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新技術の導入・研究開発による業務の効率化

産学連携の推進

新技術の早期実用化に向け、連携を推進しています

当社の現場ニーズと大学の高度な基礎技術とをマッチングさせ、研究成果の早期実用化を図るため、大学との研究連携を推進しています。

また、大学に共同研究講座などを設け、実務に適用できる技術の開発の促進やスペシャリストの育成に取り組んでいます。

産学連携新規ウィンドウを開きますによる技術交流

図:産学連携による技術交流

新技術による点検・補修

より客観的かつ精度の高いデジタルカメラによる点検を導入しています

橋梁の点検は、近接目視を主とした方法で実施されてきましたが、それだけでは損傷の進行状況の客観的な把握が困難なうえ、点検者の熟練度により結果が変わってしまう可能性もありました。

そこで当社では2012年度から、デジタルカメラを用いた超高精細画像の撮影およびデジタル画像処理技術を用いて、コンクリート構造物の損傷状況を客観的に把握する点検手法を導入し、信頼性向上に努めています。

▼デジタルカメラによる点検

図:デジタルカメラの撮影データからひび割れを検出

デジタルカメラの撮影データからひび割れを検出

防食・防錆に有効な金属溶射を用いた補修を進めています

路面からの漏水が原因で腐食が起こりやすい鋼橋の橋桁新規ウィンドウを開きますの末端部の劣化を防止するため、「金属溶射技術」を開発し、補修に用いています。この技術は、溶融したアルミニウム・マグネシウム合金などを圧縮空気で吹き付けて金属被膜を形成するもので、防食・防錆に有効なだけでなく、橋桁の末端部のような狭い箇所でも施工が可能です。

また、このような狭小な桁橋部でも施工可能なブラストノズルの改良や、施工環境を改善するためのブラスト工法の開発も進めています。

写真:金属溶射作業の様子

金属溶射作業の様子

写真:金属溶射前

金属溶射前

写真:金属溶射後

金属溶射後

高耐久化技術の開発

「あと施工アンカーボルト」の変状を調べる非破壊検査技術の研究開発を進めています

標識等の道路附属物を固定する「あと施工アンカーボルト新規ウィンドウを開きます」の変状を、簡易に点検しかつ精度よく診断する、新たな非破壊検査新規ウィンドウを開きます技術について研究開発しています。

この技術は、電磁パルス法新規ウィンドウを開きます法を用いてアンカーボルトの固着部における劣化等の不具合や欠陥を発見するものです。点検に導入できれば、信頼性の高い維持管理の実現につながるとともに、調査から得られる情報を定量的に記録蓄積することで継続的なモニタリングが可能となります。今後、導入に向け現地での適用試験等を実施する予定です。

▼電磁パルス法の原理

図:電磁パルス法の原理

維持管理費用の低減や安全性向上に繋がる超高耐久橋梁を開発しています

塩害による構造物の劣化やコンクリート片のはく落を防止するために、三井住友建設(株)と共同で、PC鋼材や鉄筋を一切使わないプレストレスト・コンクリート新規ウィンドウを開きます構造の超高耐久橋梁「Dura-Bridge」を研究開発しています。この研究は、橋梁構造物に腐食の可能性のある材料を使用せず、錆びない新素材を採用することによって、維持管理費用を低減させ、安全性を向上させることを目的としています。

これまでの材料試験や梁の載荷実験新規ウィンドウを開きますによって十分な強度特性を有していることを確認しており、2015年度は、長崎自動車道 長崎多良見(たらみ)IC~長崎芒塚(すすきづか)ICの四車線化事業に伴う工事用道路の一部として実証橋を建設しました。

工事用道路として運用し、全体挙動をモニタリングするとともに、載荷試験を行って構造全体の安全性を確認しています。

鉄筋や一般的なPC鋼材を一切使用せず、アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)のみで補強されたコンクリート橋は、国内初となります。今回の実証試験を経て、この研究の成果を新規建設事業の橋梁構造物および大規模更新事業の床版取替等へ適用していきます。

写真:工事用道路での実証橋(長崎自動車道)

工事用道路での実証橋(長崎自動車道)