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ニュースリリース

アメリカ合衆国オハイオ州の高速道路橋路面点検業務の受注

平成26年9月24日
西日本高速道路株式会社
NEXCO-West USA, Inc.

NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚由成)が100%出資する現地法人 NEXCO-West USA, Inc.(米国ワシントン DC、President & CEO:三谷浩二)は、オハイオ州政府が管理する州間高速道路(Interstate Highway)I-71及び I-75の橋梁のコンクリート舗装を点検する業務を受注しました。これは特殊なカメラを用いて路面の損傷状況を把握するというNEXCO西日本グループの技術を活かしたものです。なお、同グループとして、米国において高速道路の点検業務を受注するのは、今回が初めてです。

1.対象箇所

米国オハイオ州シンシナティの州間高速道路(Interstate Highway) I-71及びI-75

2.契約日

平成26年8月14日

3.道路管理者

オハイオ州道路局(Ohio Department of Transportation :ODOT)

4.受注金額

42,000米ドル

5.実施内容

橋梁のコンクリート舗装における内部の空洞(浮き・剥離)とひび割れを調査

(実施数量:6橋梁、合計約6.7km)

6.点検の実施方法

  1. 赤外線カメラとラインセンサカメラを搭載した車を用い時速約80kmで道路を走行し、前者で熱画像を、後者で可視画像を撮影する
  2. それぞれの撮像を解析し、熱画像からコンクリート内部の浮き・剥離を、また可視画像からひび割れを調べる

※米国では橋梁のコンクリート舗装の点検は、従来、車線規制を伴い目視・打音点検で行われてきたが、当該技術を用いることで、車線規制をせずに点検することが可能になる。

7.今回実施した技術の概要 別紙(180KB) PDFファイルを開きます参照) 

(1)赤外線カメラシステム

赤外線カメラで撮影した画像を独自に開発したコンピューターソフトを用いて自動で解析し、コンクリート内部の浮き・剥離や損傷を表示できるシステム。健全な箇所と異常がある箇所で温度差があることを利用した仕組み。弊社のグループ会社である西日本高速道路エンジニアリング四国が開発し実用化。

(2)ラインセンサカメラ注)システム

ラインセンサカメラで撮影した可視画像を解析し、表面のひび割れを調べるシステムで、検出精度は0.2mm。こちらも西日本高速道路エンジニアリング四国が開発。

注)ラインセンサカメラ:
線上にセンサが設置されたカメラ。1列の画像が撮影可能。
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