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特集1:災害対応力の強化

特集1:災害対応力の強化/路線の本復旧という大きな課題に向け、NEXCO西日本グループ一丸となり取り組んでいます。

よみがえる熊本
~高速道路の復旧で復興に貢献~
2016年4月の熊本地震から1年余りが経った現在も、九州自動車道をはじめとした路線の本復旧という大きな課題に向け、NEXCO西日本グループ一丸となり取り組んでいます。
この震災を機に、改めて災害のリスクにも備えた安全性の向上の重要性を踏まえ、お客さまに安心して高速道路をご利用いただけるよう、引き続き災害への対応に取り組んでまいります。

現場では強い結束力で取り組んでいます

社員コメント熊本高速道路 事務所 所長 堂園淳一

2016年4月の熊本地震から1年余りが経過いたしました。特に損傷の大きかった九州自動車道益城熊本空港IC~嘉島JCT間の復旧工事については、今年4月28日までに概成新規ウィンドウを開きますし、震災後実施しておりました片側対面交通規制を解除し、通常の4 車線走行(上下2車線)を確保することができました。

さらに、嘉島JCT~松橋IC間での舗装路面の大きな凹凸についても、昼夜間での舗装工事等を実施し、ほぼ元の舗装路面に戻すことができました。

この工事にあたり、高速道路をご利用のお客さまには通行規制等により渋滞等も発生し、ご迷惑をおかけいたしました。また、復旧工事へのご理解、ご協力に対しお礼申し上げます。

写真:熊本高速道路事務所 所長 堂園淳一

工事期間中においては、1~2カ月ごとに通行帯の夜間切替や降雨後の路面の緊急補修工事などを並行して進めてまいりました。工事を進めていく中、渋滞も少しずつ解消し、またお客さまはじめ関係機関の皆さまからも色々なご意見、激励等の言葉をいただき、早期復旧に対する重要性と期待を感じております。

震災復旧については、今後も橋梁やのり面、舗装等の復旧工事が必要となっております。また、今回の熊本地震を踏まえてロッキング橋脚を有する橋梁の耐震補強や支承等の対策を行う必要があります。工事にあたりましては、車線規制等によりお客さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

熊本高速道路事務所社員をはじめ、NEXCO西日本グループ、工事施工業者が一丸となって、一日も早い復旧に向けて、安全に留意し、事業を進めてまいります。

全線4車線復旧までの流れ

  • 2016年 4/14 21:27

    前震発生直後 九州地区(最大152㎞)通行止

  • 4/15 22:30時点

    九州道 益城熊本空港IC~松橋IC(19・6㎞)通行止
    九州中央道 嘉島JCT~益城本線料金所(0・9㎞)通行止

  • 4/16 01:26

    本震発生直後 九州地区(最大507㎞)通行止

  • 4/26 15:00時点

    九州道 植木IC~嘉島JCT(23・3㎞)通行止
    大分道 湯布院IC~日出JCT(16・7㎞)通行止

  • 4/29 09:00

    九州道 全線開放 (対面通行区間:益城熊本空港IC~嘉島JCT)

  • 5/ 9 12:00

    大分道 全線開放 (対面通行区間:湯布院IC~日出JCTの一部)

  • 9/15 10:00

    大分道 全線4車線復旧

  • 2017年 4/28

    九州道 全線4車線復旧

地震発生から4車線復旧までの状況

写真:九州道 4車線解放後の様子九州道 4車線解放後の様子

地震発生後、九州地区で最大延長507kmが通行止めとなりましたが、その直後から早期復旧に向け、当社グループの総力を結集し、建設業界をはじめとした関係機関の協力のもと、発災から14日間で九州道の交通を確保し、同23日間で大分道の交通を確保しました。

その後も、特に損傷が大きかった区間の復旧作業を行い、9月15日には大分道全線で4車線復旧し、2017年4月28日には九州道全線で4車線復旧しました。

引き続き、高速道路やロッキング橋脚を有する跨道橋の耐震対策等を実施しています。

写真:プレスツアーの様子プレスツアーの様子

プレスツアー

今回被災した九州自動車道をはじめとした各路線は、九州の経済活動を支える重要なネットワークであり、社会的な影響が非常に大きいことから、例えばウェブサイトで復旧の進捗状況を随時お知らせし、また報道機関向けのプレスツアーを実施するなど、各種メディアを通じて積極的な情報公開に努めました。

震災に対しての継続的な取り組み

災害発生時の緊急交通路としての機能を確保します

写真:耐震補強工事を計画的に実施しています耐震補強工事を計画的に実施しています

高速道路は、地震などの自然災害の発生時に、人命救助や災害応急対策に必要な物資や資機材などを広域的に緊急輸送するための、極めて重要なインフラと位置づけられています。

