平成28年6月15日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本は、平成28年4月22日に新名神高速道路の建設現場で発生した橋桁落下事故を受け、建設事業の工事を一時中止し、一斉緊急安全点検を実施しましたが、点検確認後の再開工事において、5月19日に橋桁を支える仮受設備(ベント)が有料道路上に転倒し、通行止めとなる第三者被害が発生しました。前回、緊急安全点検を実施したにも関わらず、このような事故を発生させたことから、再度管内全ての建設事業の工事(114件)を一時中止し、従来の点検より実施項目を追加した更なる緊急安全点検を当社社員及び受注会社とともに実施しております。
この度、土工・トンネル等の工事(72件)につきまして、安全が確認できましたので本日より再開いたします。
再開した工事につきましては、5月20日付けで新設した安全管理担当部署(685KB) を活用し、継続的に安全管理を行い、適切に進めてまいります。
なお、橋梁上部工工事については、引き続き、更なる緊急安全点検を行うとともに、有識者委員会の議論も踏まえ、工事の再開を判断してまいります。
なお、橋梁の上部工工事は、桁などの荷重がかかる仮設備の沈下、傾き等のリスク発生の端緒となる管理基準値を定めて、記録されているか点検を行います。