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災害に強い高速道路づくり

耐震補強

災害発生時の緊急交通路としての機能を確保します

高速道路は、地震などの自然災害の発生時に、人命救助や災害応急対策に必要な物資や資機材などを広域的に緊急輸送するための、極めて重要なインフラと位置づけられています。

当社では、災害に強い道路をめざして、橋脚に繊維シートやコンクリートを巻き立てるなど、靱性新規ウィンドウを開きます・強度を高める耐震補強を実施してきました。今後、さらなる耐震補強を推進していきます。

写真:耐震補強工事を計画的に実施しています

耐震補強工事を計画的に実施しています

集中豪雨対策

豪雨発生時に備えた災害対策を強化しています

2015年8月に、台風15号が九州本土に上陸し、強風に伴う倒木等による通行止めが発生しました。

この台風上陸に伴う事象を踏まえ、台風上陸が予想される3日前から各組織における行動計画(タイムライン)を策定し、竹林や枯損木等の事前伐採など具体的な業務を明確化しました。

近年増加傾向にある局地的大雨や集中豪雨など短時間のうちに急変する気象リスクに対し、通行止め情報などを適時に提供できる設備などの検討を開始しました。

斜面災害検知技術の研究開発

無線センサを活用した斜面災害検知技術の実用化を進めています

高速道路上で発生している地盤災害の中でも突出して多いのが、降雨による斜面の崩壊です。

そこで当社では、設置・撤去・メンテナンスが容易な無線センサで斜面の含水量や地下水位などをモニタリングするシステムの開発と、斜面の崩壊メカニズムの解明に取り組んでいます。両者の実現により、対策を実施すべき箇所の抽出、崩壊の予測や降雨による通行止め解除判断の精度向上が期待されます。

2016年度は、継続して管内7カ所で土壌水分や地表面変位を観測し、降雨や土質条件の違いが地盤の安定・不安定化に与える影響について分析を行いました。

2017年度も引続き斜面防災の高度化を推進していきます。

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高速道路リニューアルプロジェクトで活用できる盛土補強工法を開発しました

豪雨および地震に対する盛土の安定対策工として、高速道路リニューアルプロジェクトでの活用をめざし、NEXCOコンサルタンツ(株)と西日本高速道路メンテナンス九州(株)と共同で、排水効果に加え盛土補強効果を同時に得る工法として「排水機能を有するスパイラル羽根付き鋼管による盛土補強工法(SDPR工法)」を開発しました。

本工法は、排水パイプに鋼管を用い、スパイラル形状の羽根を取り付けることで、従来は別々に行っていた排水対策(水位の低下)と安定対策(すべり抵抗の増加)を同時に施工できるため、施工の省力化、工期短縮および工事費削減が期待できます。

これまで様々な地盤調査(材料試験)や実地試験により設計条件や施工条件の検討を行っており、また九州大学との共同研究において、豪雨時における地下水位について浸透流解析を実施して有効性も確認しています。今後は、盛土の大規模修繕にSDPR工法を活用して、高速道路リニューアルプロジェクトを進めていきます。

▼概要図

図:SDPR工法

写真:SDPR工法の施工状況

SDPR工法の施工状況

写真:スパイラル羽根付き鋼管

スパイラル羽根付き鋼管