当社では、災害に強い道路を目指して、橋脚に繊維シートやコンクリートを巻き立てるなど、靱性新規ウィンドウを開きます・強度を高める耐震補強を実施してきました。今後も更なる耐震補強を推進していきます。

橋梁の耐震対策を進めています

写真:府領第一橋(落橋した直後の様子)府領第一橋(落橋した直後の様子)

熊本地震では、九州自動車道の御船IC~松橋IC間の緑川PA付近に高速道路を横断して架かっていた府領第一橋の橋桁が落橋し、長時間高速道路を寸断することとなりました。

当社管内に府領第一橋と同種の橋脚であるロッキング橋脚を有する橋梁は、当社管理・自治体等管理を合わせて120橋以上あります。

こうした単独では自立できない特殊な構造である橋梁の耐震対策は、道路管理者として速やかに実施すべきであると考えています。地震で倒壊すれば、地域社会・経済に与える影響は甚大であり、そうした事態を避けるためにも、当社は自治体が管理するロッキング橋脚を有する跨道橋についても自主財源で耐震対策を実施していきます。

写真:耐震性能を確保するための補強例(2径間連続橋、両端橋台の例)

九州復興を応援

九州観光周遊ドライブパス
写真:定額料金で乗り放題となるおトクな割引プラン

~定額料金で乗り放題となるおトクな割引プラン~

「九州観光周遊ドライブパス」を実施しました

当社では熊本地震により影響を受けている九州観光を支援するため、ETC無線走行が可能な普通車及び軽自動車等(二輪車含む)を対象に当社が管理する九州の高速道路が連続する3~4日間定額で乗り放題となるおトクな「九州観光周遊ドライブパス」を2016年7月15日から12月18日に実施し、期間中21.8万件のご利用をいただきました。

利用後アンケートでは約8割のお客さまから「大変満足」「満足」とご好評をいただきました。なお、今回のご利用に対する観光消費額は約150億円(当社試算値)と見込んでいます。

震災復興への取り組み

熊本・大分の特産物で応援

~がんばろう!! 熊本・大分応援企画~ 熊本・大分物産展

当社管内のSA・PAにおいて「~がんばろう!! 熊本・大分応援企画~熊本・大分物産展」を3回開催し、熊本・大分県で生産・加工・栽培された商品を販売することで復興を応援するとともに、売上の一部約300万円を寄付しました。

熊本・大分の特産品が当たる!『西得+1スマートくじ』キャンペーン

熊本・大分の特産品などが当たるキャンペーンを4回開催しました。地元熊本県・大分県の特産品をお客さまに紹介し、美味しさを知っていただくことで、被災地への復興支援の輪を広げることを目的に実施し、当選された約2,000名の皆さまに熊本・大分の畜産品、農産物、海産物等をプレゼントさせていただきました。

北熊本SA再開

地震に伴う建物損傷により営業休止としていた北熊本SA(上下線)のレストランコーナーについては、2016年12月1日から営業を再開しました。

レストランコーナーの営業再開にあたり、熊本物産品の販売や熊本県のご当地ゆるキャラの登場、肥後あか牛をはじめとする熊本県の食材を使用したメニューの割引、天草車えび焼煎餅の割引販売といったお得なイベントを開催しました。

社外コメント NEXCO西日本

写真:九州産交リテール(株)北熊本SA(下り線)エリアマネージャー 竹田 剛 様九州産交リテール(株)
北熊本SA(下り線)
エリアマネージャー
竹田 剛

震災の経験を踏まえた営業再開を通じ、今後もサービスエリアの活性化に努めて参ります。

震災では当店のスタッフの多くが被災者となる中、売店において地震後の水などの飲料とおにぎりなどの日配品の需要を満たすために、スタッフが一丸となり商品確保に全力で取り組み、営業の早期再開に繋げることができました。

復興の取り組みとしては、レストランにおいて熊本食材を使用し、「熊本の肉」を柱としたメニューを取り入れました。

写真:熊本県産牛ローストビーフ丼
熊本県産牛ローストビーフ丼
また、北熊本SAは熊本の入り口であるため、売店では熊本土産はもちろんのこと、福岡・北部九州のお土産を取り揃えています。年3~4回当店オリジナル企画の「お客さま大感謝祭」を展開しておりますが、今後もイベントなどを通じ、地域の皆さまとの交流も踏まえ、お客さまによりサービスエリアを楽しんでいただけるよう努めていきます。