平成27年11月27日
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
首都高速道路株式会社
阪神高速道路株式会社
本州四国連絡高速道路株式会社
東日本・中日本・西日本・首都・阪神・本州四国連絡高速道路株式会社は、平成27年4月28日に、平成23年から平成26年までの高速道路での逆走発生原因の分析と、逆走対策の推進について公表しました。
今般、平成27年1月~9月までの9か月間の逆走件数や発生状況などを分析し、平成26年度中に対策を完了した箇所での効果を検証して、新たに優先的に対策を進める箇所を取りまとめました。
今後も、引き続き関係機関と連携して逆走対策を実施するとともに、本日、国土交通省が公表した、「2020年までに高速道路での逆走事故ゼロを目指す取組み」への参画を通じて、さらなる逆走対策を推進してまいります。
ポイント
平成23~27年9月の高速道路会社管内における、交通事故または車両確保に至った逆走事案916件を分析したところ、以下のような特徴を確認しました。
(1)平成23年~平成27年9月の逆走事案(事故又は確保)の発生状況(全916件)
(参考)平成23年~平成27年(各年の1月~9月を抽出)の逆走事案(事故又は確保)の発生状況(全723件)
(2)平成23年~平成27年9月の逆走事案(事故)の発生状況(全171件)
(参考)平成23年~平成27年(各年の1月~9月を抽出)の逆走事案(事故)の発生状況(全142件)
(3)年齢構成・運転手の状態(平成23年~平成27年9月に発生した916件)
平成26年度に逆走対策を実施した33箇所においては、対策実施前の平成23年~平成26年までの4年間の逆走発生件数は81件(1年あたり約20件)でしたが、対策実施後の平成27年4月~9月の間に対策実施済み地点で発生した逆走発生件数は2件でした。
今後も引き続き対策の効果を検証していきます。
平成26年9月、平成27年4月に公表した、一般的なIC・JCT、休憩施設の分合流部における優先して対策を実施する67箇所のうち、平成27年10月までに47箇所での対策工事を完了しました。今後、67箇所に加えて、以下の27箇所を優先対策箇所として対策を実施していきます。(別表1(79KB) )
平成27年4月に公表した、高速道路出口部における優先して対策を実施する7箇所について対策を実施中です。今後、7箇所に加えて、以下の5箇所を優先対策箇所として対策を実施していきます。(別表2(47KB) )
平成27年4月に公表した、平面Y型IC交差部における優先して対策を実施する3箇所のうち、平成27年10月までに1箇所での対策工事を完了しました。今回、新たに平成23年から平成27年9月までの逆走発生回数が複数となった箇所や平成27年1~9月までに逆走が死傷事故につながった箇所はありませんでした。( 別表3(40KB) )
今後も引き続き、国土交通省や警察庁をはじめとする関係機関と連携し、高速道路での逆走対策を実施するとともに、国土交通省が本日公表した、「2020年までに高速道路での逆走事故をゼロとすることを目指す取り組み」への参画を通じて、さらなる逆走対策を推進してまいります。
(1)一般的なインターチェンジ、ジャンクション、休憩施設の分合流部
(2)高速道路出口部
※高速道路出口部での対策は、警察や一般道管理者との個別協議を踏まえ実施。
(3)平面Y型ICの平面交差部での対策
※平面Y型ICの平面交差部での対策は、警察や一般道管理者との個別協議を踏まえ実施