平成24年2月29日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役会長兼社長:西村 英俊)は、管内における平成23年の交通死亡事故発生状況をとりまとめました。平成23年は、死亡事故件数46件(前年比較 -9件)、死者数55人(前年比較 -9人)と前年と比較して減少しております。しかし、類型別にみると、人対車両が10件(前年比較 +5件)発生しており、事故や故障などにより高速道路の本線上に降車した人が、後続車にはねられるといった事故が急増しております。
また、今年に入ってからも12件(12人)の死亡事故が発生しており、「人対車両」「車外放出」「逆走」事故が後を絶ちません。NEXCO西日本では引き続き、交通安全対策に取り組んでまいります。
※資料中の値はすべてNEXCO西日本調べ
高速道路における法令違反別(第一当事者)死亡事故件数の推移
※平成24年2月27日現在
※平成24年2月27日現在
※平成21年~平成23年は年間発生件数、平成24年は1月~2月の発生件数
事故や故障でやむを得ず高速道路上に停車する場合、下記にご注意ください。
(1)「後続車へ合図を!」
ハザードランプで後続車に合図し、出来る限り本線にはみださないように路肩や非常駐車帯に移動してください。
停車後は、発炎筒や三角表示板で合図をおこなってください。
(2)「安全な場所へすみやかに避難!」
その後、通行車両に注意しながら車を降り、ガードレールの外など安全な場所へ全員すみやかに避難してください。
(3)「事故・故障状況を通報!」
次に、110番または非常電話、もしくは道路緊急ダイヤル(#9910)により、事故や故障の状況を通報してください。
また、高速道路走行中、停止車両を発見した場合にもご注意ください。
(4)「停止車両にご注意!」
高速道路上に停車している車の付近を通過する際には、人が路上にいる可能性があります。必ず、速度を落として注意して走行してください。
昨年末からの死亡事故増加を受け、「人対車両の事故」「車外放出事故」の2事象に重点を置き、交通安全啓発を実施しています。
(1)交通情報提供Webサイト「アイハイウェイ」のテロップを活用した啓発
「緊急停車時は後続車へ合図後、ガードレールの外等安全な場所へ避難!」
(2)ハイウェイラジオ、情報板を活用した啓発
(3)横断幕による啓発
「故障したら避難して#9910へ連絡を」
(4)SA・PA等休憩施設内における啓発
(5)交通管理隊パトカーによる啓発
「シートベルト全席着用」