平成26年10月29日
西日本高速道路株式会社
地域間の交流・連携を促進し、経済活動の発展や地域福祉の向上に寄与するため、NEXCO西日本では、計画的かつ着実に道路ネットワークの整備に取り組んでいます。
高速道路ネットワークの整備は、自動車交通の混雑緩和や地域間の交流・連携の強化につながります。高速道路機構と締結した協定に基づき、高速ネットワークの整備促進に努めています。
道路名 | 区間等 | 延長 | 開通予定日 |
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東九州自動車道 | 行橋インターチェンジ(IC)~みやこ豊津IC(今川スマートIC) | 7.4km | 平成26年12月13日 |
徳島自動車道 | 徳島IC~鳴門ジャンクション(JCT)(松茂スマートIC) | 10.9km | 平成26年度内 |
東九州自動車道 | 豊前IC~宇佐IC(上毛スマートIC) | 21.1km | 平成26年度内※ |
高速道路では全国初となる津波避難場所に関する基本協定を締結(平成23年8月11日)、更には占用に関する法改正後には相互協力協定を締結(平成26年2月26日)し、今後予想される南海トラフ地震による津波発生時において、沿線の津波避難困難地域の住民の一時避難場所として、高速道路を活用します。今後地域と連携して当該避難施設の一部を活用した訓練を予定しています。
徳島市米津地区
北島町今切港地区
新名神高速道路は、1963年に開通し、昨年50周年を迎えた栗東IC~尼崎IC開通以来、日本の産業と社会を支え続けてきた名神高速道路などとともに、高速道路ネットワークの多重化を実現し、日本の大動脈として高速道路の信頼性を各段に高めるために計画されました。
この「新名神」を「未来につなぐ信頼の道」とするべく、早期の全線開通に向け、整備を進めています。
9月9日に、京都府域の宇治田原町全地区の設計協議が完了。滋賀県域でも9月29日に初となる設計協議調印式を開催しました。
宇治田原町域
滋賀県域
新名神高速道路と京奈道路が接続する城陽JCTでは、盛土造成や橋脚工事等を行っています。208基の橋台・橋脚を施工することになっており、現在112基が完成し、84基を施工しています。また、上部工工事も着手しており今夏より架設しております。
城陽JCT
京田辺高架橋
大阪府域内は、用地取得を必要とする地元関係者が約1,000名もおられる区間です。
用地取得に向けた地元説明会を9月から着手しています。
高槻~神戸間には上下線で20本(上下線各約16.5km・総延長約33km)のトンネル(TN)を施工する計画となっており、全トンネルに着手している中で、3本のTNが貫通しており、神峰山TNは大阪府域で初めてのTN貫通となります。
神峰山TN貫通の瞬間
神峰山TN貫通 全景
また、箕面トンネル(延長上り線4,997m、下り線4,982m)については、現在事業化されている新東名・新名神における最も延長が長いトンネルです。
現在、高槻と神戸の両側から掘削しており、両側を合わせた掘削延長は上り線が1,573m、下り線が1,762m(平成26年9月30日現在)となっています。
箕面トンネル(高槻側坑口)
箕面トンネル(掘削状況)
高槻~神戸間においては、バタフライウェブを採用した世界で初めてのエクストラドーズド橋である武庫川橋(上下線一体・延長442m)などの建設が進められています。
武庫川(むこがわ)橋
平成25年6月に事業許可を得て、平成33年内の完成を目指して事業を進めており、平成25年12月より地元設計協議に着手しています。現在、18地区中17地区において協議が完了しており、完了した地区より幅杭設置をしています。今後、用地取得を実施します。
平成32年度の完成を目指して事業を進めており、平成26年3月に最初の工事となる国見山トンネル工事を発注しており、トンネル掘削に向けて準備作業中です。
平成32年度の完成を目指して事業を進めており、平成26年3月に最初の工事となる真倉トンネル工事を発注しており、トンネル掘削に向けて準備作業中です。