCレーンが1レーンの料金所において、カード未挿入等によるETCトラブルやメンテナンスに伴うETCレーンの閉鎖時には一般レーンでのご利用をお願いしておりました。

今回、入口ETCレーンを複数設置することにより、料金割引等のETCサービスがより確実に提供できます。

【レーン複数設置料金所数】
 
レーン複数設置料金所数
現状
H27年度末
入口、均一
97料金所(21%)
396料金所(98%)
出口
50料金所(16%)
128料金所(38%)
※出口一般レーンでの一旦停止や料金割引に必要なお客さまからのご利用時間の御申告等を解消するため入口レーンの複数設置を優先しています。

入口ETCレーンが1レーンの料金所において、レーン閉鎖が 約4万3千回/月※1 発生しています。

入口ETCレーンの複数設置により、限りなく0回に削減されます。

※1 平成22年度の西日本全体の入口、均一区間の停止回数

(2)リカバリー機能により、カード未挿入等の原因でETC走行できなかったお客さまへの対応時間の短縮

  1. ETC走行できなかったお客さまに対して双方向テレビインターホンでご説明します。
  2. カード未挿入の場合、今までは通行券をお渡ししておりましたが、リカバリー機能の整備後は、その場でお客さまの車載器にカードを挿入して頂き、リカバリーアンテナで再度通信を行います。これにより、今まで3~5分程度かかっていた対応が1分程度に短縮でき、出口でのETC走行も可能となります。
  3. 停止する際に開閉バーに衝突した場合は、この復旧を料金所からの遠隔操作で行います。  これにより、レーンの閉鎖時間を今までの約5分から1分に短縮することが可能となります。
【リカバリー機能整備レーン数】
 
リカバリー機能
整備レーン数
整備率
(平成27年度末)
入口レーン
178
26%
出口レーン
168
34%
均一レーン
77
34%
全体
423
30%
平成22年度月平均

カード未挿入等によるレーン停止が、約9万3千回/月※2発生しています。

リカバリー機能の追加により出口での停止回数が約8千回/月※3削減され、トラブル対応の時間も今までの約3~5分が約1分に短縮されます。

※2 平成22年度実績
※3 カード未挿入により入口で通行券をお受け取りになったお客さまのうち、出口でETC走行を行ったお客さま

(3)省電力仕様の新型機器導入

今後整備されるETC機器は、機器の集約及び機器仕様の見直しにより各装置の省電力化が図られ、今までのETC設備と比較し消費電力量が、約50%削減されます。