ニュースリリース

西日本高速道路（株）は、4月22日に新名神有馬川橋工事で事故が発生したため、工事を一時中止したうえで有識者による技術検討委員会を設置し、事故原因とともに再発防止策や今後の工事の対応方針を審議いただきました。そして6月19日の委員会による中間とりまとめを踏まえ、受注者である（株）横河ブリッジにおいて施工計画の見直しを行い、有馬川橋の架設工法について、事故時に採用していた降下用受梁を用いた吊り下げ方式からサンドル^※方式に変更することになりました。西日本高速道路（株）では、架設工法の変更について各委員にご了承を得たうえで安全点検を実施した結果、工事の安全が確認できたことから8月5日に工事を再開します。これをもって新名神の全工事が再開されることになります。

新名神　高槻～神戸間41kmについては、平成28年度末開通を目標として事業を進めてまいりましたが、技術検討委員会の中間とりまとめに基づき見直した有馬川橋工事の施工工程や、今後も全ての工事の各段階において継続的な安全点検を実施しつつ考えられる安全対策を確実に行うことを踏まえ平成29年度末を全線開通の新たな目標とし、1日も早い開通を目指すことといたします。

なお、高槻～川西間24kmについては、直接的な事故の影響はありませんが、一部のトンネル工事において地すべりに対する安全対策などを行うために施工工程の見直しを行い、来年秋頃の部分開通を目指すことといたします。