平成25年11月27日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本は、冬期の高速道路の安全・安心を確保するため、今シーズンも雪氷対策作業を行います。11月16日の中国支社を初めとして、西日本管内の各支社で、適宜、雪氷対策体制を構築しており、降雪時など路面凍結の恐れがある場合には凍結防止剤散布作業や除雪作業などを行い、高速道路の安全で円滑な交通確保に向けて努力しています。
お客さまには、冬用装備で安全に走行できるよう準備していただきますようお願いします。
西日本の気象特性
西日本管内は、全国的にみれば降雪量は少なく、積雪寒冷地域は近畿北部、中国山間部、日本海側に限定されますが、山沿いの路線等でも積雪があります。(松山道・高知道・九州道・大分道など)また、太平洋沿岸部を低気圧が通過する場合、上空の寒気流入状況により平野部においても降雪、積雪があります。
なお、気象庁による向こう3カ月の天候見通しによれば、12月と1月は、北・東・西日本では冬型の気圧配置が平年より強く、気温は平年並か低い見込みとなっております。
お客さまの「雪」への備え
積雪寒冷地域(中国山間部、米子道、浜田道、舞鶴若狭道)を除き、雪道走行に対するチェーン携行や冬用タイヤ装着率も低い状況となっています。
NEXCO西日本管内の雪による通行止めについては、年ごとに大きく変動する冬日日数(降雪量)に伴い増減する傾向にあります。
【高速道路に乗る前に】
【高速道路走行中は】
冬の高速道路では雪氷対策作業や冬用タイヤ装着指導など、ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願いします。
【雪氷対策作業】
NEXCO西日本では、主に、凍結防止剤散布作業や除雪作業などの雪氷対策を行っています。
凍結防止剤散布作業
除雪作業
【最近の新たな取り組み】
降雪時に冬用タイヤ規制を行うことで交通確保する取り組みを実施しています。平成24年度は、大分県警と連携して大分自動車道(大分県内)において冬用タイヤ規制を3回実施し、計1,178km・hの通行止め時間を短縮することができました。
降雪による通行止めが発生した場合、追越車線を優先的に除雪作業を実施することにより、通行車線を確保し、早期に通行止めを解除する取り組みを実施しています。平成24年度は、高知自動車道および松山自動車道において、計4回この取り組みを行いました。
小雪地域では、散水車を活用し、散水により路面の雪をちらすことで交通確保する取り組みを試験的に行うこととしています。
舞鶴若狭自動車道では冬用タイヤ装着指導を実施しており、指導区間手前のインターチェンジ等において冬用タイヤ装着有無を確認しています。この冬用タイヤ装着指導は通行される全ての車両に対して実施しておりますので、確認作業に時間を要するものとなっています。
この確認作業の時間を短縮するために、今冬初めて確認を行いましたお客さまへ装着確認証を配布し同じ雪氷対策期間中に繰り返し走行される場合のチェック時間短縮への取り組みを実施しております。
この取り組みに対する皆様のご協力をお願いします。
(平成23、平成24年度の配布実績 冬用タイヤ装着確認証 約21万枚、タイヤチェーン携帯確認証 約3万枚)
冬用タイヤ装着確認証(表)
タイヤチェーン携帯確認証(表)
確認証裏面(共通)
NEXCO西日本は、今雪氷対策期間も引き続き関係機関と連携しながら各種取り組みを進め、冬期の高速道路の交通確保、安全・安心の確保に努めて参ります。