NEXCO西日本グループのインバウンド対応の強化について
― 訪日外国人のお客さまの声を反映させて、サービスの向上を目指します ―
平成27年10月28日
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:石塚 由成)と西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社(大阪市北区、代表取締役社長:片桐 悟)(以下「西日本SHD」という。)は、これまでもインバウンド対応に取り組んでまいりましたが、11月1日より、関西国際空港最寄りの 阪和自動車道 岸和田サービスエリア(上下線)を免税店化するなど、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)などでのインバウンド対応を強化いたします。
NEXCO西日本グループでは、今後も訪日外国人向けサービスを充実させることで、西日本を訪れる外国人を増やし、西日本地域全体の地域活性化に寄与することを目指します。
1.訪日外国人の方のインフォメーションでのお問い合わせ内容
-
トイレ・レジ等の場所の案内が最も多く(38.8%)、次いで高速道路網や広域観光案内等のお問い合わせが多い(25.4%)
-
英語でのお問い合わせが大半を占めており(68%)、次いで韓国語(10.2%)、中国語(9.6%)が多い
-
売り場、レジ、トイレなどの場所が分かりにくい
-
多言語に対応可能な広域観光案内、高速道路地図が必要
-
自動販売機、給茶機、Wi-Fi、券売機等の使用方法が分かりにくい
管内67箇所のインフォメーションでの訪日外国人のお客さま対応についての集計結果
(平成27年4月~8月、1,844件)
2.レストラン・売店等での対応強化
(1)免税店の導入・展開
-
阪和道 岸和田SA(上下線)の免税店化
(平成27年11月1日より開始、順次エリア数拡大予定)
-
免税店化に先立ち、外国人向けの「特産品コーナー」を設置 (下り線)
-
海外情報サイトへの掲載(平成27年内予定)
-
西日本SHDウェブサイトの外国語ページに記載(平成28年2月予定)
(2)銀聯(ぎんれん)国際カードによるレジ決済への対応拡大
-
岸和田SA(上下線)他8箇所にて実施済み。他エリアにも随時拡大予定
(3)店舗、施設、商品案内等の外国語表記
-
レストランやスナックコーナーの使用食材をピクトサインで表示(アレルゲン・主要食材)
4カ国語表記のピクトサイン(例)
-
岸和田SA等のスナックコーナー券売機の利用案内資料を設置
-
トイレや店舗案内を外国語とピクトサインで表示
店舗内・トイレの案内 表記例
3.インフォメーションカウンター(SA・PA67箇所)での対応強化
-
外国語版「高速道路ガイドマップ」の配布
-
西日本広域及び周辺自治体の多言語観光ガイドマップの配布
-
タブレット端末への多言語翻訳アプリの導入
(平成27年10月より阪和道 岸和田SA(上下線)にて実施中。他エリアにも随時拡大予定)
高速道路ガイドマップ(英語、中国語、韓国語)
タブレット端末での案内(イメージ)
4.SA・PA情報の発信強化
-
関西国際空港及び福岡空港最寄りのレンタカー会社で外国語版「高速道路ガイドマップ」を配布
(平成27年10月より実施中)
-
海外情報サイトへSA・PA情報を掲載 (平成27年内予定)
-
西日本SHDウェブサイトにSA・PA情報の外国語ページ(英語、中国語、韓国語)を制作 (平成28年2月予定)
5.その他の取り組み
(1)外国語電話対応ネットワークの構築
-
お客さまセンターへの外国語による電話は通訳センター(外部委託)を介して、3者間通話で24時間対応。(対応可能言語:英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語)
(2)NEXCO西日本の英語版ウェブサイトでの情報提供
-
高速道路の施設等のご案内(料金所、ETCシステム、標識、緊急時の措置方法等)
-
英語版西日本地域道路地図、ドライバーズガイド(Expressway Driver's Guide)の掲載
-
関西圏主要都市の観光情報の掲載(大阪、京都、奈良、神戸、和歌山)
-
NEXCO西日本ウェブサイトの外国語ページ(中国語、韓国語)を制作(平成28年4月予定)
福岡空港国際線レンタカー窓口で手続き中の外国人旅行客