令和2年1月29日
西日本高速道路株式会社
NEXCO西日本(大阪市北区 代表取締役社長:酒井 和広)は、管内における2019年の交通死亡事故発生状況をとりまとめました。2019年は交通死亡事故発生件数、死亡者数ともに2018年と比べ約1.4倍となっております。高速道路をご利用の皆さまにおかれましては、より一層の安全運転を心掛けていただきますようお願いいたします。
交通事故の発生状況※ NEXCO西日本まとめ
⇒上半期:19件21名(平成30年:10件10名)、下半期:26件30名(平成30年:22件25名)
⇒死亡事故発生件数、死亡者数ともに、道路公団民営化(平成17年10月)以降過去最少となった昨年から約1.4倍となり、3年前のH28年並みの水準。
⇒高速道路上で「停止車両」や「人」へ衝突する“まさか!の事故”が後を絶ちません。
⇒万が一事故・故障に遭われた場合は、まず「後続車に合図」のうえ、速やかに「安全な場所へ避難」していただき、110番や道路緊急ダイヤル(#9910)、非常電話などで「通報」をお願いします。
《“まさか!の事故”とは》
通常、高速道路の本線上に人が立っていたり、車両が止まっていたりすることはありませんが、事故や故障等によりこういった事態が発生していることがあります。まさか!の状況にも対応できるよう、常に前方に注意しながら走行いただくと共に、道路情報板等から前方で発生している異常事態の把握にご協力くださいますようお願いいたします。
高速道路での事故や故障等で車を止めたところに後続車が衝突する事故や、車外に出ていた運転手や同乗者が後続車にはねられる事故が後を絶ちません。万が一事故・故障に遭われた際は、まず「後続車に合図」のうえ、速やかに「安全な場所へ避難」していただき、110番・非常電話・道路緊急ダイヤル(#9910)などで「通報」をお願いします。
高速道路は、時速100km近い車が行き交っている空間です。事故・故障などの緊急事態が発生した場合の避難等措置の適否が生死を分けることもあります。
事故や故障等でやむを得ず高速道路上で止まった場合
ハザードランプ・発炎筒・停止表示器材等で後続車に対する注意喚起を行ってください。移動する際はガードレールの外側や中央分離帯に沿って後方へ移動し、足元にも十分注意してください。
事故・故障車付近の本線車道や路側帯を歩き回ると大変危険です。
高速道路は一般道とは違います!同じ感覚での行動は絶対におやめください。
車内や車の前後での待機は大変危険です。運転手も同乗者も全員、自車より後方のガードレールの外側など安全な場所へすみやかに避難してください。
110番または非常電話、もしくは道路緊急ダイヤル(#9910)により、事故や故障の状況を通報してください。
高速道路走行中に停止車両を発見した場合
高速道路上に停まっている車の付近を通過する際には、人が路上にいる可能性や止まっている車両の陰から人が飛び出して来る可能性があります。必ず、速度を落として注意して走行してください。また通過時に危険を感じた場合は、最寄りの休憩施設等から110番・非常電話・道路緊急ダイヤル(#9910)などで通報のご協力をお願いします。
対停止車両・対人事故の防止に向けて、鋭意、対策強化に取り組んでいきます。
《参考》交通死亡事故撲滅強化月間(昨年8月)の主な取り組み内容