令和4年12月1日
ナブテスコ株式会社
西日本高速道路株式会社
ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木村和正、以下「ナブテスコ」)および西日本高速道路株式会社(大阪市北区、代表取締役社長:前川 秀和、以下「NEXCO西日本」)は、E1A 新名神高速道路 宝塚北サービスエリア(以下「宝塚北SA」)の店舗施設において、2022年12月1日から自動ドアを活用した広告媒体を試行導入し、実証実験を開始することをお知らせいたします。
ナブテスコの住環境カンパニーでは、デジタルサイネージ付き自動ドアを新規に開発し、自動ドアと一体型のデジタルサイネージに広告を表示することで広告収入を獲得する新規事業を立ち上げます。事業立ち上げに伴い、NEXCO西日本のサービスエリアを利用し実証機の設置、コンテンツ配信環境の構築を行い、両社共同で広告媒体としての有効性を検証していきます。
デジタルサイネージ付き自動ドア(イメージ図)
今回、新たに開発した自動ドアは、固定部分のガラスをデジタルサイネージとして活用し、映像を配信するものです。建物の入り口に設置される自動ドアにデジタルサイネージを組み合わせることにより、通行人や来店客からの視認性が高く、鮮度の高い情報コンテンツを配信します。当自動ドアを設置する施設オーナーにとっては、広告効果による購買促進のみならず情報配信による顧客満足度向上にも貢献することが期待されています。
(導入例)
兵庫県宝塚市玉瀬字奥之焼1-125
ナブテスコは、事業立上げに向け、NEXCO西日本「宝塚北サービスエリア」での実証実験(2022年12月~2023年3月)の他、「ドコモショップ丸の内店」を含むその他の企業の店舗でも実証実験を行い、効果検証やノウハウ蓄積をはかります。
今後、広告代理店やナブテスコグループの国内自動ドア販売会社との連携により広告の企画・販売機能を整備するとともに、独自の自動ドアセンサーを活用した通行人のデータ解析によるレポーティング機能等の拡充により、施設オーナーや消費者にとって付加価値の高い広告媒体としてのビジネスモデルの実現を追求してまいります。
また、NEXCO西日本は、サービスエリアでの顧客体験価値の向上を重点施策の一つとして掲げており、ご利用されるお客さまの多様な来訪目的に着目した新たなサービスや店舗づくりを推進しています。今回の試行導入もその一環であり、実証実験の結果をふまえ、サービスエリアを利用するお客さまのニーズを把握し、今後の店舗施設のガラス面等を活用した店舗外への情報提供に活かしてまいります。また、店舗施設における広告設置による収益化の効果検証を併せて行ってまいります。
2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。中大型産業用ロボットの関節用途向けの精密減速機では世界市場シェア60%、建物用自動ドアでは国内市場で約55%のシェアを有する。建物用自動ドアのブランドは「NABCO」、海外では「GILGEN」も展開するほか、駅での乗降客の安全を確保するためのプラットホームドア事業も展開している。
上記WEBサイトをご参照ください。