新名神大津だより(NEXCO西日本 新名神大津事務所広報誌)

2020年秋号 各地区の進捗状況(令和2年12月1日現在) ほか

各地区の進捗状況(令和2年12月1日現在)

各地区の進捗状況(令和2年12月1日現在)

進捗状況

新名神(滋賀県域の新設区間)では、用地取得及び埋蔵文化財調査は完了しています。工事は、全ての工事用道路工事を施工中で、本線工事についても、三学区全てにおいて施工中です。
大津市南部の自治会で形成される大津市南部三学区新名神対策協議会においても、早期着手気運醸成があり、安全に留意し、早期開通を目指して、行政・地域の皆さまと一体となって事業を進めています。
なお、新名神高速道路(大津~城陽間)(八幡京田辺~高槻間)の6車線化が事業化されました。

進捗状況

大津JCT(仮称)についてご紹介します(令和2年12月1日)

大津JCT(仮)は既に供用している新名神高速道路に接続する分岐点であり、名神高速道路にある草津JCTから信楽ICの間において、現在建設中です。
新名神高速道路の事業が完了することにより、名神高速道路や中国自動車道などの周辺の高速道路とともに、近畿圏と中部圏を結ぶネットワークを形成し、ネットワークが強化されることで、高速道路に求められる「高速性」「定時性」「快適性」「安全性」などの機能を高めるとともに、地域の経済・住民への貢献も期待されます。

大戸川橋地図、イメージ図

大津JCT(仮)の本線橋である大戸川橋は、全長約1.3kmになる長大橋です。橋梁形式は「波型鋼板ウェブ箱桁橋」であり、最長スパン長約160m、最長橋脚高さは75mにもなります。
大戸川橋はジャンクション橋であることから、途中で分岐し、上り線からBランプへ、下り線からCランプへ接続することから全部で4橋が連なる構造になっているのが特徴です。
また、大津JCT(仮)の種類は、下記の準直結Y型となります。

JCTの種類について

ジャンクション(JCT)とは、道路と道路を接続する立体的な交差地点のことをいいます。
一般の道路では、交差点を作り、信号を設置することで道路と道路を接続させますが、高速道路の場合、車両が道路をノンストップで走行しながら交差できるよう、立体的な構造物となります。
ジャンクションを建設する際は、周辺の場所や地形、通過する車両の交通量、交差する道路の数、走行の安全性など様々な条件を勘案して最適と考えられる形にするため、それぞれ形状が異なっています。
以下に代表的なものを紹介します。

  • Y型(山口JCTなど)

    Y型と呼ばれるJCTには、直結Y型と準直結Y型の2種類があります。
    直結Y型は、接続する道路の交通量が比較的多く、交通量の差が小さい場合に採用されます。
    準直結Y型は、一方の道路の交通量が相対的に大きい場合に採用されることが多いJCTです。
  • トランペット型(吉川JCTなど)

    一般的にインターチェンジに多く採用される形式です。
    連絡道路のぐるっと回る特徴から、トランペット型と呼ばれます。
  • クローバー型(鳥栖JCTなど)

    内側に円が4つある形からクローバー型と呼ばれます。
    急峻な地形の多い日本で採用されることは珍しく、クローバー型を改良した形式が多く用いられます。
  • タービン型(久御山JCTなど)

    立体交差の数が多く、交差部分がぐるぐると円を描いた形に見えることからタービン型と呼ばれます。
    カーブの角度が一定のため、比較的走行しやすいJCTです。

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