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ニュースリリース

沖縄自動車道 福地川橋(上り線)耐震補強設計の設計不良について

平成22年12月13日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本九州支社(福岡市中央区、支社長:本間清輔)が管理する沖縄自動車道福地川橋(ふくちがわばし)(上り線)の耐震補強工事(平成22年7月竣工)において取り替えられた免震支承(めんしんししょう:橋げたと橋脚の間に設置する免震タイプの台座)の設計に不良箇所が発見されました。
なお、実際の荷重状態(常時)の発生応力度は耐荷力(材料強度)以内であり、点検・計測結果でも異常が確認されていないことから、ただちに、通常走行に影響を及ぼすものではありません。
設計不良箇所については、すみやかに修補設計(正しい設計条件での再設計)を行なうとともに、早急に手直し工事を実施します。
弊社としては、今回の事態を厳粛に受け止めて設計成果品の受け取りにあたっては、照査体制を強化するなど再発防止に努めてまいります。

1.経緯

当該工事に使用した設計図書の設計請負人より、平成22年11月10日に設計条件(死荷重)を間違えていたとの報告を受け、設計不良の内容を確認するとともに、正しい設計条件での修補設計を指示しました。
その結果、福地川橋(上り線)のP1・P2橋脚箇所において取り替えられた免震支承が許容応力度を満足していない状態であることが判明しました。

2.設計不良箇所

沖縄自動車道 福地川橋(上り線)のP1・P2橋脚の免震支承(4個)

3.設計請負契約の概要

件名
沖縄自動車道 福地川橋耐震補強設計
請負業者名
(株)構造技術センター
工期
平成19年8月11日 ~ 平成20年3月7日